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2016年12月に作成された記事

2016年12月31日 (土)

大晦日の夜、プーランクの自作自演

本日快晴、2016年も暮れていく。

いろいろとあったこの1年。
早めに退院となり、今年もいつものように自宅で新年を迎えることができる。

いつもの年と異なるのは買い出しはもっぱら家内に任せて自分は部屋の片づけなど。

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音楽部屋のランプの「ほや」を久しぶりに磨いたら、見違えるように明るくなった。



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子どもたちは東京ディズニーランドに行っているので静かで落ち着いた大晦日。


つまみ聴きしている紅白はなじみの薄い歌手が多いけれど古い常連歌手たちがいなくなり、かえって新鮮だ。


一昨日娘と食べた喫茶「枯山水」のグラタンピザ。

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もう食事は普段と変わらない。




音楽はフランスのMusic Guldが出していたシリーズものLPで「20世紀の音楽」を聴いていた。


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ミヨー、ブリテン、プーランク、ジョリヴェの作品を主にフランス系の音楽家たちが演奏している。



オーボエのピエルロ、バソンのアラール、オンニュ、トランペットのアンドレ、デルモット、トロンボーンのマッソンなどフランスの管楽の名手達の名がキラ星のように並ぶ。

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プーランク自演の「フランス組曲」は珍しい。


「シンプルシンフォニー」はドイツの名匠リステンパルトの指揮。




大掃除の時出てきた古い入浴剤を使ってみたら痒くなってきた。


Youtubeはプーランクの「パストラーレ」

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2016年12月30日 (金)

タリアフェロのフォーレほか

晴れ、夕方一時雨。
2016年の年の瀬。体調も日に日に回復してきているのを自覚。




調律したピアノの音色に微妙に雑音が混じるような箇所が有り、調律師さんに連絡したところ、さっそく静岡から来てくれました。

自分は年明けでもよかったのに、ちょうどこちらに来るついであったとのこと。

ありがたいことです。

調整は1時間ほどで終了。
しばしの音楽談義のあと調律さんは次の仕事場へ立って行った。



昨日、ボエームの会の小料理「はちまき」からお見舞いとしていただいた特製カレー。
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今年最後のボエームの会は欠席となってしまったが、やはりこのカレーは絶品。






午後は神棚の掃除としめ縄の交換 。


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お社の奥にあった、高祖父の祖父が「家内安全、子孫繁栄」の願いを込めて書いた書き物をしみじみと見ていました。

この書が書かれたのは慶応2年春。
今からちょうど150年前で薩長同盟密約が成った直後激動の頃。

最近書かれたかのように鮮明です。

一介の田舎の農民には社会の変動など知ることも興味もなく、将軍様の天下が続くのを信じていた中でひたすら一家の平和を周囲の安寧を願っていたのだと思う。



入院中は時間があったので、LPやCDの通販、オークションサイトなどを眺めていて、ついついポチリとクリックしてしまった音盤多数。

退院したらそれらの未開封の包みが山積みになっていて家内から大目玉。


今年最後の買い物は、アルカンの紹介で知られるイギリスのピアニスト、ロナルド・スミスの弾くショパンのマズルカ全集。


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英EMIのLP3枚組。


スミスは晩年ほとんど盲目になりながらも演奏活動を続けていた。



ブラジルの女流ピアニスト、マグダ・タリアフェロ晩年の録音で「ドリー」ほかフォーレの作品を集めたもの、CBSのLP.。

相方はダニエル・ヴァルサーノ。

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タリアフェロはフォーレ自身から高く評価され、フォーレの演奏旅行にも同行していた。



クララ・ハスキルの弾くモーツァルトとベートーヴェンの協奏曲を集めた、Auditeから出ているCD,2枚組。

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フリッチャイとの20番のスタジオ録音とライヴ録音、ベートーヴェンは4番のコンチェルトをディーン・ディクソンの指揮とのライヴ。ほかにシューマンの小品を少々。

1952年から54年までの録音でオケはベルリンのRIAS響。




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同じころの録音で、チェリビダッケがウィーン響を振ったブラームスの交響曲第1番。
1952年ライヴ。



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そしてイタリアの放送オケで、ラヴェルの「クープランの墓」「マ・メールロア」、左手のためのピアノ協奏曲。ピアノはロベール・カサドシュ。

NUOVA ERA盤。



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十束尚宏がトヨタ・ミュージックキャンプの青少年オケを振ったシベリウスの交響曲第2番ほかの1990年サントリーホルでのライヴ。

