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2016年4月に作成された記事

2016年4月30日 (土)

沼響、春の合宿第1日め

連休前半の大きなイベントは沼響の合宿。

例年は4月中旬の土日だが、今年は4月最終の金曜土曜の二日間。

場所はいつもの天城白雲楼。


今回は「田園」が降り番なので金曜夜の合奏から参加。

4時過ぎに家を出て白雲楼までの所要時間は1時間余り。

連休初日とはいえ道は空いていて順調に進む。

道中の音楽はベルティーニ指揮のマーラーの交響曲第4番。

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途中修善寺のトンネルを過ぎたあたりでにわか雨。
天城は年間を通じて雨の多いところ。

やがて川に架かる白雲楼の特徴的な赤い橋が見えてきた。

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この橋を見るたびに地震で橋が落ちたらみんな孤立だな・・・などと考えてしまう。

橋の手前に数件の民家がありその中の1件が現職場の部下の家。
彼は毎日片道2時間近くをかけて通勤している。

彼のランクルが家の前に止まっていた。

合宿所に着くと、玄関ロビーには白雲楼のご主人が弾いていたチェロが飾られている。

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ご主人は数年前に急逝。今は息子さんが跡を継いでいる。

未だ昭和の趣を残す白雲楼だが、だいぶリニューアルしてきれいになった。

夕食の時間まで降り番のホルン仲間とライヒャのトリオなどを吹いて遊んでいると、練習日程の変更が有り合奏は8時15分からになった。

それまで弦、管楽器に分かれて分奏とするらしい。
先生は弦を中心に見るらしい。

2日目も分奏のみなので今回の合宿は、全体合奏が初日夜の1時間半のみ。
しかもシベリウスとリストだけだという。

それだけ今年は出来上がりが遅いということだろうか。

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ホルンパートは「カレリア」組曲のゲシュトップ合奏が最大の難所なので、管楽器分奏から外れてホルンのみのパート練習とした。


ゲシュトップは何度やっても音程が合わないが、音の終わりのタイミングは何度か吹いているうちに合うようになってきた。

そして貴重な合奏の時間。

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分奏の成果だろうか、弦楽器が鳴るようになってきた。


皆に合奏する楽しさが感じられて、それがリズミックなシベリウスの曲の相乗効果で、しだいに雰囲気が良くなってきた。


合奏の1時間半はあっというまに終わってしまい2曲目のリストの練習はあまり記憶に残っていない。

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ボケが始まったかな。


そしていつもの白雲楼のぬるめの温泉に浸かり、お楽しみの宴会へ突入。

風呂で一緒になったヴァイオリンパートの仲間と温泉に浸かりながらしばし雑談。

宴会場で彼と近くの席になったので、いろいろと話をしていると、彼はここで転勤となり沼響の演奏会は今回で最後だという。

驚いたと同時に、彼と話をしたのは今日が初めてだったことも思い出した。

沼響の団員は60名弱。
創立からのメンバーで今残るのは自分を含めて3名。 

メンバーの出入りは多く、一度も話さずに終わってしまうどころか名前を憶えないうち に去っていく団員もいる・・・・・・

そんな状況なので演奏会のメンバーは毎回変わる。

今回このメンバーで演奏するのはこの回のみの、一期一会の演奏会であることをあらためて思う。

長くなりましたので合宿2日めの模様は明日。

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2016年4月29日 (金)

これから合宿、ボールトの「田園」

GW初日は昨晩の雨は上がり、湿度は高いが良い天気。
今年は1日挟んで2つの三連休。

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朝、ポコの散歩から帰ると車庫の天井に二羽のツバメ。

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家内が毎月29日のみの限定発売の田子の月の大福「お福分け」を買ってきた。
粒餡の入ったしっかりとした味わい。

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前の部署の女性社員が寿退社することになり昨晩は送別会だった。

場所は市内の「チュチュルリエ」 集まったのは20名ほど。


自分の娘と年はほとんど変わらぬ彼女は、クレバーで明るい頑張り屋だった。


末永くお幸せに・・・・・・


1次会の後、組織ナンバー2を含む数人と2次会へ。
連休前ということもあり久々に帰宅は午前1時過ぎ。

今日はこれから沼響の合宿が有り今回は夜から参加。

出かける前にボールト指揮フィルハーモニックプロムナード管による「田園」を聴いていた。

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米ヴァンガードのベートーヴェンの交響曲演奏を集めた箱ものLP.
1957年頃の録音。

「田園」は今回の定演のメイン曲だが自分は降り番。

薄い響きなのはオケが小編成なのだろうか。
きっちり端正なボールトのベートーヴェン。


かつてあまり評判にならなかったボールトのベートーヴェンだが、今にして思えば、時代を先取りしていたようなスタイル。


  Youtubeはボールト指揮のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、ソロはオイストラフ

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2016年4月27日 (水)

準・メルクルのソビュッシー「映像」そのほか

曇り夜から雨。

夕方仕事場に10年ほど前にリタイアした大先輩が来訪。
地元の郷土史関係の会の会長をしていて悠々自適のご様子。
先輩からは「痩せたな」と言われた。

最近バカ食いや間食することがなくなり、多少体重が減ってきたものの未だメタボ腹は変わらず。

帰宅後準メルクル指揮リヨン管によるドビュッシーを聴いていた。

第3巻、「映像」その他

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・管弦楽のための映像(ジーグ/イベリア/春のロンド)

