クーベリックのスターバト・マーテル
本日朝の朝の外気温度は1℃。畑の檸檬とネーブルが今年も豊作。
見上げると鳶がじっとこちらを見ている。
昨日は午後から休みを取り通院、ついでにJAに寄って保険の相談。
かなり前から入っていた医療保険が今回の入院治療に該当すると思い確認してみると、被保険者は娘だった。
娘が高校入学の際に入っていたのをすっかり忘れ、自分の口座から落ちているのでいつのまにか自分の保険だと思い込んでいたのだ。
帰宅し横になったらそのまま寝入ってしまった。
娘が帰宅した物音で目が覚めた。
聴いた音楽はドボルジャークの宗教曲「スターバト・マーテル」。
クーベリック指揮バイエルン放送響、合唱団によるグラモフォンの国内盤LP2枚組。
エディト・マティス(ソプラノ)
アンナ・レイノルズ(アルト)
ヴィエスワフ・オフマン(テノール)
ジョン・シャーリー=カーク(バス)
エルマー・シュローター(オルガン)
バイエルン放送交響楽団、合唱団
録音1976年9月、ヘルクレスザール、ミュンヘン
ドボルジャークの名が売れ始めた頃の比較的初期の宗教作品で、作曲は交響曲第5番の時期。
愛する子供3人を失った作曲者の悲しみがストレートに出た作品、ボヘミア的な民族色は感じられない。
全編悲しみに満ちた美しさに、聞いていて切なくなるほどの曲だが、作曲者に同化したようなクーベリックの熱を帯びた指揮が宗教曲としての普遍的な救いを感じさせている。
名演だ。
Youtubeはクーベリック指揮の「新世界より」
録音1976年9月、ヘルクレスザール、ミュンヘン
ドボルジャークの名が売れ始めた頃の比較的初期の宗教作品で、作曲は交響曲第5番の時期。
愛する子供3人を失った作曲者の悲しみがストレートに出た作品、ボヘミア的な民族色は感じられない。
全編悲しみに満ちた美しさに、聞いていて切なくなるほどの曲だが、作曲者に同化したようなクーベリックの熱を帯びた指揮が宗教曲としての普遍的な救いを感じさせている。
名演だ。
Youtubeはクーベリック指揮の「新世界より」
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コメント
いつも楽しく拝見しております。「電網郊外散歩道」というブログを綴っております、田舎の中高年です。私も、まさにこのLPをいまだに大事にして聴いております。ほんとにいい曲、いい演奏ですね。昨年、リビング用に安価なレコードプレーヤーを購入しましたので、LPを気軽に聴けるようになり、うれしい限りです。
投稿: narkejp | 2017年1月21日 (土) 07時02分
narkejpさま、コメントありがとうございます。
この演奏、私は比較的最近聴きました。
本当に美しい曲でクーベリックの演奏も実に良いですね。
投稿: 山本晴望 | 2017年1月22日 (日) 20時27分