これは実際に会場でこの演奏を聴いている。
私家盤とはいえCDになっているとは思わなかった。


これで今年の音盤買い納め。


Youtubeはタリアフェロの弾くシャブリエ

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2016年12月28日 (水)

退院しました。シップウェイの「タイスの瞑想曲」のことなど

12月ラストの一週間、今日は素晴らしく良い天気です。

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クリスマス・イヴの24日に退院、今は自宅で療養中です。

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退院の日、ポコが驚いたような顔で出迎えてくれました。


ちょっと太ったかな。



今日は気分が良いので、一人で家の周りを久しぶりの散歩。





ポコとの散歩はもうしばらくお預けです。

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入院は最初3週間と言われていましたが10日ほどで退院できました。

病院の優秀なスタッフに感謝です。


オペの際の助手の医師の一人に、20年前に父が入院した時の執刀医のご子息の名を見つけました。不思議な縁です。

正直なところ入院生活も飽きてきたところでした。



当初は入院が長くなりそうなので、本やスコア、CD,録画しておいたDVDなどをたくさん持ち込みました。

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たくさん持ち込めるようにCDの1枚ものは100均で買ったスリムケースに入れたりもしました。



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結局、入院中にCDやDVDを差し入れしてくれる友人もあり、かなりの数になってしまいました。


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オペ前の検査の期間が長かったのでDVDやCDはそれなりに聴くことができて、
「聴き比べ」コラムの下調べもだいぶ進んだのですが、イアフォンでの視聴のため、家の装置で聴き直すと印象はまた変わるかもしれません。


たくさんCDを持ち込んだけれど、オペが終わり目覚めて最初に聴いたのは20年以上前に購入した「瞑想のための音楽」。

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PILZから出ていた格安CD2枚組で無名演奏家たちによる小品集です。


シップウェイ指揮ロイヤルフィルの「タイスの瞑想曲」のメロディが全身に沁み渡りました。

演奏者名不明のショパンの「子守歌」など、びっくりするほどたどたどしい演奏だけど、
これが何故か良いんだよなぁ・・・・


結局、本は持ち込んだ半分も読めず、その他CD、DVDも気が向いたものだけでしたが、病床の中では、今までの自分や将来の事などについてゆっくりと考えることができました。


病院の中は外と時間の流れ方が異なるようです。

仕事から離れ、このように時間が過ごせるのは貴重な体験でした。 

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2016年12月13日 (火)

明日から入院、そしてデュリュフレのことなど

曇りのち雨。

デュリュフレのレクイエムの旋律が頭から離れない。

これをデュリュフレロスと言うらしい。

デュリュフレのレクイエムに出会ったのは二十歳のころ。

FM放送、アンドリュー・デーヴィス指揮の演奏。



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聴いた瞬間から数あるレクイエムの中で最も好きな曲となりました。

これほど清楚で純粋な美しさに満ちたレクイエムは珍しいと思います。

それでいてダイナミックレンジも広く、ある種大衆性のあることは否定しません。


練習当初に戸惑い気味だったオケのメンバーが、曲の全貌が明らかになるにつれてしだいに曲の虜になっていくのもよくわかりました。

知る人ぞ知る秘密の名曲。


それが、まさか自分が演奏できる時が来るとは思いもよりませんでした。

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実はひと月ほど前から体調不良となり、結局入院し手術することになってしまったのですが、このデュリュフレだけはなんとか演奏したいと思い、演奏会の終了を待って入院することにしました。



本番では、曲のあまりの美しさとステージに乗った人たちの集中力に刺激され、体調の事は全く忘れて演奏することができました。


今まで数多くの宗教曲の演奏を聴いてきたものの、デュリュフレのレクイエムを演奏して宗教曲の本質的な意味が初めてわかったような気がしました。

宗教曲が自分の内面、そして他人への思いを込めた、民族や宗教の垣根を越えた深い祈りの音楽だということがこの年になって初めて実感することができました。

この演奏会は、今年の最後を締めくくるいろいろな意味で思い出深い演奏会となりました。

指揮の名島先生をはじめ関係された多くの人たちに感謝いたします。




明日から入院のためしばらく更新ができなくなります。
3週間ほどの予定です。


CDプレーヤーは持ち込むつもりなので、入院中に停滞している沼津交響楽団のサイトの聴き比べコラムを集中的に仕上げようとも思ったりしていますが、実際のところどうなるかわかりません。


それでは、皆さま良いお年を・・・・・


Youtubeはデュリュフレのレクイエムから「ピエ・イエズ」

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2016年12月12日 (月)

