« 七夕の夜は「星の音楽」 | トップページ | 国立西洋美術館のアルチンボルト展 »

2017年7月11日 (火)

バーバーの「メディア」

今日も酷暑。

鹿児島で比較的大きな地震。このところ大きな地震が各地で頻発。

大災害の前ぶれでなければよいのだが。



土日出勤が続いたので今日は休みをいただいた。

母を病院に連れて行ったり、水漏れが酷くなってきた風呂場のシャワーを直したりとそれなりに忙しい一日。


先週へ遡り、土曜日の夜は「山正」で家内と上の娘で食事。


「山正」は今の仕事場の近くの食事処。

かつては小さな鮮魚店で、ご主人が気の向くまままかない飯のような形で鮮魚をさばいて、丼物や定食を近所の人たちに出していた。




今や沼津を代表する名店となり、店も広げて夜は予約客のみ。
昼も早くから行列のできる人気店となっている。

正直なところ有名になり過ぎてしまって、天邪鬼な自分はしばらくから遠のいていた。

Sdsc07382

実は娘が友人と予約していたのが、急遽その友達が来れなくなり、いわばおこぼれのような形で自分と家内にお鉢が回ってきた。

久しぶりの「山正」。

馴染みのご主人は既に引退し、若い料理人がカウンターに4人ほど。

Sdsc07379

満席のお客さん達、自分のすぐ隣は大阪からきたという男女2人。

夫婦でもなさそうでなんとなく微妙な関係の雰囲気。

反対側のお隣さんはつくば市から来たという男性ひとり。

店内は県外の方ばかりでした。

Sdsc07384

ネタの鮮度の良さは健在。


客への気配りも良い。

大ぶりの宮城産の岩牡蠣は絶品だった。

お酒は青森の酒「男山」

Sdsc07377




今日の音楽はアメリカの作曲家サミュエル・バーバーの作品。


ナクソスから出ているCDで、マリン・オルソップ指揮のスコティッシュナショナル管弦楽団による演奏。
チェロはウェンディ・ワーナー



51yan69i1il_sy355_

・チェロ協奏曲
・バレエ組曲「メディア」
・アダージョ



20世紀作品とはいえモダーンなロマンティックさに大衆性の感じられるバーバーの音楽。

ここではバレエ「メディア」の組曲版を聴くことができる。

同じ「メディア」からの抜粋では、より編成を大きくした「メディアの復讐の踊り」はしばし演奏されて録音も多いけれども組曲版は初めて聴いた。

組曲版は「復讐の踊り」の旋律も顔を出すがより素朴でシンプル。

オルソップの指揮は手堅く作品を知るのは良いけれども、より劇的な「復讐の踊り」版に比べると幾分音楽が散漫に聞こえる。



バーバーの管弦楽作品集では未だにトーマス・シッパーズがニューヨークフィルを振った鮮烈な演奏が忘れ難い。

P1010606

Youtubeはバーバーの弦楽のためのアダージョの合唱版「アニュス・ディ」

|

« 七夕の夜は「星の音楽」 | トップページ | 国立西洋美術館のアルチンボルト展 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 七夕の夜は「星の音楽」 | トップページ | 国立西洋美術館のアルチンボルト展 »