小泉ひろし指揮学習院OBブラームス合唱団の「メサイア」
本日朝から大雨洪水竜巻警報発令。
仕事場近くのガード下は水没して通行止めとなり全国ニュースとなるほど。
この大雨は予測できたので、出勤するときに窓を閉め切って家を出た。
夜はオケの練習。
今日は年に一度の総会の日。
役員改選に会計報告、来年度の事業予定など。
若手が弱冠運営に加わってきたのが頼もしくもあり。
先日の日曜日、国立西洋美術館で午前中にアルチンボルト展を観た後は、東京オペラシティで学習院OBブラームス合唱団の演奏会。
曲はヘンデルの「メサイア」全曲.
その日の東京近郊は比較的コンサートが多く在京オケでN響、日本フィルの定演。
川崎のミューザではパスカル・ロジェのオールドビュッシープロのリサイタル。
上野でも芸大奏楽堂でベルリンフィルのクラリネット奏者フックスによるコンチェルトなどもありいろいろと迷ったけれども、結局沼響もお世話になった小泉ひろし先生が振る「メサイア」に決めた。
学習院OBブラームス合唱団は、学習院大学の合唱団OBが創設した合唱団。
今は学習院色は薄れたようだが、年一回の定期演奏会では国内の有名指揮者を招いて宗教音楽の大作を取り上げている。
公式サイトを見ると、メンデルスゾーンの「エリア」、ヴェルディの「レクイエム」、
バッハの「ロ短調ミサ」などヘヴィな曲ばかり。
今回のメサイアの出演者は
ソプラノ;山口清子
カウンターテナー;彌勒忠史
テノール;中嶋克彦
バリトン;青山貴
オケのメサイア室内合奏団2017は、小泉先生を知るメンバーが集まった臨時編成オケのようだ。
実は行きの新幹線で一緒になったN君が小泉ひろし先生と親しく、いろいろと事前情報は聞いていた。
小泉先生は「メサイア」を数多く取りあげていて、オケと一体化した流麗な指揮ぶりも手慣れたもの。
合唱団は80名ほど、比較的平均年齢高めのように見えたがよく訓練されていて響きも美しい。
なによりも長年の宗教曲の経験が大きく演奏にプラスに作用しているようだ。
大きな自信から来る確信のようなものが感じられて聴いていて気持ち良い。
独唱はカウンターテナーの彌勒さんをはじめとして実力者を揃え聴き応えのあるもの。
第三部「ラッパは鳴りて」のバリトンソロに付けた若手奏者のトランペットソロも見事だった。
オルガンも加わり、大きなカーヴを描いて盛り上がったハレルヤそしてアーメンには感動しました。
Youtubeは「ハレルヤ!」ピノックの指揮
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