珈舎の「蓄音機を聴く会」
今日は朝から雨。
出勤時に庭の紫陽花の花を眺め、ふと足元を見ると大きなカタツムリが横断中。
危うく踏んでしまうところだった。
上半期の大きな山場は終了したものの、大きく方向転換した現組織の今後の在り方について内外部からのヒアリングに加えて各種行事が目白押し。
今度の日曜も出勤確定。
先週の土曜日の夜、沼津御用邸近くの喫茶店「珈舎」が主催する「蓄音機を聴く会」に行っていた。
いわゆるSPレコードコンサート。
曲はクラシックからポピュラーソングエトセトラ。
早めに到着したのでナビゲーター役の方と少しお話ができた。
機種は日本ビクターのビクトローラとニッポノフォンの卓上機。
この催しも78回目だという。
針は鉄針を使用。
参加者は15名ほどで大部分は私の親ぐらいの年配の方々。
一組小学生の女の子を連れたお母さんが来ていたのが異色の存在。
女の子はずっとテーブル席で勉強していた。
最初にエルマンのカヴァティーナから入っていったが、
音が荒れていて往年のエルマントーンは聴くことができない。
フォイアマンのチェロもいまひとつ。
パデレフスキーの「ラ・カンパネラ」は音そのものよりも演奏の凄さに感心。
音はビクターよりもニッポノフォンの方がまとまりが良かった。
一番良かったのがベラフォンテが歌う「バナナボート」。
これは1956年録音でこの頃既にLPが発売されていた。
RCAあたりではステレオ録音も始めていた時期だ。
結局、自分が昨年いただいた英コロンビアの蓄音機の優秀さを確認することになったものの、戦後初の日本音楽コンクール1位の三枝貴美子の歌うカンツォーネ「海に来たれ」や、往年の名歌手ダルモンテの「狂乱の場」など、珍しいものも聴かせていただきました。
Youtubeは紗良オットの弾く「ラ・カンパネラ」
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