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2016年9月14日 (水)

シルヴェストリのショスタコーヴィチ

曇り時々雨、朝は激しい雨。

昨晩遅く下の娘がほとんど最終の電車で帰省。
駅まで迎えに行き、大雨で電車が遅延となり帰宅したときは日付が変わっていた。
どうも寝付けず就寝は午前2時。

昨日夕刻から外部から有識者を招いての大きな会議、

今日からは定例の別種の会議という慌ただしさ。


今日は通勤の車中でルーマニアの指揮者、コンスタンティン・シルヴェストリのショスタコーヴィチを聴いていた。

1967年ライヴ録音の交響曲第10番。

エレクトレコード創立80周年記念、東武ランドシステム共同制作のCD.

100

交響曲第10番ホ短調 Op.93

コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)
ルーマニア国立放送交響楽団

1967年ライヴ

シルヴェストリの故郷ルーマニアでのライヴ録音。
かつてルーマニアエレクトのLPが出ていたようだが、このLPの存在は全く知らなかった。

シルヴェストリのショスタコーヴィチと言えば、70年代初頭に東芝のセラフィムの千円盤LPで出たウィーンフィルを振った交響曲第5番がおなじみの存在。

この頃ショスタコーヴィチの第5番の千円盤はストコフスキーとシルヴェストリしかなく、その後ヘリオドールのロヴィツキ、フォンタナのスクロヴァチェフスキーといった、今から思えば個性的な指揮者の演奏が参入してきた。

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だがシルヴェストリの第5番は期待したほどの出来ではなく、
沼響のHPの「聴き比べコラム」の15年前の連載では掲載を見送ったほど。



そしてこの第10番。

まさにシルヴェストリの個性大爆発の凄演だった。

何かに憑かれたようなオケと指揮者のこの燃えようは只事ではない。

スネアドラムの強烈な連打の中で轟然と突き進む第2楽章など、とても落ち着いて聞いてられない凄まじさだ。

速いテンポの中でしなやかで強靭なシルヴェストリの棒にぴったりと付けるルーマニアのオケとは思えぬほどの集中力、アンサンブルの精度も非常に高い。

ステレオ録音なのもありがたい。

一挙に脳内のドーパミンが上昇、眠気も覚めた。


Youtubeはショスタコーヴィチの交響曲第10番第2楽章、オーストラリアのユースオケ

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