・ピアノのために~第2番『サラバンド』(ラヴェルによる管弦楽編曲版)

・ダンス(スティリー風タランテラ)(ラヴェルによる管弦楽編曲版)

・スコットランド行進曲(管弦楽編曲版)

・レントよりも遅く(管弦楽編曲版)  

フランス国立リヨン管弦楽団  
準・メルクル(指揮)


 録音時期:2008年1月  
   録音場所:リヨン、オーディトリアム  


リヨン管はボドが指揮していた時はフランスのローカル色濃いほっこりとした音色が印象に残っている。

メルクルの代になって水準は上がったが、ローカルな個性はだいぶ薄れた。


軽く薄い響きのスポーツドリンクのような味わいの音楽がひたすら鳴っている。

ミュンシュやアンセルメの濃淡のはっきりした演奏に比べるとうまいとは思うが、 「映像」のような曲にはもう少しアクの強さが欲しい。

この中ではピアノ曲のオケ編曲版が優れた演奏で、特に「レントよりも遅く」がテンポの変化の妙で面白く聴くことができた。


Youtubeはドビュッシーの「サラバンド」ラヴェル編のオーケストラ版

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2016年4月26日 (火)

カラヤン、1976年のエロイカ

ツバメが蒼い空を飛びまわっていて早くも初夏の趣。

一週間ほど前には昨年までの古い巣の縁に、ツバメが停まって私の方を見ていた。

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毎年5月初めに我が家の車庫の天井にツバメが帰ってくる。
今年もいよいよツバメの季節。

この時期は糞害で車庫内に車を置けなってしまう。

本日帰宅後はカラヤン指揮ベルリンフィルの「英雄」を聴いていた。
1976年録音の交響曲全集からの1枚。

ちょうどこの頃がカラヤン&ベルリンフィルの絶頂期だったと思う。


70年代後半、一方の雄バーンスタインが活動の本拠をヨーロッパへ移し、中堅どころではアバド、マゼール、小沢、メータが精力的に活動。 ベームやボールトら19世紀生れの巨匠たちも元気で、カルロス・クライバーの鮮烈な「運命」が発売されたのもこの時期だった。


今から思えば、この頃が世界のクラシック指揮界のひとつのピークだったような気がする。


この全集が発売された時には、10数年ぶり2度目のカラヤンのベートーヴェン交響曲全集ということでひとつの事件のような扱いだった。

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当時貧乏学生の自分にはレギュラー価格の全集などとても手が出なかったが、その頃札幌にあった名曲喫茶「クレモナ」でこの演奏を聴くことができた。

イエスキリスト教会で録音された、力強く艶のあるグラモフォン特有の黒光りするような響きに慣れていた自分には、このフィルハーモニーホールで録音された音は芯のない、ふやけたような音に聞こえたことを覚えている。

第一印象が悪かったので、この全集録音を熱心に聴くこともなかった。


この全集の今の手持ちは、国内盤や外盤のCDやLPで混在している。
いろいろと聴いてみて独逸盤LPの音が1番良いと思う。

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今日聴いたのは再発された独逸盤のLPで、最近ハードオフのジャンクコーナーから108円で購入したもの。


あまり期待せずに聴いてみたら、スペンドールのスピーカーが凄い音で鳴り響いた。


ドラマティックにしてベルリンフィルのうねるような重心の低いぶ厚い音とオケの気合の入りが実在の響きとして迫ってくる。


この時期のベルリンフィルはオーケストラの技術としては極限の域まで到達していた。

これほどの演奏とは思わなかった。

Youtubeはカラヤンのエロイカ

続きを読む "カラヤン、1976年のエロイカ"

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2016年4月25日 (月)

ミュンシュのブランデンブルク協奏曲

本日快晴、早くも4月最終の週。

今日は夕方に大きな会議が二つ。

連休前に解決せねばならぬ課題もあり、かなりタイトな週となりそうな予感。


往復の車中で聴いたのはミュンシュ指揮ボストン響によるブランデンブルク協奏曲全曲。
通勤はちょうど往復で全曲を聴き終わる距離。


一昔前の古いスタイルで第5番のみピアノを使用。
他の曲にはチェンバロによる通奏低音が入っている。


ソリストはその頃のボストン響の首席奏者たちで、ピアノは作曲家でもあったルーカス・フォスが弾いている。

1957年夏のタングルウッドでの録音。


タングルウッド音楽祭でのコンサートの後にでも録音されたのだろう。


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1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046

2.ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047

3.ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048

4.ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049

5.ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050

6.ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV.1051

7.ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041


ジェームズ・スタリアーノ、ハリー・シャピロ(ホルン)(1)

ラルフ・ゴンバーグ(オーボエ)(1,2)  

リチャード・バージン(ヴァイオリン)(1,2,4,5)  

ロジャー・ヴォワザン(トランペット)(2)  

ドゥリオ・アントニー・ドワイヤー(フルート)(2,4,5)  

ジェームズ・バッポートサキス(フルート)(4)  

ルーカス・フォス(ピアノ)(5)  

