« バイロンの詩による音楽、二編 | トップページ | 本日の練習、下田先生の指導 »

2016年2月16日 (火)

コンドラシン、アンコール・セレクション

本日快晴、気温は低いが風がないので体感温度はさほど低くない。

先週、重力波の観測が歴史的な快挙だと大きく報道されていた。

あまりにも日常生活からかけ離れていて何が凄いのかイメージが湧きにくかったのだろう。

今週に入ってからほとんど報道されなくなってしまった。


今日はロシアの名指揮者、キリル・コンドラシンの来日公演ライヴから。


「コンドラシン・アンコールセレクション」を聴く。



Altusから出ているCDで、アンコールで演奏された曲ばかりを集めたもの。


1967年4月、東京文化会館でステレオ収録。

035

・芥川也寸志:弦楽トリプティーク~プレスト


・ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ~ロシア舞曲


・マーラー:交響曲第3番~メヌエット


・プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋~スケルツォ、行進曲


・ワーグナー:ローエングリン~第3幕前奏曲


・ドビュッシー:夜想曲~祭り


・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲


・ラヴェル:ラ・ヴァルス



コンドラシンはモスクワフィルを育て上げ多くの録音を残したが、このコンビでの来日はこの1967年の1回きりだった。

その時の公演一覧を見ると、ほとんどチャイコフスキーを中心としたロシアものばかり。

時代の要求として仕方がなかったことだろうが、この中に唯一マーラーの交響曲第9番の公演がある。

これが本邦初演で録音も同じAltusから出ている。

ロシアメロディア時代のコンドラシンの録音は、ショスタコーヴィッチの交響曲全集といった有名な録音もあるけれど、マーラーはこの時代の指揮者としては多くの録音があり、 他にブラームスなど、非ロシア系の作曲家たちの録音も少なくなかった。


このアンコールコレクションは意外とロシアものは少ない。


マーラーの交響曲第3番からメヌエットなどの、とてもアンコールでやるとは考えられない曲も入っていて、他にドビュッシーやラヴェル、芥川など。



いずれも力任せでなく繊細でいて緻密な名演揃い。



コンドラシンの芸風の懐の深さを思うアルバム。



「ラ・ヴァルス」の鮮やかな演奏を聴くと、この頃のモスクワフィルはモスクワ放送響や国立ソビエト響に比べても遜色のない実力を備えているのがわかる。


ソビエト崩壊後ロシアのオケの名称はかなり混乱してしまったが、チャイコフスキー国際コンクールの伴奏を付けているモスクワフィルは、往年の栄光は消え失せ見る影もないほどヒドイオケになっていた。



これはコンドラシンが率いていたモスクワフィルと同じオケだったのだろうか?




そしてコンドラシンでもう一枚。



ラフマニノフのシンフォニックダンスを聴く。


1010511

メロディア原盤の英EMI盤LPでオケはこちらもモスクワフィルの1963年録音。


最初のアレグロからしてドスの効いた骨太の音が聞き手に迫るド迫力。

コントラファゴットのブリブリと鳴る低音も凄まじい豪快な演奏だ。



Youtubeはラフマニノフの「シンフォニックダンス」、ラトルの指揮

|

« バイロンの詩による音楽、二編 | トップページ | 本日の練習、下田先生の指導 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

FACEBOOK
はやらないのですか?

投稿: prmaki | 2016年2月17日 (水) 18時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« バイロンの詩による音楽、二編 | トップページ | 本日の練習、下田先生の指導 »