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2016年5月19日 (木)

パンテリのバルトーク

晴れ、本日の最高気温27度。

今年は史上最も暑い年になる可能性が有る年だという。


今年は車庫の天井でツバメが巣作りをしていない。
こんなことはここ20数年で初めてのことだ。
外で飛んでいるツバメも例年よりも少ないような気がする。

この時期に来て未だ花粉症が出てくるのもおかしいぞ。

昨日フリッチャイのバルトークを聞いたら他の演奏も聴きたくなった。

今日はカルロ・パンテリ指揮のバルトークなど。
素性不明のCDでタイトルは「The Best of Bartok」

DIYショップで300円ほどで出ていたもの。
1997年購入。
同じシリーズのハンス・ユルゲン・ワルター指揮のオッフェンバック集などと一緒に買っている。

これはカップリングの「中国の不思議な役人」を指揮している作曲家カレル・フサに
惹かれて購入したもの。

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・管弦楽のための協奏曲

   
  カルロ・パンテリ指揮フィルハーモニア・スラヴォニカ


・組曲「中国の不思議な役人」

  カレル・フサ指揮セントソリ管

・ヴァイオリン協奏曲第2番から第2楽章。

  ヴァイオリン:ワンダ・ウィウコミルスカ
 
  ヘンリー・アドルフ指揮フィルハーモニア・スラヴォニカ


カルロ・パンテリ(Carlo Pantelli)やヘンリー・アドルフ(Henry Adolph)は実在しない幽霊指揮者と言われている。

フィルハーモニア・スラヴォニカも実在しないオケ。

セントソリ管は、クラブ・ドウ・フランスのLPなどでフーレスティエが指揮したドビュッシーやアルベルトの「ペトルーシュカ」、アルヘンタの「グレート」などが出ていたが、こちらも覆面オケ。

カレル・フサは吹奏楽の名曲「プラハのための音楽1968」などで有名なチェコの作曲家で、ウィウコミルスカは実在するポーランドの名ヴァイオリニスト。

実在の人物と幽霊が混在する不思議なCDだ。


この中でパンテリのバルトークが意表を突く名演。

オケの手綱をしっかり引き締め、豪快な中にも各楽器を十分に歌わせた疾風怒濤の凄演だった。

非力そうなオケを叱咤激励して果敢に突撃していく覚悟が頼もしい。

老練にして確かな腕の指揮者の仕事に違いない。

ミラン・ホルヴァートだろうか?

音の左右逆転はご愛嬌。

期待したフサはモノラルの疑似ステレオ化のようだ。
録音の悪さで大幅減点。

">Youtubeはバルトークの「中国の不思議な役人」、メータ指揮ベルリンフィル

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