フォルスターのバッハ、モテット集
曇りのち夜から雨。
昨日から黄砂がひどく、ビルの谷間の富士山も霞んで良く見えない。
通勤途中の路上でクシャミが止まらなくなった。
花粉症?それとも黄砂の影響だろうか?
唇もざらついているような気がする。
今日はカール・フォルスター指揮ベルリン聖ヘドウィッヒ聖歌隊のバッハを聴いていた。
東芝EMIが出していた国内盤LP.
フォルスター率いるベルリン聖ヘドウィッヒ聖歌隊は、かつて宗教音楽を歌わせては世界最高の合唱団とされていた。
廉価盤で出ていたクリュイタンスやフリッチャイの第九でも起用されていたものの、
正直これらの録音を聴くかぎりでは普通の印象。
その印象が一変したのがハイドンの「天地創造」だった。
フォルスターの重厚な音楽造りと充実の合唱団の響きに圧倒されたものだ。
そしてバッハのモテット集。
この演奏を聴いてこの合唱団の実力がよくわかった。
このフォルスターのモテット集は、全てア・アカペラで歌われている。
しかもかなりの大人数のようだ。
無伴奏でありながら整然と揃ったアンサンブルとピッチの正確さには驚いた。
非情なまでの厳しいトレーニングの成果なのだろう。
ストイックでいて孤高のバッハ。
CDでは「Jesu, meine Freude, BWV 227」のみTestamentCDで聴くことができる。
Youtubeはバッハのマイフィカトから
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