ハイメ・ラレード(ヴァイオリン)(7)  

ボストン交響楽団  
シャルル・ミュンシュ(指揮)  

録音時期:1957年7月8,9日(1-6)、1960年12月24,25日(7)  
録音場所:タングルウッド(1-6)、
       ボストン、シンフォニー・ホール(7)


ミュンシュは若い頃、バッハゆかりの地ライプツィヒの名門オケ、ゲヴァントハウス管のコンマスだった。


厚い響きの大編成オケの古いスタイルだが、ミュンシュとしてはさほどテンポの揺れはない。

第5番のみピアノを使用したのは、タングルウッドの野外ステージではチェンバロがソリスティックに活躍する曲には音量不足だったからだろう。などと勝手な想像。


全曲を通して聴くと一番地味な第6番の渋く淡々とした味わいが印象に残った。

第5番のフォスの雄弁なピアノソロも聴きもの。

第3番の第2楽章は譜面通りの和音を伸ばすのみだった。


ブランデンブルク協奏曲のほかにおまけとしてラレードのソロによるヴァイオリン協奏曲第1番も聴くことができる。



Youtubeはミュンシュ指揮ボストン響のドビュッシー「イベリア」

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2016年4月24日 (日)

マリナーのビゼーとプロコフィエフ

早朝、東京に出かける娘を駅まで送ったついでに千本海岸に寄ってみた。

曇天の空と海で灰色の風景。
地引網を待つ人々、遠くには遊漁船。

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富士山は愛鷹山の左側に巨大な裾がぼんやりと見えていた。

午前中は 床屋に行きさっぱりした後図書館で調べ物をしたりと、それなりに充実した休日。


昼食は家内と一緒に行列のできる店「麺屋中川 清水町店」で「特製豚ラーメン」。
待つこと20分余り。

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脂の中に麺が浮いているようなラーメンだが、不思議と腹にもたれない。


今日はネヴィル・マリナー指揮のビゼー、プロコフィエフ、ストラヴィンスキーを聴いていた。
手持ちは国内盤CD。
1967年11月、ロンドンのキングズウェイホールでの録音


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・交響曲第1番ハ長調     :ビゼー

・交響曲第1番ニ長調     :プロコフィエフ

・バレエ組曲「プルチネルラ」 :ストラヴィンスキー


ネヴィル・マリナー指揮

アカデミー室内管弦楽団


軽快で引き締まった演奏、特に「プルチネルラ」は見事な演奏で、トランペットの驚異的な技巧とホルンのベラボウなうまさに驚く1枚。


さぞや名のある名手なのだろう。

「プルチネルラ」にはEMIへの全曲盤もある。

ビゼーは10数年前に演奏したときに沼響の聴き比べコラムにコメントをつけている。


この時は若い頃のマリナーの方が良かったかのように書いているが、今や齢を超え大巨匠の扱い。

最近のN響との来演はチケットの入手が困難になっているほど。


20年ほど前に聴いたアカデミー管とのブラームスの交響曲第4番の実演は非常な名演だった。


マリナーの芸風は今も昔も変わっていないと思う。



Youtubeはビゼーの交響曲第1番から第3楽章

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2016年4月22日 (金)

本日の練習、あと一か月

曇り。今週初めから続いた良い天気は昨日から下り坂。

日常業務以外に地震救援関係で関係機関との調整などが入りなかなか忙しい。 本日終日会議。


昨晩はオケの練習日。

指揮は小森先生で沼津市民文化センター大ホール。
曲はリストの「レ・プレリュード」にシベリウスの「カレリア」組曲。

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仕事のために会場入りが遅れ、ホールに到着するとリスト終盤のフォルティシモが鳴り響いていた。

今回は出席者も多く、それなりの分厚い響きに鳴っている。


遅刻したのでウォーミングアップなしのいきなりの参加。 リストは比較的オーケストレーションの厚い部分から吹き始めて自分の調子を見ながらの慣らし運転。

休憩後は「カレリア」組曲。

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軽快な曲のはずがあい変らずリズムが重い。
皆もう少し楽しそうに演奏した方が良いのではなかろうか。


全休の2曲目「バラード」では客席に移動して全体のバランスを聴いてみたが、   オケの音程の悪さが半端でなかった。

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自分としては、カレリア「間奏曲」のゲシュトップ音程の良いポイントを探り当てることができて収穫有り。

いよいよ来週は合宿だ。


今回の定演はどうも緊張感に欠けるのは年のせいだろうか。

沼響創立32年目の春。


Youtubeはサージェント指揮ウィーンフィルの「カレリア」組曲

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2016年4月20日 (水)

春の宵のボエームの会

青空に映える新緑の季節。

こちらはいつもと変わらぬ穏やかな日々が続いているが、熊本は未だ余震収まらず避難生活も長期化の兆し。

我が家に戻ることができない人たちの苦労を思う。

自分の仕事上でも徐々に影響が出始めている。

熊本では400年前にも同じような地震があったという。


昨日は定例ボエームの会。

場所はいつもの小料理「はちまき」

今回の出席は6名。
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春はいろいろと周りの環境が変わる季節。

