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2016年12月30日 (金)

タリアフェロのフォーレほか

晴れ、夕方一時雨。
2016年の年の瀬。体調も日に日に回復してきているのを自覚。




調律したピアノの音色に微妙に雑音が混じるような箇所が有り、調律師さんに連絡したところ、さっそく静岡から来てくれました。

自分は年明けでもよかったのに、ちょうどこちらに来るついであったとのこと。

ありがたいことです。

調整は1時間ほどで終了。
しばしの音楽談義のあと調律さんは次の仕事場へ立って行った。



昨日、ボエームの会の小料理「はちまき」からお見舞いとしていただいた特製カレー。
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今年最後のボエームの会は欠席となってしまったが、やはりこのカレーは絶品。






午後は神棚の掃除としめ縄の交換 。


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お社の奥にあった、高祖父の祖父が「家内安全、子孫繁栄」の願いを込めて書いた書き物をしみじみと見ていました。

この書が書かれたのは慶応2年春。
今からちょうど150年前で薩長同盟密約が成った直後激動の頃。

最近書かれたかのように鮮明です。

一介の田舎の農民には社会の変動など知ることも興味もなく、将軍様の天下が続くのを信じていた中でひたすら一家の平和を周囲の安寧を願っていたのだと思う。



入院中は時間があったので、LPやCDの通販、オークションサイトなどを眺めていて、ついついポチリとクリックしてしまった音盤多数。

退院したらそれらの未開封の包みが山積みになっていて家内から大目玉。


今年最後の買い物は、アルカンの紹介で知られるイギリスのピアニスト、ロナルド・スミスの弾くショパンのマズルカ全集。


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英EMIのLP3枚組。


スミスは晩年ほとんど盲目になりながらも演奏活動を続けていた。



ブラジルの女流ピアニスト、マグダ・タリアフェロ晩年の録音で「ドリー」ほかフォーレの作品を集めたもの、CBSのLP.。

相方はダニエル・ヴァルサーノ。

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タリアフェロはフォーレ自身から高く評価され、フォーレの演奏旅行にも同行していた。



クララ・ハスキルの弾くモーツァルトとベートーヴェンの協奏曲を集めた、Auditeから出ているCD,2枚組。

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フリッチャイとの20番のスタジオ録音とライヴ録音、ベートーヴェンは4番のコンチェルトをディーン・ディクソンの指揮とのライヴ。ほかにシューマンの小品を少々。

1952年から54年までの録音でオケはベルリンのRIAS響。




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同じころの録音で、チェリビダッケがウィーン響を振ったブラームスの交響曲第1番。
1952年ライヴ。



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そしてイタリアの放送オケで、ラヴェルの「クープランの墓」「マ・メールロア」、左手のためのピアノ協奏曲。ピアノはロベール・カサドシュ。

NUOVA ERA盤。



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十束尚宏がトヨタ・ミュージックキャンプの青少年オケを振ったシベリウスの交響曲第2番ほかの1990年サントリーホルでのライヴ。

これは実際に会場でこの演奏を聴いている。
私家盤とはいえCDになっているとは思わなかった。


これで今年の音盤買い納め。


Youtubeはタリアフェロの弾くシャブリエ

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