グッドマン&マルティノンのウェーバー
3月に入った。ここ数日は寒い日々。
晴れた青空を見上げたらくしゃみ三連発。
いよいよ花粉症も本格的だ。
今日は夕方から組織幹部を集めての会議。
自分からの提案事項が4件。
いずれも組織の今後に大きな影響を与える内容なだけに喧々諤々。
なかなかこちらのペースに持ち込めず辛うじての3勝1敗。
帰宅後はウェーバーの二つのクラリネット協奏曲をジャズ界の大御所ベニー・グッドマンの演奏で。
マルティノン指揮のシカゴ響の伴奏による国内盤LP。
昨年、リサイクルショップの100円均一ジャンクコーナーから救出したもの。
グッドマンのクラシック分野の演奏では70年代にRCA廉価盤シリーズで出ていたミュンシュ指揮のモーツァルトの協奏曲と五重奏曲が有名だった。
ウェーバーの録音があることは現物を見つけるまで知らなかった。
CDでは国内外で何度も出ているらしい。
明るく芯の強い音色と変幻自在にして柔軟なフレージング。
ウェーバーの曲は、演奏によってはすきま風の吹くようなスカスカとした印象を受けることもあるが、聴かせ上手なグッドマンとマルティノンのコンビはこの曲を面白く聴かせる点で最右翼の演奏ではなかろうか。
そもそもマルティノンは何をやってもある一定の水準を保っていたが、特にシカゴ響時代のルーセルの豪快にして緻密な演奏などは、後のフランス国立放送管の再録音よりも良いと思う。
シカゴ響時代のマルティノンは本人にとっては不本意なものであったようだが、残された録音を聴く限りは駄作というものがなかった。
Youtubeはマルティノン指揮のドビュッシー、「子供の領分」
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