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メンバーのうち二人から長年勤めあげた仕事からのリタイアの話もあれば、 酒豪女性クラリネット奏者からのおめでたい入籍話も出て大いに盛り上がった。

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出てきた料理はいずれも春に因むものばかり。

「田ゼリ」「筍」「春うど」 その他

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「鰆の西京味噌焼き」「おごぜのから揚げ」エトセトラ。








品の良い味付けに玄人の技。

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最後の〆は必殺、はちまき特性の「激辛カレー焼きそば」 は今回は甘い話が出てさほど辛くは感じなかった。

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用意した日本酒は7種。


春宵に美酒に酔う。

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2016年4月18日 (月)

ハンス・フォンクのブルックナー

曇り、昨日の台風並みの強風と雨は一夜明けて本日月曜は無風状態。

今日は朝から外部委員との年度当初の顔合わせに続いて午後から審議。
その間突然国の機関の抜き打ち調査が入るというあわただしい1日だった。

東奔西走しているうちに気が付くと早くも夕方。

熊本地震の影響は対岸の火事ではなく仕事上に間接的に影響が出始めている。
いつでも対応可能なように準備は進めていこう。



今日はオランダの指揮者、ハンス・フォンクのブルックナーを聴いていた。


ハーグのレジデンティ管の自主制作LP2枚組で1985年の録音。

交響曲第4番と第6番のカップリング。

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ハンス・フォンクはドレスデン国立歌劇場管、ケルン放送響、セントルイス響の首席指揮者を歴任した実力者だが活躍の最盛期に難病に倒れたために、実力の割には知られることがなかったと思う。


中でもドレスデン国立歌劇場管を振ったモーツァルトやR.シュトラウスなど、地味ながら良い演奏だった。

今日はこの中の第4番を聴いた。

ハーグフィルのブルックナーといえばシューリヒトとの交響曲第7番が有名だが、 この演奏はフォンクが首席指揮者だった時代の録音。

この演奏を聴く限りではシューリヒトの頃よりもオケの水準はだいぶ上がっている。


明鏡止水の境地の如く自然体、遅めのテンポで淡々と進めたブルックナー。


フォルテでも濁らない純粋無垢な透明な響きが立派な演奏を聴いたという印象を残す。


遅いテンポでしかも第6番とカップリングからなのか、第4番第2楽章の途中で面が変わるのが惜しい。


フォンクはスラットキンの後任として音楽監督となったセントルイス響とその晩年に4,6,7番のブルックナーの録音を残している。


この演奏を聴いてフォンクのブルックナーをもっと聴きたくなってきた。



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沼響のHPの聴き比べコラム 「ブラームスの1番を聴く」にメンゲルベルクの1940年ライヴの感想をアップしました。


Youtubeはフォンク指揮のストラヴィンスキー「プルチネルラ」組曲

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2016年4月16日 (土)

小沢&パリ管の「悲愴」

土曜休み、昨日の歓迎会は一次会で辞去してちょうど最終のバスに間に合った。 出発を待っていると同じ方向に帰る新しい部門長が乗り込んできた。

若い頃お世話になったかつての先輩、狭いバスの座席でしばしの談笑。


14日の熊本の大地震は単なる前触れだった。
深夜に阪神淡路大震災と同規模の本震。ここ沼津も揺れるほどの広範囲の地震。

このような大地震の波状攻撃は、気象庁の専門家も含めて誰も予想できなかったと思う。
しかも今晩から大雨だという。


九州にお住いの方々は「もう勘弁してください」の気持ちだろう。

これ以上被害と犠牲者がでないことを願うのみです。
阿蘇山は大丈夫だろうか?

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今日は家の近くの小浜海岸にいってみた。

ちょうどハナダイコンの群生が薄紫の花を咲かせていた。


沖では小型帆船ami号が帆走中。
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足元をシマヘビがすり抜けてドキリとした。

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九州の方々には申し訳ないほどの平和な風景



今日の午後、娘が友人を連れてきた。
チューバ吹きでしばし我が家の音楽部屋で個人練習。

ブカブカとF管チューバの音が聞こえてきた。


こんど 「悲愴」を演奏するというので、手持ちの音源から小沢征爾指揮パリ管の演奏を聴かせた。

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1974年、既に世界のオザワとなっていた壮年期の録音。

手持ちはフィリップス原盤の国内盤LP.


オケを朗々と鳴らしながらも演奏そのものはすっきりとした低カロリーの演奏。


パリ管の明るい響きが聴いていて心地よい。


A面が終わってB面に裏返そうとしたら怪訝な顔をされた。


レコードを聴くのは初めてだという。
「まるでカセットのようですね。」と言われてカルチャーショック。


Youtubeは小沢&ベルリンフィルの「悲愴」

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2016年4月15日 (金)

カントロフのモーツァルト

本日快晴、夜は現部門の歓迎会。
私は所属が変わったものの部門は変わらず迎える側。

昨日9時頃に横浜に住む娘から地鳴りがするというLINEが入っていた。
何気なくテレビを点けたら熊本を震源地とする震度7の大地震発生のニュース。


一瞬、熊本の地震を横浜に住む娘が感じたのか?と錯覚したところ、娘が感じたのは8時58分の東京を震源地とする地震だった。

最初テレビに映った熊本市街の様子は、停電もなく被害らしき様子も見えなくて、日常のままの街の風景のように見えた。

ただ画面に映る熊本城が妙に白っぽく見えていたのが印象的だった。
(石垣崩落時の砂埃りだったようだ)

