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2017年7月24日 (月)

横浜でランチクルーズ、そして芸大オープンキャンパス

 曇り。

日曜は家内と横浜でランチクルーズ。


大暑とはいえ曇り空で時々雨がぱらついて、さほど暑くないのがありがたい。

朝電車に乗り、熱海で乗り換えて小金井行き列車で横浜までの各駅停車。

横浜大桟橋で手続きを済ませて乗船。

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さほど大きな船ではないけれど船内のサロンは広かった。

 


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食事は中華バイキング。

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ヴァイオリンの演奏が入り、エルガーの「愛の挨拶」やヴェラチーニの小品などを弾いてくれた。

デッキに出るとちょうどベイブリッジをくぐるところ。

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横浜でのランチクルーズの後は上野へ。

今月二度目の上野は夏休みに入り凄い人出。

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前回観たアルチンボルト展の国立西洋美術館は長い行列だ。



今回のお目当ては東京芸大美術館の芸大創立130年記念特別展

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芸大に到着するとちょうどオープンキャンパス中だった。

 

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オープンキャンパスとはいえ人はまばら。
やはり特殊な学校なんだろう。

ここでは奏楽堂のフランス・ガルニエ社製の大オルガンを聴くことができた。

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曲はルネサンス期の素朴な曲からバッハの壮大なプレリュード。
ロマンティックなメンデルスゾーンを経て近代のフランス作曲家ヴィエルヌの華麗な作品まで。

オルガンを弾いてくれたのは学生さん。
なかなかの腕前だ。詳しい解説付き。

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ルネサンス期の小品を、平均律とミーントーンで弾き比べたりと詳細な内容が嬉しい。

 

 

 

ミーントーン独特の音の濁りもこうして比較してくれるとよくわかる。

バッハのプレリュードとフーガBWV.566の重厚で壮大な響きに圧倒され、続くメンデルスゾーンのソナタの甘い音に心癒される。

最後のヴィエルヌの「ウエストミンスターの鐘」はフルオケに匹敵するような華麗な響き。

さまざまなオルガンの音を堪能しました。


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ロビーでは古楽科の学生さんによるブロックフレーテとポジティブオルガンによるコレルリのヴァイオリンソナタ。


ここでもオルガンのピッチのことや複雑な調律のことなど、いろいろな興味深い話を聞くことができた。


そして特別展。

芸大秘蔵の、教科書で見るような国宝、重要文化財目白押し。


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狩野芳崖の悲母観音、平櫛田中のリアルな諸作品などなど・・・・

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横山大観、小磯良平、青木繁らの歴代卒業生の卒業作品も凄いものだ。


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小磯良平の卒業作品「彼の休息」は修復によって驚くほど鮮やかによみがえっている。


ただただ圧倒されるばかり。

後期は伊東若冲、尾形光琳なども出品されるという。


Youtubeはバッハの前奏曲とフーガ

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