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2016年5月 6日 (金)

ラフォルジュルネ2016、今年は小曾根真ほかの「動物の謝肉祭」

曇り昼から雨。GW後半の合間の出勤日。

出勤してすぐに重要案件の打ち合わせがあり、仕事は連休とは関係なく進行形。



この後半3連休は、昨年に引き続き「ラフォルジュルネ」に行っていた。

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4日は未明から強風と激しい雨で大雨洪水警報発令中。

汽車に乗るときはそんな状態だったものの、箱根を超えたあたりから晴れ始め 横浜で家内と娘と合流した時には快晴となった。


ラフォルジュルネのメイン会場の国際フォーラム付近は、青空の下に屋台が並びいつもの賑やかな祭りのにぎわい。

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今回の有料コンサートは、ピアニストの小曾根真、江口玲のほか、ブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランの創立時のヴィオラソロ奏者だったジュエラール・コセも加わるというまさに超豪華メンバーによる「動物の謝肉祭」。

場所は5000人の巨大キャパのホールA(ロワール)。

出演メンバーは人気、実力ともに兼ね備えたアーティストばかりで ホールはびっしり満席だった。


これまでホールAの公演を聴く時は、安い1500円の席にするのが常だったが、今回は室内楽なのと豪華なメンバーを間近に見たかったので前の方の高い席を奮発。

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それでも通常サイズのホールならばA席クラスの遠めの席だった。

ステージ横に巨大モニターがあるので出演者の表情はよく見える。


最初にピアニストの江口玲、ヴァイオリンの矢部達哉、クラリネットの吉田誠が登場。

最初にピアノ伴奏によるクラリネットの曲。
初めて聴く曲ながらどう聞いても邦楽系の曲だ。

クラリネットは尺八の響きを模して、ピアノも箏のような音色と軽いタッチで弾いている。

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続いて矢部達哉が弾き始めたのは宮城道夫の「春の海」だった。

会場はたちどころに正月気分に・・・


今年のラフォルジュルネジャポンのテーマは「ナチューレ・自然と音楽」


矢部のヴァイオリンは暖かで柔らかい音色でしっとり系。
江口のピアノが完全に箏の音色になっているのには驚いた。


演奏終了後、江口玲が種明かし。

使用ピアノは1912年製の古いスタインウェイで、弦の上にガムテープのような太めのテープを貼って弾いていたという。


小曾根真も登場して楽しいトークの後、自作の「アグア・デ・ラ・ムジカ」を披露。
ラテン的なテイストの中に透明な響きが広い会場に拡散していく。


そして総勢が登場して「動物の謝肉祭」

メンバーは、


  小曽根真(ピアノ)

  江口玲 (ピアノ)

  ドミトリ・マフチン(ヴァイオリン)

  矢部達哉     (ヴァイオリン)

  ジェラール・コセ (ヴィオラ)

  宮田大      (チェロ)

  山本修(コントラバス)

  工藤重典 (フルート)

  吉田誠  (クラリネット)

  安江佐和子 (打楽器)

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個人の技術が最上なのは無論のことアンサンブルもバランスも完璧。
それでいてアドリヴを各所で入れていくという遊び心満載。


超一流の人たちが楽しみながらも最上の音楽を提供しようする姿勢がすごく出ていて、5000人の観客はシンとして1曲1曲を固唾を呑んで聴いている。


「水族館」で工藤重典のフルートが、全体の中に完全に溶け込みつつ低い音でのピアニシモがしっかり響いているのも凄かったし、
「ピアニスト」では小曾根真、江口玲がジャズ風の即興を披露。

宮田大の入魂の「白鳥」も感動的だった。


名人芸の乱舞の中で「終曲」が終わり、鳴り止まぬ拍手の中、小曾根と江口が即興でなにやらピアノを弾き始めた。


やがて「動物の謝肉祭」の「終曲」のテーマが断片として現れると自然発生的に全員が参加、再び「終曲」が始まった。

各自が即興を交えたあたかもジャムセッションのよう。

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会場を盛り上げる道化も乱入し、会場は大いに盛り上がった。

堪能しました。

いつもは反応が鈍い家内もよかったよかったを連発。

その後会場を出て昼食。


長くなりましたので続きは次回。

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