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2017年4月16日 (日)

ペーター・マークのメンデルスゾーンその2

晴れ、いよいよ春も最盛期、夏並みの気温となった地方も。
桜のシーズンも終わりのようだ。

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昨年裏山で見つけたソメイヨシノの原種、野生のオオシマザクラもほとんど散っていた。



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こちらは昨年の満開の様子。

気品のある桜の花。



今日もペーター・マークの「スコットランド」を聴いていた。

1枚目は1960年のロンドン響とのスタジオ録音。
手持ちは70年代の国内盤LPで、これがこの曲の刷り込みだ。


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この演奏を聴くと学生時代の甘酸っぱい思い出が甦ってくる。


若々しくも爽やかな名演。

クラリネットのドウ・ペイエやホルンのタックウェルなど名手を揃えたロンドン響はさすがに一流で他の3種のマークの「スコットランド」の録音の中でオケの性能は群を抜いている。

購入後40年近くを経ている手持ちのLPも良い音で鳴っていた。

そしてもう一枚は1993年、東京都響とのライヴ。

カップリングされている1984年のモーツァルトの「プラハ」は実演を聴いた。
この時のメインはモーツァルトのレクイエムだった。


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そしてこのメンデルスゾーン。


ロマンティックで良く歌う演奏。



ライヴにしては大きな破たんもないし、オケの優秀さは感じられるもものの、他のオケの演奏と比べると響きが薄いというよりも日本のオケ特有の響きの無味無臭さが気になった。


それでもフィナーレ終盤の熱い盛り上がりはなかなかのもの。

実演で聴けばさぞや感心しただろう。

4つの演奏を聴いてみて、オケの性能とまとまりの良さではロンドン響との演奏が一番。

ただ今の自分の好みでは遊びの感じられるベルン響との演奏かな。

Youtubeはマズア指揮ゲヴァントハウス管の「スコットランド」

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