デュリュフレ、本番終わる

曇り時々晴れ。

伊豆新世紀合唱団とのデュリュフレのレクイエムの本番が終わりました。

今は虚脱状態。

当日のゲネプロの音出しは10時。

曲を最後まで通したものの前日の印象は変わらず、理想のデュリュフレには遠い状態でした。



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練習は1時間ほどで終わり、出番の3時頃までヒマになったのでホールの周辺から三島大社のあたりまでを散策。



桜川の清流には鴨が遊んでいました。


三島は水の街。

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市街の随所に清らかな富士山の雪解け水が滾々と湧き出ています。


昼食は大社前の店で「あんかけラーメン」。

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そして本番。




合唱団の皆さんは、コンサートの前半に引き続いての出演でちょうど声の慣らし運転が出来上がったかのよう。

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本番はゲネプロから一変!


オケも合唱もソリストも素晴らしい集中力で、聴衆も巻き込んでホール全体が一体化した、まさに神が降りたかのような瞬間を実感する感動的な演奏になりました。


終曲の「イン・パラディズム」の神秘的な和音が静かに消えていったあとの会場を支配していた30秒以上になんなんとする長い沈黙。


しばらくして盛大な拍手。


あたかも宗教的な儀式に立ち会ったかのようでした。

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終演後オケのメンバーからは「演奏していて泣きそうになった」「涙が止まらなかった」などの声や、演奏中に自分の内面を見つめたり忘れていた人の顔が急に浮かんだりしたなどと、不思議な瞬間があった話をいくつも聞きました。


終演後のロビーでは、目を潤ませて出演者に感動を伝えていたお客さんもいたということも聞きました。


あの時間は何か特別な時間が流れていたようです。

音楽をやっていて本当に良かった。


Youtubeはデュリュフレのレクイエムからイン・パラディズム

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2016年12月10日 (土)

本日の練習、明日が本番

土曜休みの今日は朝から年賀状のデザインと宛名を印刷。

いつもは年末ぎりぎりの作業だが、退院予定日が不明のため早めに片付けておくことにした。 

その後は歯医者へ。

歯科医は同級生のタカちゃん。口腔内の点検とクリーニング。



午後はオケの練習で三島市民文化会館へ。



いよいよ明日が本番だ。

三島のホールは駐車場がないに等しいので近くの商工会の駐車場に停めるつもりがすでに満車。

沼津と異なり三島は観光客の往来が多いようだ。

やむなく少し遠い生涯学習センターに駐車。


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集合予定の3時は既に過ぎていた。

慌てて歩いていると前方に楽器を担いだ団員ご夫婦の姿。

少し気楽になって会場へ。

結局合唱の練習が長引き、合奏開始は15分遅れとなっていた。


本番前日ということで、オルガンにハープはもとよりソプラノ、バリトンのソリストも参加。


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最初はオケのみの練習となった。

合せてみると沼津のホールと響き方があまりにも異なり戸惑うことばかり 。

残響は三島の方が多いが、響き方が特殊で自分の音が必要以上にクローズアップされているように聴こえる。


実際指揮台上と客席ではかなりバランスが違うようだ。

先生も多少戸惑っている様子。

特に今回から入ったオルガンのバランスが難しい。

結局練習はオルガンとオケの音のバランスの調整に終始した。


夕方から合唱団が参加。

アマチュア合唱団にとってデュリュフレはかなりの難曲のようだ。

伴奏部分はさほど難しいとは思わなかったが・・。

ともあれソリストの見事な歌唱に感心したり、アニュスディの美しさに陶然としたりと、時間は瞬く間に過ぎていく。



演奏するのはデュリュフレという、一般には知られているとは言い難い作曲家の知られざる名曲。
 

知る人ぞ知る地味で控えめな秘密の名曲に共感した運命共同体の本番はいよいよ明日。

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2016年12月 9日 (金)

プラハ・バロック合奏団2016

本日快晴。

午前中は外部委員を交えた大きな会議。



昨日は沼津法人会青年部主催の「税を知る週間チャリティコンサート」だった。

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これは
20年近く続いている入場無料のコンサートで、毎回ウィーンフィル、ベルリンフィル、チェコフィルのメンバーによる質の高いコンサートを開催している

毎年ありがたいことです。

ここ数年はチェコフィルのメンバーによるコンサートが続いている。


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曲目は初期の頃より入門的な内容が濃くなっている。

今年はプラハ・バロック合奏団。

ちょうど2年前にもほぼ同じメンバーで沼津に来てくれていた。
 


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弦楽器5部にチェンバロ、オーボエ2本、ファゴット1本の総勢10名の編成は2年前と同じ。


ジョン・レノン風の容貌のコントラバス奏者は多少白髪が増えたかな?


