リー&リンガイセンのドビュッシー
晴れて暖かな1日、最高気温は20度を超えて冬はすっかり遠のいた気配。
今の部門長と異動先部署の管理職は退職、結局自分は現部門在籍2年にして最古参となってしまった。
緊急の課題が多く、自分はしばらく現部署と新しい部署との両方の面倒を見ることになりそうだ。
今日はかなりの時間をかけて退職する部門長と、組織内部の問題と今後の目指すべき方向についての雑談を交えての話し合い。
部門長は、サラリーマン生活の半分以上を現組織で過ごしただけに生き字引的な存在の頼れる上司だった。
ノエル・リーとリンガイセンの弾く4手のためのドビュッシー、ピアノ曲集を聴いた。
仏ヴァロアのLP。
・白と黒で
・リンダラハ
・牧神の午後への前奏曲
・小組曲
ピアノ:ノエル・リー、ベルナール・リンガイセン

ノエル・リーの最初のドビュッシーピアノ曲全集はディスク大賞を受けているし、ラヴェルのピアノ曲集も非常によかった。

リンガイセンもプーランクのピアノ曲全集があったりするので期待して聴いたものの、このディスクの演奏はあまり良くない。
2人ともどちらかといえば技巧派のクール系のピアニストで、音はしっかりと鳴っている明晰な演奏であるものの、音楽の流れに堅苦しさが感じられ音も無表情な冷たさが前面に出ていた。
自分の今の精神状態がこの種の音楽を受け付けないのだろうか。
車中で聴いていたアンドレ・ギャニオンのピアノの方がすんなりと入ってくる。
Youtubeはアンドレ・ギャニオン
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