明けましておめでとうございます。ブーランジェのラモーほか
あけましておめでとうございます。良く晴れた穏やかな正月です。
庭の白梅が咲き始めました。紅梅は未だ蕾。
元日の朝、屋敷神様のお稲荷さんに初参り
ポコはまったりと日向ぼっこ。
やがて弟家族が来ての昼食の後に家内の実家に行き夕餉を共にするいつもの元日。
今年はアルコールは控えめ、自分と一緒に酒杯を交わすのを楽しみにしていた岳父はちょっぴり寂しそう。
聴き初めはナディア・ブーランジェ指揮の古い時代の音楽をBGMのように聴いていた。
米DECCAから50年代に出ていた古いLPで、モンテヴェルディのマドリガル集を集めたものとラモーのオペラからの抜粋の2枚。
ブーランジェはローマ大賞受賞の作曲家を父に持ち、フォーレに師事した女流作曲家にして偉大な音楽教育家。
その門人には、作曲家コープランドやロイ・ハリス、フランセその他に、指揮者としてはマルケヴィッチ、バーンスタイン、スクロヴァチェフスキー、ベルティーニ、バレンボイム、ジネット・ヌヴー、キース・ジャレットそのほかの凄い人たちが名を連ねている。
10名程度の独唱者たちとパリの奏者を集めた器楽アンサンブルによる演奏。
器楽奏者達は、パリ管のコンマスだったヨルダノフやパスキエ兄弟、チェロのジャンドロンといったフランスの著名な奏者がずらりと並ぶ。
独唱者はテノールのキュエノーくらいしか知らない。
ブーランジェはチェンバロも弾いている。
いわゆる今の古楽系の演奏とは対極にあるロマンティックな演奏。
個々の奏者はさすがにうまい。
沼響のHPの聴き比べコラム「デュリュフレのレクイエムを聴く」に「楽器編成とグレゴリオ聖歌の使用について」をアップしました。
Youtubeはラモーのオペラ「優雅なインド人」から
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- フリッツ・ライナーの「シェエラザード」(2023.06.05)
- 山岡重信の「新世界より」(2023.06.03)
- ヘンデルのオペラ「ジュリアス・シーザー」(2023.05.29)
- 「孤独のグルメ」の原作者久住昌之さんのトークショー、そしてヴォーン・ウイリアムズの室内楽のことなど(2023.05.28)
- 広上淳一のリヒャルト・シュトラウス(2023.05.23)
コメント
あけましておめでとうございます。
年が改まり、快癒を得て祝着のことと思います。
私まで改めて健康のありがたさを知る気分になりました。
今年もよろしく。
投稿: 武田晴美 | 2017年1月 4日 (水) 06時06分
あけまして、おめでとうございます。
そう、健康が全ての基本であることを入院中に痛感しました。
自分の時間がいくらあっても活動範囲が制限されて、自由に行動できないということがいかに辛いものであるか思い知らされました。
食べたいものも食べれないししね。
おかげで7キロほど痩せました。
今年もよろしくお願いします。
投稿: 山本晴望 | 2017年1月 4日 (水) 21時33分