ゲルヴィッヒのリュート音楽
晴れて春めいた爽やかな朝。昨日来の雨は山間部では雪だったようだ。
富士山の前に聳える愛鷹山の頂は白く染っていた。
昨日内示があり突然の異動を告げられた。このところ異動のサイクルが短くなってきた。
異動先は同じ部門の他部署なので仕事内容は変われどメンバーは全て旧知の仲。
今日は先日購入したワルター・ゲルヴィッヒのリュートを聴いていた。
ゲルヴィッヒはもう30年以上前の学生時代に購入したバッハの演奏が忘れられない。
日本コロンビアのLPだった。
今でもよい音で鳴っている。http://
このティチクのLPも1962年頃の録音。
穏やかで哀愁を帯びたしっとりとした響きに心洗われる1枚。
ルネサンス期の典雅な曲の数々は、バッハよりもよりリュートにふさわしいかもしれない。
A面最初の作者不詳の曲が、いきなりレスピーキの「リュートのための古風な舞曲とアリア第3番」の有名なシチリアーナの旋律で始まったのには驚いた。
同じく作者不詳の曲で同曲の組曲第2番で使用された曲も出てくる。
イザークの有名曲「インスブルックよさようなら」の編曲版でB面最後が終わるのも心憎い選曲だ。
レスピーギもイザークの曲の両曲とも、このアルバムが録音された1960年代初めには今ほど人口に膾炙されていなかった。
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