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第二部後半のクリスマスソングは2年前と同じ曲だった。

アンコールはヘンデルのアリア「私を泣かせてください」と、曲名不詳の民族的なバロック風舞曲の2曲も同じ。


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マルチェルロのオーボエ協奏曲で聴かせたチェコフィルのソロ・オーボエ奏者Jana Brozkovaの名技はあい変らずの見事さだったが、今回はこのプラハ・バロック合奏団のリーダーでもあり、もう一人のオーボエ奏者であるVojtěch Jouzaのオーボエに惹かれた。



Jana Brozkovaの一見華やかな音色と比べしっとりとした音色。



カッチーニのアヴェマリアで聴かせた深い音楽。



ファゴットの「オンブラマイフ」も人の声を聴いているかのようなのびやかな歌だった。


ステージ上のパフォーマンスも楽しく、質の高い中にも誰もが楽しめる時間を作り出すプロ中のプロの技。


アンコールはヘンデル、弦楽器の伴奏にオーボエ2本とファゴットでしみじみと聞かせてくれたのも嬉しかった。



Youtubeはバーブラ・ストライザンドの歌うヘンデルアリア「私を泣かせてください」

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2016年12月 8日 (木)

本日の練習、あと4日

ここ数日気温が下がった。

今朝は娘の車のフロントガラスが凍結していた。



昨晩はオケの練習。

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いつもの木曜練習が先生の都合で先週に引き続き水曜練習。


先週は出席率が良くなかったものの、さすがにオケ単独の練習としては最後の今回はほぼフルメンバーが集まった。


場所は沼津市民文化センター小ホール。
指揮は本番を振っていただく名島先生の指揮。



曲はデュリュフレのレクイエム。


この日曜が本番、沼響としては今年最後のステージだ。

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実は体調が芳しくなく来週から入院。


だがこのチャンスを逃すとデュリュフレを演奏することは一生ないことが見えているので、手術はこの本番の後まで伸ばすことに半ば強引に決めてしまった。


執刀医はあきれていたが、彼は高校吹奏楽部の後輩にしてトランペット吹き。

そのあたりの気持ちは理解してくれた。


母から入院前の曲が「レクイエム」とは縁起が悪いと言われたが、大きな手術でもないのでさほど気にしていない。

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今回ハープも入りコントラバスやチェロにエキストラが入ったことで響きが一変。


充実の低音が実に心地良い。


「アニュス・ディ」の部分で名島先生から「美しいですね・・・・」のひとこと。

団員一同の表情がほっと和む。

素晴らしい音楽を仲間と共有するこの瞬間の幸福を思う。

Youtubeはデュリュフレのレクイエムから「アニュスディ」

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2016年12月 6日 (火)

音楽サロン「一人静か」の海瀬京子

12月に入ってから暖かな日が続いている。

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雪を被った富士も良く見えた。


日曜の午後、名曲「今日の日はさようなら」の作詞作曲者として有名な金子詔一さんの主催する音楽サロン「一人静か」に家内と行っていた。


出演は海瀬京子さん。

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場所は裾野市千福ニュータウンの森の中の一角。

会場に着くと自然と調和した見事なロケーション。

中庭で手作りの温かなスープやハンバーガー、ピザをいただいた。

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どれも絶品だった。


その場で海瀬京子さんに金子詔一さんを紹介していただいた。

京子さんによると今日のプログラムは気の向くまま自由に弾きますとのこと。

15時開演。

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第一部の野外ステージ、第二部の屋内の音楽サロンにはそれぞれ個性の異なるスタインウェイが置いてある。


いずれも特注、第一部の艶消しブラック仕上げのピアノはユンディ・リが選定したもので、彼のサイン入り。

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屋内のものはやや小型ながらクラシック調の重厚な造り。



今回は2台の個性の異なるスタインウェイを聴き比べることにもなった。

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第一部 野外ステージ


・映像第2集から「葉ずえを渡る鐘」  :ドビュッシー

・セレナード              :シューベルト~リスト編曲


・樅の木                :シベリウス


・四季から12月           :チャイコフスキー



第二部  屋内音楽サロン

・音の絵 作品39から第6番      :ラフマニノフ 

・前奏曲 ト短調 作品23-5     :ラフマニノフ


・小犬のワルツ             :ショパン


・トルコ行進曲             :モーツァルト~ヴォロドフ編


アンコール

・ガーシュインのミュージカルナンバーから  :アール・ワイルド編曲

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とても当日考えついたと思えないほどセンスの良いプログラム。



