ボベスコの1965年ライヴ
早朝透き通るようなウグイスの声で目が覚めた。
寝室すぐ外の梅ノ木に停まっているらしい。
本日の最高気温は24度、5月中旬の気温だ。
通勤途中の富士山から市街地にかけて深い霧がかかっていた。
午前中に昨年春退職した会社の先輩がオフィスに訪れた。
この方は現在、社内の別部署で仕事をしている。
チェロの名手でもあり県内の老舗アマオケの首席奏者。
沼響にも時々エキストラで参加いただいていた。
ちょっと近くに寄ったので、ということでしばらく四方山話。
同じオケでヴァイオリン弾く奥様も今年退職とのことで、最近聴いたバレンボイムの来日公演の感想や、来年皆既日食をアメリカまで見に行く話など・・・・
仕事の合間にコンサートや旅行を楽しんでいる様子。
いいなあ・・・・
今日は女流ヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコのヴァイオリンと、彼女率いる室内合奏団で、ビバルディ、マルチェルロ、ルクレールの作品を聴く。
手持ちは独グラモフォンの廉価レーベル、ヘルオドールのLP。
オリジナルLPは非常に高価。
・三重協奏曲 :ビバルディ
・シンフォニア :ビバルディ
・オーボエ協奏曲 :ルクレール
・序奏・アリアとプレスト :マルチェッロ
ローラ・ボベスコ(vn)
ソリスト・ド・ブリュッセルEns.
ハインツ・ホリガー(ob)
幾分古風でロマンティックな中に力強さも感じられる名演。
教会の中で聴くような、しっとりと落ち着いた雰囲気が自然な感覚で伝わってくる。
1965年のライヴ録音だがオリジナルはモノラル。
このヘリオドールのLPはステレオ化されているが、残響を加えているのみなので、
不自然さは感じられない。
聴衆のざわめきも拍手もリアルな音だ。
Youtubeはボベスコの弾くヘンデル
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