沼響、春の合宿第2日め
2つの三連休に挟まれた月曜日。
GWはカレンダーのとおりで今日は出勤。
休みの会社も多いようで通勤の道中は空いていた。
出勤するといつもと変わらぬ月曜日。
この連休中も何人かは出勤していて自分の机上は決裁待ちの書類の山。
夜は仕事帰りに市民文化センターに寄り金曜に予定しているセンター主催の「レコードコンサート」の打ち合わせ。
今月から担当が変わった。
合宿2日目。
宴会は最初いつもよりも出足が鈍いかなと思っていたら、自主的に残って練習していた若手メンバーが続々と集まってきた。
飲んで騒いでいるうちに日は変わり4月30日。
自分はそこそこの時間で終わりにしたものの最終組は4時までだったという。
飲んだ翌日は早くに目が覚める。
宿のすぐ下を流れる狩野川源流のせせらぎの音を聞きながら着替えて、これまた毎年合宿での習慣になっている朝の天城散策。

梶井基次郎の文学碑はあい変らず荒れていたが、傍らに山つつじとしゃくなげが美しい花を咲かせていた。
しばらく歩いて世古峡まで下りてみた。

ここはまた俗から離れて深山渓谷の雰囲気。

6月にはホタルの乱舞が美しい場所だ。
つげ義春の漫画の世界のような昭和の趣の残る温泉街は、ぽつりぽつりと廃業となった温泉宿。

午前中は弦と管に分かれての分奏。
「カレリア」では今さらながらブライトコップのパート譜のミスプリを見つけたり、第3曲「行進曲風」の終結部の強弱の変化に大きな疑問が生じたりと、練習すればするほど疑課題が増えてくる。
リストの「レ・プレリュード」は、今まであまり通してなかった後半を重点的に練習。 この曲も「カレリア」以上に譜面上の疑問が満載だ。
オーケストレーションはリストの弟子のラフなのだろうか。

練習が終わり、昼食は白雲楼名物のカレーかなと皆期待していたら今回は外観がカレーとほとんど変わらないハヤシライスだった。
ハヤシだとカレーのようなワクワク感がないな・・・
どこからか「カレイ臭がしないね」などとつぶやきが聞こえてくる。
皆の失望の様子を見て、宿のおばちゃんが「カレーの方がよかった?」と聞いてきたが誰も応えなかった。
それでも美味なハヤシにみんなおかわり。
2日めの練習は先生の都合で午後はなく、昼食後に流れ解散。
自分としては掴めたものもあるものの、なんとなく不完全燃焼気味の今年の合宿。

帰りは少し上流の日帰り温泉「いずみ園」へ行き、熱めの温泉にゆっくりと漬かっていた。
ここの温泉は不思議と出た後の温かさが長時間持続する。

かつて温泉場でよく見かけた瓶のフルーツ牛乳は、ペットボトル入りのフルーツオレと名前を変えていた。
例年あまりお客はいないのだが、GWということで年配のグループ3組ほどが休憩室でくつろいでいる。

ベランダに出てベンチに座っていると、まぶしいほどの新緑の間から涼しい風がそよっと吹きかけてくる。
気持ちよくなってウトウトと小一時間。
目覚めると傍らに名も知らぬ小鳥が寄ってきていた至福の時間。
ここ数週間続いていた肩と腕の痛みがすっかり癒えていた。
時間があったので、途中にあったブックオフに寄り100円均一本から。
「ストラディヴァリウス ある名器の一生」(トマス・マロッコ著)、
「国家の盛衰 3000年の歴史に学ぶ」(渡部 昇一・本村 凌二 共著)。
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