冨田勲の音楽
この土日は天気も良く、散歩の前のポコもゴキゲン。
庭木の剪定や砂利を敷いたりと休みでなければできないことなど。
作曲家の富田勲さんが亡くなった。
享年84歳。
もっと若いと思っていたが自分の親と同じ世代だった。
富田さんの音楽には、テレビ番組のテーマ音楽でも大衆的な中にも高い音楽性があって、聴いていて思わず惹きつけるとものがあった。
「新日本紀行」のテーマなど日本人の琴線に触れる永遠の名曲だ。
富田さんの名前を強烈に印象付けたのは、シンセサイザーによるドビュッシーの世界。
このアルバムを初めて聴いたのは高校の時、NHKFMだった。
この時の衝撃は今でもはっきり覚えている。
家の古いスピーカーから「雪が踊っている」が流れた時、いったい何が起こったのかと思った。
世の中にこのような音楽があるなんて・・・・衝撃的だった。
これを機にドビュッシーが好きになって、このアルバムと全く同じ曲を集めたモニク・アースの弾くピアノ曲集を買ったりもした。
この後、富田勲のシンセサイザーではムソルグスキー、ラヴェル、ホルストなどが次々に出たけれども1枚のアルバムの完成度としてはこのドビュッシーが最も良かったと思う。
そのほかのシンセサイザーの曲で印象に残っているのは、アイヴスの「答えのない質問」の入ったアルバム。
そして いろいろ聴いて一番好きなのは「富田勲の音楽」。
このCDが出た時に「あぁこれが欲しかったんだよなぁ」と心の底から思った。
Youtubeは冨田勲指揮千葉少年少女オーケストラの「新日本紀行」
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