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2017年4月 8日 (土)

ウィンダムヒルの「翔」

新年度最初の週末は一日雨。
このところ異動のサイクルが早くなり3月までの部署の在籍はわずか1年。

今日は終日雨なので外に出ることもなく、部屋の掃除や古いものを処分したりしていた。

大叔母のことを聞きつけた近所の人たちが時々香典を持ってくる。
最晩年の大叔母はしきりに実家に帰りたがっていたという。


今日はウィンダムヒルの音楽を聴いていた。

いただいた二千枚のタンゴのレコードの中に入っていたLPで、「翔(はばたき)」というタイトル。1985年製作。

9人の若手(当時)のピアニストたちの自作自演を集めたオムニバスアルバム。


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・In Flight, 5:57 (Michael Harrison)

・Amy’s Song, 2:39 (Peggy Stern)
・Lou Ann, 5:37 (Philip Aaberg)
・A Morning With The Roses, 4:35 (Richard Dworsky)
・In This Small Spot, 4:07 (Tim Story)
・Out To Play, 3:42 (Paul Dandero)
・Listening To Evening, 7:00 (Allaudin William Mathiew)
・Messenger Of The Sun, 3:13 (Cyrille Verdeaux)
・Consolation, 6:29 (Rick Peller)


ウィンダムヒルから出ているアルバムはどれもシンプルでナチュラル。

この「翔」は9人の個性が見事に開花しているアルバム。
ウィンダムヒルのレコード特有のクリスタルガラスのような純な響きに統一されているのが特徴だ。

久石譲の音楽に似ていて親しみやすくどこか懐かしさの感じられる音楽の数々。

中ではこのアルバムのタイトルとなっているMichael HarrisonのIn Flight(翔)が印象に残った。

外は雨、静謐な空間の中に響き渡る硬質なピアノの響き。

ウィンダムヒルでは、ジョージ・ウィンストンが弾いていた「デセンバー」というアルバムに入っていた、パッヘルベルのカノンやバッハのアレンジが好きで、かつて楽譜を買って自分で弾いてみたりしていた。

また弾いてみようか。


Youtubeはウィンダムヒルの「DECEMBER」

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