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時間がたつにつれて震源地に近い益城町の被害の様子が映し出され、夜が明けると被害の全貌もしだいに見えてきた。


建物の倒壊、火災、そして熊本城の瓦の落下、石垣の崩落など。
亡くなられた方、負傷された方も出ている。

被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

九州を震源地とする大地震はあまり記憶にない。 今回の地震は前触れもなく突然の発生だった。


帰宅後はカントロフのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集から、第4番とヴァイオリンソロの入った断片などを聴いていた。


DENONが元気に個性的なCDを自主制作していた時代の録音。

これは偽作とされる第6番、第7番からセレナードやカッサシオン。ヴァイオリンとオーケストラによる作品の断片までを含んだほぼ完璧とも呼べる全集だった。


演奏、録音ともに秀逸で今でも現役。


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・ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218

・ヴァイオリンとフォルテピアノのための協奏曲ニ長調 K.Anh.56(315f)断片

・ヴァイオリンとヴィオラ、チェロのための協奏交響曲イ長調 K.Anh.104(320e)断片

・アダージョ ホ長調 K.261

・ロンド ハ長調 K.373


ヴァイオリン:ジャン・ジャック・カントロフ

ヴィオラ:ウラディーミル・メンデルスゾーン

ピアノフォルテ :グレン・ウィルソン

チェロ:藤原真理


レオポルド・ハーガー指揮
オランダ室内管弦楽団



第4番やロンド、アダージョなど、他の演奏でも聴ける曲よりも断片のみの収録の2曲が興味深い。


中でもヴァイオリンとピアノフォルテのための協奏曲は、モーツァルトの霊感に満ちた音楽であることが短いながらも十分に伝わってくる。

完成されていたならば、この特異な組み合わせの曲の最上の名曲として長く演奏されただろうに。非常に惜しい。


バッハの未完の「フーガの技法」の終曲のように、突然断ち切れたように終わるのもその感を際立たせている。


なおフィリップ・ウイルビーが、残された断片を第1楽章として完成させ、第2、3楽章を K.306のヴァイリンソナタから持ってきてコンチェルトとしての体裁を整えたものも存在する。

この形としては五嶋みどりとエッシェンバッハとの録音が存在するようだが、未完は未完として演奏しているカントロフの演奏の方が衝撃的で良いのではないかと思う。


カントロフのヴァイオリンは、艶やかで品のある音で格調高く仕上げたフランスのモーツァルト。

軽快なハーガーの伴奏も良い。


Youtubeはカントロフほかによるラヴェルのピアノトリオ

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2016年4月14日 (木)

グルダ&マルケヴィッチのモーツァルト

雨のち曇り。昨夕方からの雨は午前中で上がり気温も上昇。

新たな職場は個性的なベテラン揃い。

雰囲気も良く思う通りに仕事ができそうだ。
本日夜はご近所のお年寄りのお通夜。

昨日は午後から早退して東部運転免許センターに行き車の免許証の更新に行ってきた。
もはや4月中旬。免許センターの桜も散りかけていた。


5年前にはなかった暗証番号の設定は偽造防止のICチップ入りとなったかららしい。

視力検査と30分ほどのビデオ講習で終わり。

更新された免許証の写真を見ると当たり前だがちょいと老けた。



5年前は東日本大震災直後。

その時は原発事故の影響を受けた部門にいて対応に忙殺されていた。
もうはるか昔の出来事のよう。

5年後の自分は既に今の職場から退職しているはず。

そのとき何をしているのかな?


今日はグルダの弾くモーツァルトを聴いていた。


第14番と第24番のピアノコンチェルトを聴いていた。
Made in USAと称する海賊版CDで1956年と1959年の録音

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伴奏は第14番がロスバウト指揮南西ドイツ放送響、第24番がマルケヴィッチ指揮のベルリンのRIAS響


グルダよりも指揮者の二人に惹かれて購入したもの。


モノラルライヴながら放送局音源らしく音は良い。

グルダは強靭な打鍵で豪快に弾きまくり、モーツァルトの曲がさながらベートーヴェンのように聴こえてくる。


巨匠二人の伴奏はやはり見事なもの。
なかでも時に暴走気味となるグルダをきりりと引き締めるマルケヴィッチが凄い。


Youtubeはグルダの自作「アリア」

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2016年4月12日 (火)

