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2017年6月24日 (土)

片岡啓子のイタリア古典歌曲集

今日も一日よい天気。土曜日ながら仕事が入ってしまった。

睡眠不如意はいつものことながら、通勤時間が大幅に短縮されて出勤する時間が遅くなったので、多少は寝坊できるようになった。


ところが今までは通勤時の車中でCD2枚を往復で聴き通せていたのが、今では往復1枚も聴けなくなった。


車中で流す曲は自然と小品集が多くなっている。

今日聴いていたのは片岡啓子が歌ったイタリア古典歌曲集。

デンオンから出ていたCDで1990年福岡での録音。



片岡啓子は隣町の三島市出身で、家内の先輩でもあるので多少の贔屓はあるけれども、ヴェルディ歌いとして名を上げた片岡啓子の、太くドラマティックな存在感のある声、そして格調高く歌い上げた名唱の数々が印象深い。

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・いとしい女よ (カロ・ミオ・ベン)(ジョルダーニ)
・愛に満ちた処女よ(ドゥランテ)
・あなたへの愛を捨てることは(ガスパリーニ)
・私は心に感じる(A. スカルラッティ)
・樹木の蔭で(ラルゴ)(ヘンデル)
・お前は私を苦しめていなかったのに(チェスティ)
・もはや私の心には(うつろの心)(パイジェッロ)
・アマリッリ(カッチーニ)
・菫(A. スカルラッティ)
・いとしい絆よ(ガスパリーニ)
・たとえつれなくても(カルダーラ)
・眠っているのか,美しい女よ(バッサーニ)
・ああ私のやさしい熱情が(グルック)
・お前を賛える光栄のために(ボノンチーニ)
・私の偶像である人の回りに(君が姿をめぐりて)(チェスティ)
・もし貴方が私を愛してくれて(ペルゴレージ)
・陽はすでにガンジス川から(A. スカルラッティ)
・愛の喜びは(マルティーニ)

  片岡啓子(ソプラノ)
 
  ガブリエレ・ピサーニ(ピアノ)

  録音:1990年10月2~4日 福島市音楽堂


朝、小林麻央さんの悲しいニュースと市川海老蔵の涙の会見を見た後、車中でこのCDをかけた時に最初に流れてきたのが「カロ・ミオ・ベン(いとしいひとよ)」。

求愛の歌だけれども、悲しく切ないメロディにちょっとウルッと来ました。

伴奏のピアニスト、ガブリエレ・ピサーニはスカラ座付きのピアニスト。

よく知られたイタリア古典歌曲を集めた選曲も良い。


Youtubeはモンセラート・カバリエの歌う「カロ・ミオ・ベン」


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