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2016年4月26日 (火)

カラヤン、1976年のエロイカ

ツバメが蒼い空を飛びまわっていて早くも初夏の趣。

一週間ほど前には昨年までの古い巣の縁に、ツバメが停まって私の方を見ていた。

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毎年5月初めに我が家の車庫の天井にツバメが帰ってくる。
今年もいよいよツバメの季節。

この時期は糞害で車庫内に車を置けなってしまう。

本日帰宅後はカラヤン指揮ベルリンフィルの「英雄」を聴いていた。
1976年録音の交響曲全集からの1枚。

ちょうどこの頃がカラヤン&ベルリンフィルの絶頂期だったと思う。


70年代後半、一方の雄バーンスタインが活動の本拠をヨーロッパへ移し、中堅どころではアバド、マゼール、小沢、メータが精力的に活動。 ベームやボールトら19世紀生れの巨匠たちも元気で、カルロス・クライバーの鮮烈な「運命」が発売されたのもこの時期だった。


今から思えば、この頃が世界のクラシック指揮界のひとつのピークだったような気がする。


この全集が発売された時には、10数年ぶり2度目のカラヤンのベートーヴェン交響曲全集ということでひとつの事件のような扱いだった。

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当時貧乏学生の自分にはレギュラー価格の全集などとても手が出なかったが、その頃札幌にあった名曲喫茶「クレモナ」でこの演奏を聴くことができた。

イエスキリスト教会で録音された、力強く艶のあるグラモフォン特有の黒光りするような響きに慣れていた自分には、このフィルハーモニーホールで録音された音は芯のない、ふやけたような音に聞こえたことを覚えている。

第一印象が悪かったので、この全集録音を熱心に聴くこともなかった。


この全集の今の手持ちは、国内盤や外盤のCDやLPで混在している。
いろいろと聴いてみて独逸盤LPの音が1番良いと思う。

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今日聴いたのは再発された独逸盤のLPで、最近ハードオフのジャンクコーナーから108円で購入したもの。


あまり期待せずに聴いてみたら、スペンドールのスピーカーが凄い音で鳴り響いた。


ドラマティックにしてベルリンフィルのうねるような重心の低いぶ厚い音とオケの気合の入りが実在の響きとして迫ってくる。


この時期のベルリンフィルはオーケストラの技術としては極限の域まで到達していた。

これほどの演奏とは思わなかった。

Youtubeはカラヤンのエロイカ

カラヤン、1976年のエロイカ

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