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2016年10月11日 (火)

ネヴィル・マリナーのことなど

今日は曇り。この三連休で秋が深まり涼しくなった。


本日長袖、ジャケット着用。

この連休の日曜の午前中は台風並みの強風と雨。

結局一日家に引きこもり。


昨日も図書館に行き調べ物のついでに娘の買い物に付き合った程度。


昨晩夕方から腹部に鈍痛。


今まで経験したことのない不思議な痛みで、早めに就寝したものの朝になっても違和感は消えず、しこりがあるのもわかったので、出勤の前に病院に行くことにした。

診ていただいたところ複数の病名を言われた。ひとつは予想外の病名。


薬をいただいてしばらく通院することになりそうだ。



ネヴィル・マリナーが逝ってしまった。

土曜にディスクユニオンに立ち寄ると壁面にマリナーの初期盤LPがいくつか飾られていてた。

いずれも高価だった。

マリナーは晩年になって急速に評価されたとはいえ、70年代末からの大編成のオケを振った一連の録音は正当に評価されていたとは言えないと思う。

このブログでもマリナーの演奏は幾度か取り上げている。



幅広いレパートリーと膨大な量のレコーディング。

アリナーは20年以上前に一度接した実演が印象深い。オケはアカデミー管。

その頃はマリナーと言えば、まだバロック音楽の指揮者としての印象が強く、客の入りも悪かった。

オケのメンバーはトランペットのマイケル・レアードをはじめとして実力者を揃え、
メインのブラームスの交響曲第4番の明晰な名演は非常に印象に残っている。

マリナーの音楽は、プレヴィン同様円熟を重ねて晩年になるにつれて師匠のモントゥーに似てきたように思う。


今日はコンセルトへボウ管を振った「惑星」を聴いた

手持ちはは日本フォノグラムの国内盤CD.

230054187

・組曲「惑星」

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ネヴィル・マリナー

録音:1977年6月

この「惑星」が発売された時、日本フォノグラムが一大キャンペーンを張り、各地でレコードコンサートが開かれた。

当時学生だった私は札幌の名曲喫茶「クレモナ」でこの「惑星」を聴き、アルティックのスピーカーから流れたパンチのある響きが印象に残っている。

その時、小さなガラスの小瓶に入った金平糖をノベルティとして頂いたことを思い出した。

星型の金平糖と惑星をひっかけたのだろう。

同時期に同じコンセルトヘボウ管を振って「エニグマ変奏曲」や「威風堂々」の何曲かを録音していて、外盤では「惑星」と同じタイミングで出ていた。

P4020229

結局国内盤LPは結局出なかったように思う。


この録音の前に、マリナーは東京フィルに客演し「四季」と「惑星」を演奏していて、 FMで放送されていた。

演奏の印象としてはこのコンセルトヘボウ管との演奏よりも、東京フィルのライヴの方がインパクトは強かった。

Youtubeはマリナー指揮の「ニムロッド」

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コメント

クレモナのその日、君が誘ってくれて、僕も一緒した記憶があります。懐かしいなー。

投稿: 武田晴美 | 2016年10月13日 (木) 06時46分

そうそう。

クレモナで音楽を聴きながら、ポストカラヤンは誰だ。

みたいなことを議論したっけ。

あの時有力候補だったクライバー、アバド、マゼールらは今や鬼籍に入ってしまいました。

投稿: 山本晴望 | 2016年10月13日 (木) 22時48分

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