ミュンシュ、パリ音楽院管とのボレロ
曇りのち晴れ、11月も今週で終わり、サラリーマン生活何度目かの師走も間近。 本日定時退社。
Musicaのフォノアンプ購入以来、手持ちの古いモノラルLPを集中的に聴いている。
フォノアンプとしてさほど良い出来だとは思わないが、3万円ほどで入手できる各種イコライザーカーヴに対応しているアンプは他に見当たらないのでしばらく重宝しそうだ。
ちなみに定価は15万円ちょっと。
この造りではとても定価で買う気にならないが、今までぼやけた印象だった古いLPが新鮮な響きで聞こえてくるのが嬉しい。
今日はDECCA録音でミュンシュ指揮パリ音楽院管による「ボレロ」とアンセルメ指揮同オケによる「ラ・ヴァルス」
手持ちは米ロンドン盤LP。プレスは英プレス。
「ボレロ」は1946年、ミュンシュが首席指揮者であった最後の年のパリ音楽院管のロンドン楽旅の際の録音で、この演奏がミュンシュのDECCAデビューとなった。
当時ミュンシュは53歳。
後のミュンシュのボストン響とパリ管との演奏に比べるとテンポは遅め。
あの手放しの熱狂ではなく、じわりじわりと慎重に興奮のカーヴを上り切ったところで堰を切ったような怒涛の終結部に到達する老練な演奏。
名手揃いの管楽器のカラフルな音色も素晴らしい。
特にソプラノサックスとトロンボーンが相当な名手だ。
アンセルメの「ラヴァルス」は1947年録音。
パリ音楽院管との「ラ・ヴァルス」は1953年録音もあるようだ。
フォノアンプのつまみをffrrに切り替えて視聴。
とてもSP録音とは思えないほど鮮明な響きに変わった。
管楽器の艶めかしい響きも十分なもの。
Youtubeはプリセツカヤが踊る「ボレロ」
最近のコメント