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2017年1月20日 (金)

クルト・レーデル、プラハ・プロ・アルテ管弦楽団

曇り時々雨。徐々に天気は下り坂、雪になるかもしれない。

今週始めに突然のアクシデント発生。この先どうなるか・・・

音楽はクルト・レーデル晩年の録音から、プラハ・プロ・アルテ管による小品集。

中部電力製作の非売品CDで、ほぼ同じ曲目で来日コンサートがあったらしい。



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1.オッフェンバック/喜歌劇「天国と地獄」序曲

2.マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲

3.J.Sバッハ/G線上のアリア

4.パッヘルベル/カノン

5.マスネ/タイスの瞑想曲

6.エルガー/愛のあいさつ

7.ロイド・ウエッバー/メモリー(ミュージカル「キャッツ」より)

8.ロジャース/エーデルワイス(ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より)

9.ロウ/踊り明かそう(ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より)

10.高井達雄/鉄腕アトム・マーチ

11.ドヴォルザーク/わが母の教えたまいし歌

12.ヨハン・シュトラウス/ラデツキー行進曲

13.シューマン トロイメライ

14.プッチーニ/私のお父さん(歌劇「ジャンニ・スキッキ」より)

15.プッチーニ/ムゼッタのワルツ(歌劇「ラ・ボエーム」より)

16.スメタナ/喜劇役者の踊り(歌劇「売られた花嫁」より)

17.團伊玖磨/花の街

18.岡野貞一/ふるさと

指揮/クルト・レーデル

プラハ・プロ・アルテ管弦楽団

ソプラノ/モニカ・ブレフトヴァー

録音/2001/05/22-25 プラハ


ミュンヘン・プロ・アルテ管で多くの録音を残したレーデルだが、プラハでもチェコフィルやプラハ響などの音楽家たちを集めて活動していた。


レーデルは20年ほど前にミュンヘン・プロ・アルテ管を率いた来日公演を聴いていて、
レーデルの吹くフルートのしっとりとした音色のブランデンブルク協奏曲第5番やミヒャエル・ハイドンのノクターンが非常に良かった記憶は今でも鮮明だ。


このCDはプラハでの録音だが明らかに日本を意識した内容。
 

ほぼ同じ内容の日本公演もあったようだ。

なぜか鉄腕アトムのマーチが入っているのが不思議。


演奏は録音状態によるものか、ずいぶんと響きが薄い。

パッヘルベルのカノンの装飾音の扱いなどは、過去のミュンヘン・プロ・アルテ管との演奏とはずいぶんと異なっていた。

ミュンヘンとの録音は楷書風のきっちりとした演奏だったのが、プラハではかなり崩した草書体。

タイスの瞑想曲はヴァイオリンソロではなく弦楽合奏版。

中でも最後「ふるさと」は編曲も良く、日本語のイントネーションを正確に意識した演奏で良かった。



Youtubeはレーデル指揮ミヒャエル・ハイドンのノクターン

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