退院しました。シップウェイの「タイスの瞑想曲」のことなど
12月ラストの一週間、今日は素晴らしく良い天気です。
クリスマス・イヴの24日に退院、今は自宅で療養中です。
退院の日、ポコが驚いたような顔で出迎えてくれました。
ちょっと太ったかな。
今日は気分が良いので、一人で家の周りを久しぶりの散歩。
ポコとの散歩はもうしばらくお預けです。

入院は最初3週間と言われていましたが10日ほどで退院できました。
病院の優秀なスタッフに感謝です。
オペの際の助手の医師の一人に、20年前に父が入院した時の執刀医のご子息の名を見つけました。不思議な縁です。
正直なところ入院生活も飽きてきたところでした。
当初は入院が長くなりそうなので、本やスコア、CD,録画しておいたDVDなどをたくさん持ち込みました。

たくさん持ち込めるようにCDの1枚ものは100均で買ったスリムケースに入れたりもしました。

結局、入院中にCDやDVDを差し入れしてくれる友人もあり、かなりの数になってしまいました。

オペ前の検査の期間が長かったのでDVDやCDはそれなりに聴くことができて、「聴き比べ」コラムの下調べもだいぶ進んだのですが、イアフォンでの視聴のため、家の装置で聴き直すと印象はまた変わるかもしれません。
たくさんCDを持ち込んだけれど、オペが終わり目覚めて最初に聴いたのは20年以上前に購入した「瞑想のための音楽」。

PILZから出ていた格安CD2枚組で無名演奏家たちによる小品集です。
シップウェイ指揮ロイヤルフィルの「タイスの瞑想曲」のメロディが全身に沁み渡りました。
演奏者名不明のショパンの「子守歌」など、びっくりするほどたどたどしい演奏だけど、これが何故か良いんだよなぁ・・・・
結局、本は持ち込んだ半分も読めず、その他CD、DVDも気が向いたものだけでしたが、病床の中では、今までの自分や将来の事などについてゆっくりと考えることができました。
病院の中は外と時間の流れ方が異なるようです。
仕事から離れ、このように時間が過ごせるのは貴重な体験でした。
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コメント
祝・退院。
同世代の健康問題は他人事ではありません。体調も早く戻りますように。
投稿: 林 侘助。 | 2016年12月28日 (水) 18時39分
退院、先ずはおめでとうございます。回復、速いですね。しばらく自宅療養でしょうか。年明けは仕事始めの日から出社かな。予後が大切です。無理をせぬよう。
入院中のあれこれを想像しました。本やCDを持ち込んでの考えごと、手術のことはさておいて、それはそれでよかったですね。
投稿: 武田晴美 | 2016年12月29日 (木) 06時21分
ご退院おめでとうございます。予定より早まって良かったですね。病院で年を越すのは味気ないでしょうから。どうかお大事になさってください。
投稿: ぶりちょふ | 2016年12月29日 (木) 11時07分
林さん、ありがとうございます。
緊急入院というわけではなかったのですが、
問題が見つかったので思い切って手術しておきました。
比較的まとまった時間の入院だったので、有意義にすごせました。
投稿: 山本晴望 | 2016年12月30日 (金) 19時58分
武田君、ありがとう。
隔離された世界での長い間の一人の時間。
このような経験は貴重だったです。
いろいろと考えることができました。
投稿: 山本晴望 | 2016年12月30日 (金) 20時02分
ぶりちょふさん、ありがとうございます。
クリスマスイヴには家に帰ることができました。
経過もおかげさまで順調です。
投稿: 山本晴望 | 2016年12月30日 (金) 20時04分
無事、御退院...何よりでした。やっぱり、デュリフレとか入院中にはいい曲と思います。
投稿: prmaki2002 | 2016年12月30日 (金) 21時10分
prmaki2002さん、ありがとうございます。
手術後直後の麻酔が効いて朦朧としている時に
デュリュフレのレクイエムが頭の中に流れていました。
投稿: 山本晴望 | 2016年12月31日 (土) 19時28分