キース・ジャレット、「ケルンコンサート」
庭の古い楠が大きくなりすぎ切ることしていたが、雨ばかりで延び延びになっていた。
ここ数日良い天気が続き、日柄もよいのでようやく今日切ることになった。
幸い仕事も落ち着いてきたので一日休みとした。
この楠は、曾祖父が、孫が嫁に行くときに箪笥が作れるようにと植えた2本のうちの1本で、樹齢は80年余り。
1本は箪笥になっている。
切りそびれているうちに巨大になって、根が家の土台に入り込んでしまっている。
朝早くに来た職人さんはクレーン車の運転手も含めて7人ほど。
予想外に大事になった。
枝を払いクレーン車で持ち上げて地上1メートルあたりから切断。
切り口から楠独特の樟脳の強い匂いが漂っている。
中心部が腐っていて、職人さん曰く、「このままだと台風が来たら危なかった」とのこと。
ちょうど切るには良いタイミングだったようだ。
作業は夕方まで。
切った後には畳2畳分ほどの切り株が残っていた。
夜はキース・ジャレットの「ケルンコンサート」を聴いていた。
あまりにも有名な1975年、ドイツでの即興演奏の記録。
手持ちはECMのLP.
大河の源流の最初の一滴のような絶妙な冒頭。
時には激しく、そして時には滔々と流れる雄大な大河の如く壮大な宇宙が広がっていく人類の至宝。
当日のキースは、前日のローザンヌでのコンサートの疲労が抜けぬままコンサート会場のケルンのオペラハウスに到着、しかも用意されたピアノは調律が万全でなかったという。
この奇跡のような瞬間が記録された幸福を思う。
Youtubeはケルンコンサート
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