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2016年9月23日 (金)

本日の練習、名島啓太先生

実働三日の今週は毎日雨模様。今日も朝からまとまった雨。

昨日の秋分の日は気温も下がり長袖で過ごしていた。

小雨の彼方の山奥からは、過ぎ去った夏に取り残されたツクツクホウシの鳴き声が微かに聞こえていた。

今日は午前中に外部委員による会議があり、午後は3時間になんなんとする長時間の内部打ち合わせ。段取り悪く不毛な時間ばかりが過ぎていた。

いささか会議疲れで定時帰宅。


昨日夜はオケの練習。

場所は市民文化センター小ホール。
曲はデュリュフレの「レクイエム」

今回は本番を振っていただく名島啓太先生との初顔合わせ。


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午後6時練習開始で先生が来るまでは団内指揮者のF君の指揮。

休日夜の練習ということで遅刻や主要メンバーの欠席も多く最初は歯抜けの状態。

先生が来る7時頃にはそこそこ人数は揃っていた。

名島先生の指導はクラシック音楽の源流ともいえるグレゴリオ聖歌の解説付き。

合唱指揮者ということで、今までのオケの指導者とは指導方法は異なるものの、宗教音楽の成り立ちや言葉の意味について先生の説明で初めて知る部分も多かった。

パートを取り出しての部分練習は、合唱パートの言葉との関連に重きを置いたもの。


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デュリュフレのホルンのパート割りで今回自分は2番ホルン。


最初のイントロイトウスの練習で、「チェロと2番ホルンだけお願いします」といきなり言われて「え!?」


指示された場所は、以前から吹いていて他のパートと合わなくて違和感を覚えていた部分。

チェロと合わせてみて、その部分がグレゴリオ聖歌の定旋律の一部で合唱パートを支えていることを初めて知った。

吹いていて「へぇぇ・・・そうだったのか・・」と疑問が氷解。

次からはもう少し強めに吹こう。



かなり細かな部分まで考え抜かれた深い曲であることを今さらながら痛感する。




各所に出てくる8分の9拍子と8分の7拍子のグレゴリオ聖歌との関連や、「キリエ」の中のトロンボーンのコラールの音の出し方の指示もオケの曲とは全く異なる世界。



回数を重ねていくうちに、沼響のメンバーもようやく曲の輪郭が見えてきた様子。


練習が終わり片付けの時に「いい曲だね・・」という声が聞こえてくる。

デュリュフレの「レクイエム」は本当に美しい。


演奏していて生きている幸福を実感する至福の時間。




Youtubeはデュリュフレの「レクイエム」からキリエ

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