バーバーの「メディア」
今日も酷暑。
鹿児島で比較的大きな地震。このところ大きな地震が各地で頻発。
大災害の前ぶれでなければよいのだが。
土日出勤が続いたので今日は休みをいただいた。
母を病院に連れて行ったり、水漏れが酷くなってきた風呂場のシャワーを直したりとそれなりに忙しい一日。
先週へ遡り、土曜日の夜は「山正」で家内と上の娘で食事。
「山正」は今の仕事場の近くの食事処。
かつては小さな鮮魚店で、ご主人が気の向くまままかない飯のような形で鮮魚をさばいて、丼物や定食を近所の人たちに出していた。
今や沼津を代表する名店となり、店も広げて夜は予約客のみ。
昼も早くから行列のできる人気店となっている。
正直なところ有名になり過ぎてしまって、天邪鬼な自分はしばらくから遠のいていた。
実は娘が友人と予約していたのが、急遽その友達が来れなくなり、いわばおこぼれのような形で自分と家内にお鉢が回ってきた。
久しぶりの「山正」。
馴染みのご主人は既に引退し、若い料理人がカウンターに4人ほど。
満席のお客さん達、自分のすぐ隣は大阪からきたという男女2人。
夫婦でもなさそうでなんとなく微妙な関係の雰囲気。
反対側のお隣さんはつくば市から来たという男性ひとり。
店内は県外の方ばかりでした。
ネタの鮮度の良さは健在。
客への気配りも良い。
大ぶりの宮城産の岩牡蠣は絶品だった。
お酒は青森の酒「男山」
今日の音楽はアメリカの作曲家サミュエル・バーバーの作品。
ナクソスから出ているCDで、マリン・オルソップ指揮のスコティッシュナショナル管弦楽団による演奏。
チェロはウェンディ・ワーナー
・チェロ協奏曲
・バレエ組曲「メディア」
・アダージョ
20世紀作品とはいえモダーンなロマンティックさに大衆性の感じられるバーバーの音楽。
ここではバレエ「メディア」の組曲版を聴くことができる。
同じ「メディア」からの抜粋では、より編成を大きくした「メディアの復讐の踊り」はしばし演奏されて録音も多いけれども組曲版は初めて聴いた。
組曲版は「復讐の踊り」の旋律も顔を出すがより素朴でシンプル。
オルソップの指揮は手堅く作品を知るのは良いけれども、より劇的な「復讐の踊り」版に比べると幾分音楽が散漫に聞こえる。
バーバーの管弦楽作品集では未だにトーマス・シッパーズがニューヨークフィルを振った鮮烈な演奏が忘れ難い。
Youtubeはバーバーの弦楽のためのアダージョの合唱版「アニュス・ディ」
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