トゥーブロンのトランペットのことなど

晴れ、気温は多少下がり本日の最高気温16度。

ここ数日花粉症がひどくなってきた。
この時期の花粉はスギが終わりヒノキだという。

新しい部署で問題勃発、発端は20年以上前の出来事。

同じようなことが二つ前の部署でもあり、あの時はなんで自分の時に表面化するのだろうとうらめしい気になったものだが、今回はもはや諦めの境地。

新しい部門長のところに報告に行ったところ、さすがに海千山千の手練れの上司。

異なる切り口からのアドバイスにぱっと目の前が明るくなった。


自分の頭の固さを痛感した一日。


今日はフランスのギー・トゥーヴロンのトランペットを聴いていた。

90年代の初めにポイントクラシクスから出ていたCDで、 この音源はその後いろいろと漂流して、さまざまなバジェットレーベルから出ている。

伴奏はボフダン・ヴァルハル指揮のスロヴァキア室内管。


トゥーブロンはモーリス・アンドレの門下。

明るく柔らかな音色は師譲りでフレージングもそっくり。

だが この録音を聴く限りでは線の細さが多少気になった。


ヴァルハルの伴奏は素朴な音色のオケをきっちりまとめた優れもの。

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・トランペット協奏曲ニ長調 :ジュゼッペ・トレルリ

・トランペット協奏曲ニ長調 :ヨハン・メレヒオール・モルター

・トランペット協奏曲ニ長調 :トマソ・アルビノーニ

・トランペット・ソナタヘ長調 :ピエトロ・バルダッサーレ

トランペット:ギー・トゥーヴロン

ボフダン・ヴァルハル指揮

スロヴァキア室内管弦楽団

このCDの収録時間は約40分。

ちょうど行きの通勤の片道で1枚を聴き終える長さ。


そして帰りは90年代の駅売りCDのシリーズから、ザグレブソリステンのヴィヴァルディとコレルリ。

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こちらもスロヴァキア室内管と共通した素朴で懐かしい響きだ。

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大好きな「調和と幻想」第8番が入っているのが嬉しい


コレルリの曲はオーマンディもフル編成オケで録音している名曲。


Youtubeはアンドレの吹くアルビノーニ

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2016年4月10日 (日)

NAXOSのハンガリアン・フェスティバル

新年度最初の土日は5月なみの暖かさ。

裏山の桜は満開。ツバメも姿を見せ始めている。

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土曜は余計な庭木を切り倒そうと、買ったばかりのハスクバーナーのチェーンソーを箱から取り出し組み立てたりしていた。


添付されている日本語のマニュアルがわかりにくいので、一緒に買った初心者用の参考本とYoutubeを見ながら組み立てていた。


こんな時にネットはありがたい。


ところがソーチェーンを取り付けたところ外したカバーがうまくはまらない。

解説本にもネットにも対処方法が出ていない。



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いろいろ試行錯誤しているうちに、チェーンの張り具合を調整するノブが目いっぱい回っていて、突起が穴とずれた位置にあるのがわかった。


こんなことで30分ほどロス。


さて燃料を・・・と考えてみたら。チェーンオイルを買っていなかった。


近くのDIYショップへ行きチェーンオイルと混合燃料を作る容器を購入。


全くの初心者なのでこんな調子。

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オイルと燃料も入れて、タブレットに表示されたYoutubeの解説を見ながらエンジン始動・・・・・。

思いっきりレバーをひくとイッパツでかかった。さすがハスクバーナー。

意外と重い。


隣の敷地にはみ出ていたさほど大きくない木を切り倒し、それをそのまま細かく裁断。 という簡単な作業だが所要時間は1時間弱。

普通のノコギリでの作業に比べてあっという間だ。


1リットル作った混合燃料もほとんど減っていなかった。


・・・・さて次は何を切ろうかな。



そして今日は朝から町内の側溝掃除に始まり引き続き畑作業。

知らないうちに増えてしまった水仙を撤去したりしていた。

水仙の葉はニラと非常に似ていて、先日間違えて食べそうになった。

ちなみに水仙は有毒


危ないところだった。





音楽は初期ナクソスのお国ものシリーズから「ハンガリアン・フェスティバル」


マティアス・アンタル指揮ハンガリー国立交響楽団によるもの。
1988年の録音。

いまだNAXOSの名が知られておらず千円前後の値段で駅売りワゴンの中に入っていたりしていた時期のCD.

購入簿には1991年、富士急デパートで千円で購入とある。
同じナクソスのコシュラーのモツレクや、ビレットの弾くサン・サーンスのピアノ協奏曲第2、4番などと一緒に買っていた。

サン・サーンスの伴奏はロッホランの指揮。

未知のレーベルながらコシュラー、ロッホランといった世評の定まった演奏家でとりあえず試しに聞いてみようという、その時の自分の心理状態を思い出した。


このアンタルのCDはお国ものの演奏家でフバイの珍しい曲が入っているとの理由だった。


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・組曲「ハーリ・ヤーノシュ」

・ハンガリー狂詩曲第1,2,6番          :リスト


・チャルダーシュの情景第4番 「ヘイレ・カティ」 ;フバイ


・ハンガリー行進曲                :ベルリオーズ


マティアス・アンタル指揮
ハンガリー国立放送交響楽団


アンタルはブタペスト生れ、ハンガリー国立歌劇場にフルート奏者を経て指揮者に転向。、
同オケの副指揮者など。


フンガトロンにいくつかの録音があった。


初期ナクソス特有の高音よりの薄い響きは気になるが、演奏の水準は高い。

ローカルな部分に頼らない独自の個性で聴かせるコダーイなど、いろいろと聞きなれぬ音も聞こえてくる。

リストはかなり遅いテンポ。



オケは高性能というわけではないが真綿でくるむようなほっとするような響きが個性的だ。



Youtubeはエヴァ・マルトンの歌う「ハーリーヤーノシュ」

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2016年4月 8日 (金)

