アンチェルのドヴォルジャーク、交響曲第8番
1月最後の日曜日は良く晴れて暖かな1日。
ポコは散歩の途中でまたゴミを咥えてきた。
叱られると思ったのか、そのまま小屋に入り込み餌をやっても放さない。
この土日はレンジフード交換の工事やお寺の役員会その他。
今日はカレル・アンチェルの指揮でドヴォルジャークの交響曲第8番を聴いていた。
1970年のコンセルトヘボウ管とのライヴ。
TAHRAが出していたアンチェルエディションのCD2枚組。
ステレオ録音だ。
1968年に亡命しチェコを離れたアンチェルが降ったドヴォルジャーク。
感傷を排し硬質で近寄りがたいまでの厳しさの感じられる演奏だった。
アンチェルの芸風はスパッと割り切った直截な表現が特徴であるように思う。
とはいえチェコフィルとの演奏の時には、厳しさの中にローカルな独特の艶と潤いが感じられたのだが、この演奏にはアンチェルの厳しい一面がストレートに出ているようだ。
コンセルトヘボウ管の音は、響き豊かなホールの影響でふくよかなイメージがあったものだが、この演奏はずいぶんと筋肉質の演奏になっていた。
ドヴォルジャークの交響曲第8番は、ブラームスの影響を強く受けさまざまなアイディアをぎっしり盛り込んだ第7番や、洗練された作曲技法で聴かせる「新世界より」に比べると幾分お気軽に作曲したような趣。

沼響のHPの聴き比べコラム「ブラームスの1番を聴く」に、アーベントロート指揮ベルリンフィルの1941年のスタジオ録音の感想をアップしました。

Youtubeはカラヤン&ベルリンフィルのドヴォルジャークの交響曲第8番、1973年来日時のリハーサル
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