第一部は野外のステージ。

曲は冬、そしてクリスマスなど12月を題材としたもの。


そして最初のドビュッシーの映像、「葉ずえを渡る鐘」が静かに始まる。

落ち葉の舞うステージに響くスタインウェイの響き。
野外でありながらしっとりといぶし銀のような音がしっかり聴こえてきた。


周辺の風景に音楽が見事に融合している。


演奏者も聴衆も一体となって、今、まさに特別な時間が流れていることを実感する幸福な瞬間だ。



第二部は屋内の音楽サロンに場所を移して、ラフマニノフ、ショパン、ガーシュインなど。

彼女のヴィルトオジティを存分に発揮した内容。


その前の休憩時間には、タンノイとアルテックのスピーカーによるレスピーキの「アッピア街道の松」の演奏をDVDで。

室内のどの場所にいてもバランスの良い見事な再生音だった。



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終演後、金子さんとしばらくお話をしたらオルゴールとサインをいただいた。



思いがけなくも充実した贅沢な日曜の午後のひととき。



youtubeはチャイコフスキーの「四季」から秋

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2016年12月 3日 (土)

カラヤンの「ヘンゼルとグレーテル」英コロンビア盤

比較的穏やかな12月最初の週末。

土曜の午前中は母を病院に連れて行き、午後は病院主催のイベントに参加。

会場で医療用ロボット「pepper」を見かけた。
人間の感情を認識する「感情エンジン」搭載だという。

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反応も敏感、ほっと安心させるような人間らしさが良かった。



夜は沼津駅北口の「ココチホテル」内の和ダイニング「安吉」で娘の友人と家族とで食事。

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初めて入るお店で和風肉料理が主。


実は同じホテル内のフレンチ「ラパンアジル」に入りたかったのだが予約で満席。
やむなくこちらの店にしたもの。

注文したメニューは「塊ステーキ会席」。

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シンプルな素材を巧みに調理した内容。


店の雰囲気が良くてたちまち店内は満席になっていった。



Musicaの多機能イコライザー付のフォノアンプで古いLPを聴いている。


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カラヤン指揮フィルハーモニア管によるフンパーディングの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」全曲盤。英コロンビア盤




 ヘンゼル:エリーザベト・グリュンマー
 
 グレーテル:エリーザベト・シュヴァルツコップ


 母親(ゲルトルート):マリア・フォン・イロスヴァイ


 父親(ペーター):ヨーゼフ・メッテルニヒ

 
 魔女:エルゼ・シュルホフ

 
 眠りの精/露の精:アニイ・フェルバーマイヤー

 
 ロートン・ハイスクール少女合唱団

 バンクロフト・スクール合唱団
 
 フィルハーモニア管弦楽団

 
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)


 録音:1953年  33CX 1096/7

同じLPからのCD復刻盤がNAXOSから出ている。

いろいろとイコライザーカーヴをいじってみたが、ぴったりするものが見つからない。

American78sが比較的まとまった音として聞こえたのが意外だった。


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沼響HPの聴き比べコラム「ブラームスの1番を聴く」にトスカニーニ指揮NBC響との1940年ライヴの感想をアップしました。



Youtubeは「ヘンゼルとグレーテル」から夕べの祈り

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2016年12月 1日 (木)

本日の練習、水曜練習

曇りのち晴れ今日から12月。

今日は一日休んで病院通い。

腸に異常が見つかり入院することになった。

体調は良くないが、デュリュフレはどうしても演奏したいので入院はデュリュフレの本番後とした。

それまで体が持って欲しいもの。


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昨晩はオケの練習、曲はデュリュフレのレクイエム。

今週と来週は水曜練習となった。

曜日が変わっただけで出席率ががくんと落ちた。

ちょうど第3版の小編成オケ版の規模のような練習になってしまった。

場所は文化センター小ホールでインペクF君の指揮。

中学以来のホルンのパートナーK君から「気合が入っていますね」の一言。

大好きなデュリュフレだけに自然と力も入ろうというもの。

曲はだいぶ形になってきた。

本番までの練習はあと2回。

Youtubeはデュリュフレのレクイエムから「ピエ・イエス」。
ソプラノソロでなく少女たちの合唱。


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