本日の練習、沼響危機的状態

曇り。
昨日の強風は朝には収まり、桜は意外の他散らずに留まっていた。

今日は職場の歓送迎会。

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以前の職場と同じ部門とはいえ、10数名の男性中心のコンパクトなメンバー。

3月までの職場は女性だけで数十名という大所帯で結局すべてのメンバーの名前が覚えられずに終わってしまった。


会場は和食中心の居酒屋で「磯自慢」「八海山」「久保田」などの名だたる銘酒が飲み放題なのが嬉しい。

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〆のラーメンも美味かった。

調子に乗って飲み過ぎてしまい結局女の子に家の近くまで送られることになってしまった。


木曜の夜はオケの練習。


小森先生の指揮で「カレリア」組曲にリストの交響詩「前奏曲」。
場所は市民文化センター大ホール。

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外は強風、駐車場が満車で集まりが悪く、ファーストヴァイオリンは練習開始の時点で コンミスのみという状態。


ほぼ定数が集まったのが7時半過ぎ。


3月末に別の本番があり、ほぼ3週間定演の練習が中断していた。

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そのブランクのために今までの練習の成果がリセットされてしまったようだ。

「この部分は個人練習でやってきてください」と先生に注意される場面もあり、 スロースターターの沼響、今回は特にまずい雰囲気だ。

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2016年4月 6日 (水)

デ・ブルゴス、ロンドン響のファリァ

薄曇りで風もなく穏やかな1日。
新年度最初の週で、適度な緊張感に1日の経つのは短いが今日はまだ水曜日。 先週よりも1週間が長く感じる日々。

このところ睡眠不如意で早朝覚醒。


今日はデ・ブルゴス指揮ロンドン響によるスペインにちなんだ曲を集めたCDを聴いていた。
IMPから出ていたもので1988年録音


デ・ブルゴスは、生れはスペイン系とはいえライン・ドイツオペラ、ベルリンドイツオペラの音楽監督や独墺系のオケを率いてブラームスやベートーヴェンの良い演奏も残している。


録音ではことさらスペインものばかりが多く、結局スペイン専門指揮者のような扱いで終わってしまった印象だ。


このCDもデ・ブルゴスの一連のスペインもの録音の1枚。


ちょうどこの頃にデ・ブルゴスの実演を聴いた。


オケはスペイン国立管でラローチャのソロでベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、 そして「春の祭典」をメインとするプログラムで、アンコールのスペインものを4曲ほど演奏してくれた。

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・スペイン狂詩曲      :ラヴェル


・組曲「スペイン」から   :アルベニス~ブルゴス編


・組曲「恋は魔術師」から    :ファリア


・道化師の朝の歌       :ラヴェル


・「ゴエスカス」から間奏曲  :グラナドス


・組曲「三角帽子」第2組曲 :ファリア


フリューベック・デ・ブルゴス指揮
ロンドン交響楽団





ブルゴスには同じ内容でニューフィルハーモニア管によるDECCAへの録音があった。


こちらは「恋は魔術師」、「ゴエスカス」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「道化師の朝の歌」
メゾソプラノのナティ・ミストラルの歌付きでこちらは名エンジニア、ケネス・ウイルキンソンの手になる1966年録音。

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ロンドン響との演奏は旧盤に比べるとかなりテンポが遅くなった。


怖さ知らずのストレートなパンチ力は薄れたが、じっくり寝かせた熟成の味わい。


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2016年4月 5日 (火)

音の詩人 ディーリアス

曇り一時雨。各地で桜の便り。

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沼津アルプス徳倉山の香貫台登り口の櫻がきれいに咲いている。


小さなお孫さんを連れたお年寄りが桜の下を散歩していた。

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少し外れた山中に一際白い別の種類の桜が咲いている。


どうやらソメイヨシノの原種となった野生のオオシマザクラのようだ。

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野生のオオシマザクラは関東以南の島嶼と、伊豆半島や房総半島に少し見られるのみだという。

他の櫻と比べ気品のある白さが際立っていた。


新年度を迎え関連業者さんたちとの挨拶そのほか、決裁書類も初めて見るものばかりなので徐々に溜まっていく。

同じ部門なのでセクション内メンバーは旧知だったものの、いざ立場が変わると外から見ていたのとは大違い。


ここ数か月皆毎晩遅くまで残り、この土日も大部分の職員は出勤していたのだという。

ぼんやり土日を過ごしていた自分とは大違い。


帰宅後はディーリアスの音楽。

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東芝EMIが出していたLPの、「音の詩人 ディーリアス1800」シリーズ中の1枚。

グローヴス指揮ロイヤル・リヴァプールフィルによる「日没の歌」その他。


このシリーズは1982年に最初の10点(11枚)が発売。

ターナーの絵をあしらった共通ジャケットが印象的だったが、同じ東芝が出していたフランス音楽のエスプリシリーズが1,500円(後に1,800円のも出た)。
北欧の叙情シリーズの1,300円に比べると、割高感は否めなかった。


この時ボックスセットでも出ていて、聴いたのは数年前にオークションで格安で出ていたもの。
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その後1983年に追加として5点(6枚)が発売されている。
ボックスセット入手前にこのシリーズの何枚かは入手していた。


