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2016年4月 5日 (火)

音の詩人 ディーリアス

曇り一時雨。各地で桜の便り。

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沼津アルプス徳倉山の香貫台登り口の櫻がきれいに咲いている。


小さなお孫さんを連れたお年寄りが桜の下を散歩していた。

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少し外れた山中に一際白い別の種類の桜が咲いている。


どうやらソメイヨシノの原種となった野生のオオシマザクラのようだ。

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野生のオオシマザクラは関東以南の島嶼と、伊豆半島や房総半島に少し見られるのみだという。

他の櫻と比べ気品のある白さが際立っていた。


新年度を迎え関連業者さんたちとの挨拶そのほか、決裁書類も初めて見るものばかりなので徐々に溜まっていく。

同じ部門なのでセクション内メンバーは旧知だったものの、いざ立場が変わると外から見ていたのとは大違い。


ここ数か月皆毎晩遅くまで残り、この土日も大部分の職員は出勤していたのだという。

ぼんやり土日を過ごしていた自分とは大違い。


帰宅後はディーリアスの音楽。

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東芝EMIが出していたLPの、「音の詩人 ディーリアス1800」シリーズ中の1枚。

グローヴス指揮ロイヤル・リヴァプールフィルによる「日没の歌」その他。


このシリーズは1982年に最初の10点(11枚)が発売。

ターナーの絵をあしらった共通ジャケットが印象的だったが、同じ東芝が出していたフランス音楽のエスプリシリーズが1,500円(後に1,800円のも出た)。
北欧の叙情シリーズの1,300円に比べると、割高感は否めなかった。


この時ボックスセットでも出ていて、聴いたのは数年前にオークションで格安で出ていたもの。
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その後1983年に追加として5点(6枚)が発売されている。
ボックスセット入手前にこのシリーズの何枚かは入手していた。


若い頃はディーリアスの音楽のどこが良いのかさっぱりわからなかった。


ディーリアスの魅力がなんとなくわかってきたのは、斉藤純一郎先生の指揮で沼響が「春初めて郭公を聴いて」を演奏したとき。


今までの古典的な名曲とは全く異なる語法の薄い霞がかかったような独特の世界。 この不思議な世界も良いものだな、と感じたのが最初だった。

演奏もまずかったのだろうが、お客さんの反応はいまいちだった。

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カロリーの低い音楽がサラサラと流れていくディーリアス独特の世界。

それでいて妖しいまでの官能美が広がっていく。

このような音楽が最近美しいと思えるようになってきた。



Youtubeはディーリアスの「夏の夜、河上で歌う」

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コメント

「音の詩人ディーリアス1800」のジャケット実に懐かしいです。何枚かは今も実家にあるはずです。ちょうど私が浪人から大学1年になる時期でした。京都の烏丸丸太町近くに碌山という音楽喫茶があって、そのショーウィンドウにこのジャケットが飾ってあったのを覚えています。このジャケットでもう一度CDで出してくれないかな。私もアマオケでヴィオラを弾いていますが、ずっと弾きたいと思っていた「春初めてのカッコウをきいて」と「河の上の夏の夜」を弾きました。
出谷啓さんや故三浦淳史氏の文章に魅了されたためか、私は当時からディーリアスの曲は大好きで、最近さらに好きで、たまたまこのサイトを拝見し、コメントさせていただきました。

投稿: 新井 泰 | 2016年4月 8日 (金) 01時24分

新井さん、コメントありがとうございます。

ディーリアスのこのシリーズ。ジャケットが曲の内容をよくあらわしていてセンスの良さで印象に残っています。

私は二つの水彩画の入ったLPを発売当初に買いました。
三浦淳史さんの解説も、ディーリアスになると力の入ったものでした。

投稿: 山本晴望 | 2016年4月 9日 (土) 19時32分

山本様 返信ありがとうございます。「二つの水彩画」もいい曲ですね。ホルン吹きであられながら、管楽器にとらわれずいろいろお聴きですね。私も同様です。今回たまたま通りすがりましたが、今後はゆっくり拝見させていただきたく思います。私は今はCDのみで聴いていますが、山本さんには及びませんが1万枚くらいは持っています。

投稿: 新井 泰 | 2016年4月 9日 (土) 20時50分

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