ピアノの調律師さんと
爽やかな晩秋の青空。
母を病院に送りながら千本海岸へ行ってみた。
空の青と一体化した穏やかな駿河湾、富士山は厚い雲に隠れている。
ポケモンGoのフィーバーも落ち着いたようで車の数もひところほどではなかった。
午後にピアノの調律師さんが静岡市から来てくれた。
しばらく調律を怠けていて最近鍵盤が重くなっている。
調律師はピアニストの海瀬京子さんの弾くピアノを長い間調律しているKさん。
ピアノの状態は最悪だった。
湿気のために、ハンマーシャンクを止めるピンに酸化の被膜ができていて重くなっているとのこと。
ピンを全て取り換えることになってしまい、後日再調整することになった。
そしてKさんとしばらく音楽談義。
調律師としてのプロの現場からの苦心談と、著名ピアニストのピアノの調律の具体的な裏話などなど。
中でもミケランジェリの弾くピアノの、調律上の工夫の話は非常に面白かった。
Kさんが帰った後にミケランジェリのドビュッシーとスカルラッティを聴いてみた。
前奏曲集第1巻とスカルラッティのソイナタ数曲。
D.Gのとロンドンの国内盤LP。
調律の現場の話を聞いた後で聴くと、今まで聞こえなかった音が聞こえてくる。
Youtubeはミケランジェリの弾くスカルラッティ
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