若い頃はディーリアスの音楽のどこが良いのかさっぱりわからなかった。


ディーリアスの魅力がなんとなくわかってきたのは、斉藤純一郎先生の指揮で沼響が「春初めて郭公を聴いて」を演奏したとき。


今までの古典的な名曲とは全く異なる語法の薄い霞がかかったような独特の世界。 この不思議な世界も良いものだな、と感じたのが最初だった。

演奏もまずかったのだろうが、お客さんの反応はいまいちだった。

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カロリーの低い音楽がサラサラと流れていくディーリアス独特の世界。

それでいて妖しいまでの官能美が広がっていく。

このような音楽が最近美しいと思えるようになってきた。



Youtubeはディーリアスの「夏の夜、河上で歌う」

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2016年4月 4日 (月)

宮田四郎さんのホルンコンサート

今日は朝から強い雨と強風。
仕事は新しい部屋と机に座り本格始動。

新部門長を含めて今後の方針の検証でほぼ丸1日。


昨日はN響や東京交響楽団に在籍していたホルン奏者の宮田四郎さんのチャペルコンサートを娘と二人で行っていた。


娘がホルンを吹くことを知った娘の職場の先輩からチケットを譲り受けたもの。

その先輩というのが自分の中学の同級生というのは不思議な偶然。


開演は14時。 場所は沼津港近くの沼津キリストの教会。

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この教会の行事として毎年4月にコンサートを開催しているらしい。
チャペルの中のお客は100人ほど。

会場には友人や10年以上前に退職した先輩、自分が解説しているレコードコンサートの常連さんなどの、知り合いが大勢来ているのには驚いた。


宮田四郎さんはN響には千葉馨さんとほぼ同時期に在籍していた。

日本音楽コンクール1位。N響には5年在籍しその後ドイツ留学。
帰国後は東京交響楽団の首席奏者として11年在籍している。

ピアニストの石川晴恵さんはかなり以前からの旧知の仲。

沼響草創期にソリストとして「戴冠式」を共演したこともあった。

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曲はベートーヴェンやヘンデル、サン・サーンスなどのクラシック系から日本民謡、 その他の肩の凝らない内容。

宮田さんは御年74歳。

年齢を感じさせないパワフルさと太い音。


暖かな人柄がそのまま出ているような「アメイジンググレイス」にはホロリときました。


石川さんのピアノもホルンを助けながらのしっかりとした伴奏だった。


宮田さんのユーモアを交えた飄々としたトークに会場の雰囲気も暖かだ。

最近はホルンを吹いて体力の限界を感じている自分だが、宮田さんの演奏を聴いているうちに自分の甘さを痛感。

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終演後、石川さんが心配そうな顔をして私のところにやってきた。

会場のピアノが電子ピアノだったので、その点が気になっていたようだ。
ホルンとうまく溶け合っていたことを言うと安心した様子。


実際、教会内の残響にホルンもピアノがほどよいバランスと雰囲気で響いていた。

宮田さんにもご挨拶。
聖書をいただいてしまった。


Youtubeは宮田四郎さんの吹く「主の祈り」

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2016年4月 2日 (土)

シモーネのメサイア

曇りのち晴れ、4月最初の土曜日。

先月納車された車の一か月点検。ディーラーさんの所へ持って行き点検の間にS12719128_954009668051754_446074010
近くの喫茶店「欧蘭陀館」で水出し珈琲。


店内では静かにバッハが流れていた。

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昨日、朝に本社で社長から辞令を受け取りその後仕事場に戻り、新たな部署で挨拶の後 新入社員の辞令交付式に同席。
その後オリエーテンションでの講話。

午後は新たに来た新部門長へのレクチャーという慌ただしい1日だった。


今日はメサイア全曲。

クラウディオ・シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティの演奏。
Artsから出ていたCD2枚組。1986年の録音。

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ソプラノ:パトリシア・シューマン

アルト :ルチア・ヴァレンティーニ・テラーニ

テナー :ブルース・フォード

バス  :グィヌ・ホーウェル

クラウディオ・シモーネ指揮
イ・ソリスティ・ヴェネティ
アンブロシアン・シンガーズ


購入はかなり以前で購入簿を見ると1997年。もう20年近く前だった。


合唱がマッケラスの「メサイア」で名演を聴かせていたアンブロジアンシンガーズでトランペットに名手、ベルナール・スーストロの名があったので購入したもの。


スーストロはM.アンドレの弟子。カラヤンからベルリンフィルに誘われたものの断ったことがあるらしい。


最初聴いた時の印象が悪くて、再び聴くこともなくずっと棚の中で眠っていた。


再度聴いてみて、気に入らなかった理由をすぐに思い出した。


オケは美しく鳴っていて合唱もうまい。 ソロ歌手たちも不満はないのだが、聞いていて少しも面白くない。


レガート多用の起伏のない演奏。


アンブロジアンシンガーズも今一つ緊張感が足りない。

アーメンコーラスの伴奏部分で弦楽器の各パートは1本ずつになるのがユニークだった。 シモーネの解釈なのだろうか。


期待したスーストロのトランペットは普通の出来。


YOUTUBEはスーストロの吹くテレマン

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