モンテカルロのディアギレフ
連休明けの火曜日、晴れ夜から雷雨。
方針が大きく変わったわが部署の調査に委員が来ることになり、日曜はその準備で出勤。
明日明後日も別のところからも来るので、なかなかタイトな1週間。
先週の日曜日、上野のアルチンボルト展と学習院OBブラームス合唱団の「メサイア」
公演の合間に御茶ノ水と新宿のディスクユニオンに寄り音盤漁り。
この2店、同じ系列でも店の雰囲気は異なっていて新宿店は幾分高級感がある雰囲気。
東京オペラシティに行く前に御茶ノ水で下車してディスクユニオンお茶の水店へ。
5月にフォルジュルネで上京したときに寄った時は嵩張るLPは最初から除外していた。
時間も無いので、今回はLPの新入荷コーナーと500円以下コーナーに限定。
これは!というものはそれなりの値段が付いている。
他の小さな店やレコファンあたりの方が、掘り出し物を見つける可能性が高いものの時間が無い。
ここでは、ピアティゴルスキーの弾くストラヴィンスキーの「イタリア組曲」、
ブゾーニやルーカス・フォスの珍しい小品とのカップリング。
伴奏はそのルーカス・フォス。
国内ビクター盤。
スイスのフルーティスト、メイランの吹くライネッケのフルート協奏曲、ヴィドールのロマンスのような珍しい作品が入っている。
伴奏はプロハスカ指揮のウィーン国立歌劇場管の米ヴァンガード盤。
仏コンサートホールソエティの2枚組LPで、オッテルロー指揮ハーグフィルの「シェエラザード」やパレー指揮のシャブリエとリスト、シューリヒトのメンデルスゾーンの序曲を集めたもの。
実は仏フェスティバルの外盤をすでに架蔵済みであるものの、カップリングされていたマルタン指揮パドゥルー管による「マ・メールロア」組曲がお目当てで購入。
キングレコードが出していた2枚組LPで、
芸大卒業の当時第一線で活躍していた管楽器奏者による「吹奏楽入門」。
1枚目は楽器別のアンサンブルでもう1枚はホルストのミリタリーバンドのための組曲第1番、第2番に「アルヴァマー」序曲、クレイジンガーの「笛吹きのパン」というもの。
メンバーは80年代の在京オケの管楽器奏者が中心で、N響では首席のクラリネットの浜中浩一、トロンボーンの伊藤清、トランペットの福井功、東京交響楽団のフルート小泉剛など、とにかく当時の日本のオーケストラ界を代表するすごいメンバーがずらりと並んでいる。
発売当時は5000円という値段に逡巡しているうちに消えていってしまった。
今はその10分の1で購入。
吹奏楽ではもうひとつ。ドンディーヌ指揮のパリ警視庁音楽隊によるフランス音楽集。
仏エラート2枚組LP。
ガンヌやプランケットといった行進曲作曲家の作品が主なものだが、アンドレ・キャプレの珍しい作品が入っている。
いずれも1枚当たり500円以下。
「メサイア」終演後は新宿ディスクユニオン。
ここではマルケヴィッチ指揮モンテカルロ歌劇場管による「モンテカルロのディアギレフ」。
仏コンサートホールソエティの2枚組LPで、これはお茶の水ユニオンで見つけたオッテルローの2枚組と同じシリーズ。
あちらは2枚組で830円だったのがこちらは2400円。
実はCDでは架蔵済みで、LPでもヴァレーズサラバンドから出ていたLPでプーランクなどが入っていたLPの1枚は入手すみ。
こちらはディアギレフを紹介したカラフルな小冊子もついている。
そのほかは安いものでは、チェコスプラフォンのLPで、オスカー・ダノン指揮チェコフィルのフランクの交響曲。
同じくスプラフォン盤でデローグ指揮チェコフィルのヒンデミット、ウェーバーの主題による交響的変容と「気高き幻想」。
エフリアキン指揮のイタリアの演奏者によるビバルディの協奏曲集。
セラフィム盤。
ヴァイオリンソロはローラ・ボベスコ。
アサートン指揮のリアスシンフォニエッタによる、ホルスト、ブリテン、パリィなどの弦楽作品を集めたものその他。
なかなか本と音盤は断捨離に踏み切れない。
お店を出るとなにやら騒々しい。
路上で大勢の人がデモに参加をしていた。
口々に「安倍辞めろ!」の大合唱。
年齢層も幅広く、皆真剣な表情だ。
このような大勢の集団のデモは初めて見た。
ちょうど共謀罪施行の二日前。
これからはこのようなデモを自由におこなうことができなくなるのだろうか。
Youtubeはマルケヴィッチ指揮日本フィルの「春の祭典」。
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