デュリュフレ、本番終わる
曇り時々晴れ。
伊豆新世紀合唱団とのデュリュフレのレクイエムの本番が終わりました。
今は虚脱状態。
当日のゲネプロの音出しは10時。
曲を最後まで通したものの前日の印象は変わらず、理想のデュリュフレには遠い状態でした。
練習は1時間ほどで終わり、出番の3時頃までヒマになったのでホールの周辺から三島大社のあたりまでを散策。
桜川の清流には鴨が遊んでいました。
三島は水の街。
市街の随所に清らかな富士山の雪解け水が滾々と湧き出ています。
昼食は大社前の店で「あんかけラーメン」。
そして本番。
合唱団の皆さんは、コンサートの前半に引き続いての出演でちょうど声の慣らし運転が出来上がったかのよう。
本番はゲネプロから一変!
オケも合唱もソリストも素晴らしい集中力で、聴衆も巻き込んでホール全体が一体化した、まさに神が降りたかのような瞬間を実感する感動的な演奏になりました。
終曲の「イン・パラディズム」の神秘的な和音が静かに消えていったあとの会場を支配していた30秒以上になんなんとする長い沈黙。
しばらくして盛大な拍手。
あたかも宗教的な儀式に立ち会ったかのようでした。
終演後オケのメンバーからは「演奏していて泣きそうになった」「涙が止まらなかった」などの声や、演奏中に自分の内面を見つめたり忘れていた人の顔が急に浮かんだりしたなどと、不思議な瞬間があった話をいくつも聞きました。
終演後のロビーでは、目を潤ませて出演者に感動を伝えていたお客さんもいたということも聞きました。
あの時間は何か特別な時間が流れていたようです。
音楽をやっていて本当に良かった。
Youtubeはデュリュフレのレクイエムからイン・パラディズム
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