「流行歌謡集」SP6枚組の野毛の山
薄曇りの一日。気温はあいかわらず低い。
このまま冬の到来を迎えるのだろうか。
このところ蓄音機で、家にある古いSPレコードを聴いている。
この中で、幕末から昭和初期の流行歌を集めた「流行歌謡集」SP6枚組を聞いてびっくり。
最初に収録されている日本最古の流行歌「野毛の山」のメロディーは、隣町の三島で歌われている「農兵節」と全く同じものだった。
この曲は、横浜の野毛山から見た外国人居留地の様子を謳ったもの。
掛け声の「ノーエ」はノー、イエスが訛ったものとの説もあるようだ。
このSPセットは堀内敬三編曲、指揮の町田嘉章は「茶っきり節」の作曲者。
ヴォーカルフォア合唱団は日本初のプロ合唱団で、メンバーは田谷力三、松平里子、佐藤美子、内田栄一。
他に橋本国彦指揮の日本最初の「第九」録音で、ソプラノソロを歌った四谷文子など、当時の一流どころを揃えている。
Youtubeは「野毛山節」
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