モントゥ、ボストンイヤーズ
立春も過ぎ日も少しずつ伸びてきた。
ここ数年自分の睡眠時間は6時間前後。眠りが浅い日もあり深い日もあり。
先日家内が、子供が幼いころに使っていたベビー用の湯たんぽを捨てようとしていた。
「ちょっと待って、俺が使うよ」と、ためしに使ってみたらこれが頗る調子が良い。
眠りが深くなって朝も爽快。
先日東京に行ったついでに御茶ノ水ディスクユニオンを覗いてみた。
最近音盤購入のペースはかなりダウンしてこの店の訪問は2年ぶり。
店内は以前とさほど変わらず、LPはほぼ外盤に特化していてお楽しみの国内廉価盤が中心だった格安コーナーは完全消滅。
時間がないので1時間ほどざっと回ってLPとCD合わせて20点ほど。
LPではハーグフィルの自主制作LPから、ハンス・フォンク指揮のブルックナーの交響曲第4番、第6番2枚組。1985年のライヴ。
そしてナディア・ブーランジェやイーヴ・ナットに師事したフランスのピアニスト、クロード・カーンのピアノによるラヴェルの2つのピアノ協奏曲、仏のEPIDAUREのLP.
カーンの名はほとんど知られていないが、その名を冠した国際ピアノコンクールもあるほどの実力者。
http://blog.livedoor.jp/rinmusic/archives/23329240.html
ロンの演奏でも良い伴奏を付けていた名匠ツィピーヌとの共演が嬉しい。
同じツィピーヌの伴奏でフェブリエの弾くラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲とドビュッシーの幻想曲とのカップリング。こちらはCDで既に所蔵済。
ガルデルリ指揮ハンガリー放送管による「ローマの松」、フンガトロン盤。
ガルデルリの「ローマの松」はロンドン響との録音があり、15年ほど前、沼響の聴き比べコラム「ローマの松を聴く」に感想を書いていた。
http://www.numakyo.org/c_pini/index.html
他の録音があるとは知らなかった。
しかもカップリングは、鬼才シルヴェストリがハンガリー国立管を振ったファリアの「恋は魔術師」全曲。しかも合唱付きとなっている。
マルケヴィッチの「モンテカルロのディアギレフ」ヴァレーズ・サラバンド盤。
ミヨーやオーリック、サティのディアギレフに関係する作品を集めていて、これは何度か見かけていた。CDでは「マルケヴィッチ・コンサートホールBOX」に含まれているもの。
もう一枚はノエル・リーの弾くドビュッシー。
2つのピアノ曲全集があるドビュッシーから「小組曲」など落穂ひろい的な4手のための作品を集めたヴァロア盤。
ほかにLPではハンス・フォン・ベンダ指揮ベルリンフィルのドヴォルジャークの弦楽セレナーデ。
こちらはテレフンケンへのSP音源をキャピトルが復刻したもの。
カップリングはメンゲルベルク指揮のチャイコフスキーの弦楽セレナーデ。
CDではフランス国立管の80周年を記念した自主制作CD8枚組。
アンゲルブレシュト、デゾルミエール、ロザンタール、パレーなどのフランスの巨匠をはじめシューリヒト、チェリビダッケ、バーンスタイン、マゼール、小沢、アバド、ムーティなどの初出音源目白押し。
もうひとつはWest Hill Radio Archive から出ていた「モントゥー&ボストン交響楽団
1958-1959年コンサート・ライヴ」CD11枚組。
これは高価だったので、手ごろな価格の中古CDが出るのを気長に待っていたもの。
この中の一部は非正規CDなどで入手していたものの正規音源でまとまったものを聴いてみたかった。
残りは遅々として進まない沼響の「聴き比べ」コラムアップ用の音源。
ブラームスの交響曲第1番を、プラハの春でのライヴでバルビローリの指揮。
交響曲第2番ではバルビローリ指揮ベルリンフィルと、ケルテス指揮ロンドン響のライヴなど。
以前に比べ購入の平均単価は上がったが内容としての割高感はない。
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コメント
ご無沙汰しています。盤漁り(失礼)、相変わらずですね(笑い)。貴兄が大学生協で一心不乱に廉価版の図を思い出しました。
ところで7日のブログ、久闊を叙した様子。いい感じです。学生時代、増殖、食品の連中とはよく飲みましたが、化学の人たちとは縁がなかったな。スマートな人が多かったからかな(笑い)。私は、今も口座の仲間とは行き来があります。古い友人はいいものです。
投稿: 武田晴美 | 2016年2月 9日 (火) 05時06分
音盤漁りはもう業のようなもので、これは一生収まりそうにもありません。(笑)
会った瞬間、数十年の時の流れが逆流したような・・・・。
学生時代の友人は良いものですね。
お互い老けてもあの時のままの時間を過ごせました。
そのうち貴君とも会いたいね。
投稿: 山本晴望 | 2016年2月 9日 (火) 23時15分