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2016年12月 6日 (火)

音楽サロン「一人静か」の海瀬京子

12月に入ってから暖かな日が続いている。

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雪を被った富士も良く見えた。


日曜の午後、名曲「今日の日はさようなら」の作詞作曲者として有名な金子詔一さんの主催する音楽サロン「一人静か」に家内と行っていた。


出演は海瀬京子さん。

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場所は裾野市千福ニュータウンの森の中の一角。

会場に着くと自然と調和した見事なロケーション。

中庭で手作りの温かなスープやハンバーガー、ピザをいただいた。

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どれも絶品だった。


その場で海瀬京子さんに金子詔一さんを紹介していただいた。

京子さんによると今日のプログラムは気の向くまま自由に弾きますとのこと。

15時開演。

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第一部の野外ステージ、第二部の屋内の音楽サロンにはそれぞれ個性の異なるスタインウェイが置いてある。


いずれも特注、第一部の艶消しブラック仕上げのピアノはユンディ・リが選定したもので、彼のサイン入り。

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屋内のものはやや小型ながらクラシック調の重厚な造り。



今回は2台の個性の異なるスタインウェイを聴き比べることにもなった。

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第一部 野外ステージ


・映像第2集から「葉ずえを渡る鐘」  :ドビュッシー

・セレナード              :シューベルト~リスト編曲


・樅の木                :シベリウス


・四季から12月           :チャイコフスキー



第二部  屋内音楽サロン

・音の絵 作品39から第6番      :ラフマニノフ 

・前奏曲 ト短調 作品23-5     :ラフマニノフ


・小犬のワルツ             :ショパン


・トルコ行進曲             :モーツァルト~ヴォロドフ編


アンコール

・ガーシュインのミュージカルナンバーから  :アール・ワイルド編曲

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とても当日考えついたと思えないほどセンスの良いプログラム。



第一部は野外のステージ。

曲は冬、そしてクリスマスなど12月を題材としたもの。


そして最初のドビュッシーの映像、「葉ずえを渡る鐘」が静かに始まる。

落ち葉の舞うステージに響くスタインウェイの響き。
野外でありながらしっとりといぶし銀のような音がしっかり聴こえてきた。


周辺の風景に音楽が見事に融合している。


演奏者も聴衆も一体となって、今、まさに特別な時間が流れていることを実感する幸福な瞬間だ。



第二部は屋内の音楽サロンに場所を移して、ラフマニノフ、ショパン、ガーシュインなど。

彼女のヴィルトオジティを存分に発揮した内容。


その前の休憩時間には、タンノイとアルテックのスピーカーによるレスピーキの「アッピア街道の松」の演奏をDVDで。

室内のどの場所にいてもバランスの良い見事な再生音だった。



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終演後、金子さんとしばらくお話をしたらオルゴールとサインをいただいた。



思いがけなくも充実した贅沢な日曜の午後のひととき。



youtubeはチャイコフスキーの「四季」から秋

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