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2016年1月18日 (月)

ロスバウトのカレリア組曲

久しぶりの雨はいきなりの大雪警報。

気温も下がり東京は降雪、こちら沼津は冷たい雨。


朝出がけに寒がりのポコのために小屋の風の通り道を塞いでおいた。


今日は何かが起こる予感があり、出勤してしばらくすると若手の女性職員が深刻な顔で自席に来た。


具合でも悪いのかと思ったら、結婚することになり退職したいという。



聞けば玉の輿。フィアンセの仕事が遠方なので退職になるという。


彼女は明るく優秀な職員。

この時期の退職では補充もなく空いた穴は大きいな・・・

はなむけの言葉をかけながら心の中で泣き笑い。


その後奥歯の詰め物が取れてしまい、早退してかかりつけの歯医者へ寄りながら帰宅。





帰宅後今オケで練習している「カレリア」組曲を聴いていた。


カラヤン指揮ベルリンフィルの70年代EMIへの演奏から聴いてみた。
手持ちは国内盤CD.

Sdsc05147

この時期のEMI録音はSQ4チャンネル録音が多く再生が難しい。

このCDの音も巨大に水膨れして芯のない異様な音。

カラヤンの演奏は、ゴージャス過ぎるオケの響きがまるでワーグナーでも聴いているかのよう。
シベリウスとしてはあまりにも異質な勘違い演奏だと思う。




同じベルリンフィルを振ったハンス・ロスバウト指揮の演奏も聴いてみた。




ドイツグラモフォンへの録音で手持ちはオリジナルスのCDと国内初出の10吋盤。


1957年のモノラル録音だが音は良い。

726


・交響詩『フィンランディア』 op.26


・悲しきワルツ op.44-1


・トゥオネラの白鳥 op.22-2


・祝祭 op.25-3(組曲『歴史的情景』から)


・『カレリア』組曲 op.11


・交響詩『タピオラ』 op.112


 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・ロスバウト(指揮)

 録音時期:1954年11月、1957年3月
 録音場所:ベルリン

先日逝ったピエール・ブーレーズは、バーデンバーデンでロスバウトの代役として指揮デビューするなどロスバウトから大きな影響を受けている。

ロスバウトもブーレーズの主要な曲を初演している。


このCDには1954年録音の「フィンランディア」「悲しきワルツ」「祝祭風舞曲」
と1957年録音の「タピオラ」も収録。

1957年といえばフルトヴェングラーの影響が色濃く残る時代だが、カラヤンの演奏と同じベルリンフィルとは思えないほど引き締まって透明な響きのシベリウス。


「間奏曲」最後のホルンセクションのハイトーンを含んだ和音の響きなど完璧だ。


P1010586

ゆっくり演奏される「行進曲風に」では過度に軽薄にならず深い音楽として鳴り響いているのも驚異的。


清楚にして悲壮感漂う「悲しきワルツ」や、厳しい緊張感に満ちた「タピオラ」も驚きの名演だった。



ロスバウトは現代音楽演奏の旗手として著名な指揮者で、シベリウスは意外なレパートリーだが、この録音当時シベリウスは存命だった。



Youtubeはサージェント指揮ウィーンフィルの「カレリア」組曲

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