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2017年8月に作成された記事

2017年8月30日 (水)

山田一雄の伊福部昭

曇り夕方から一時雨。

10日ほど前からの肩のコリと痛みが消えない。

馴染みのマッサージ師が廃業してしまったので、昨日の火曜は遅い夏休みを取って近くに数年前に開業したマッサージサロンに行ってみることにした。


関東東海地方に数店舗展開しているお店らしい。


ネット予約すると午後の予約が簡単に取れた。




午前中は眼科で3ヶ月毎の定期検診。

いつもは混んでいる眼科医院も火曜日の午前中は比較的空いていた。


近視に老眼が加わりメガネを外すと全く見えない。
前回に眼圧が高めと言われていたが今回は正常値。

 


診察を終えて家での昼食後にマッサージサロンへ。


行ってみると若くて小柄な女性が迎えてくれた。

初めてなのでお薦めの全身手揉みと足揉み60分コース。

足揉み30分に上半身のみの30分。


小柄な割にはなかなかの強い力でかなり痛い。

空手でもやっていそうな雰囲気だ。


終わった後はさほど効果があったとは思えなかったけれど、


一晩経って朝起きたら体が軽い。


ぐっすりと眠れたようで寝起きもよい。


今度全身手揉みだけのコースにしてみよう。





聴いた音楽は「山田一雄の芸術」。



日本光ディスクが出していたCD2枚組。

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・弦楽セレナーデ (チャイコフスキー)

・「マドンナの宝石」から間奏曲第2番(ヴォルフ・フェラーリ)


・火祭りの踊り(ファリァ)


・祝典序曲(ショスタコーヴィチ)


・ラウダコンチェルタータ(伊福部昭)


・日本狂詩曲(伊福部昭)




オケは今は東京フィルと合併して消滅してしまった新星日本交響楽団。

マリンバは初演者の安倍圭子



いずれも90年から91年にかけてのライヴで「ラウダコンチェルタータ」は、新星日響創立20周年ヨーロッパ公演でのベルリンシャウスピールハウスでの演奏。



この中ではこのメンバーで初演された「ラウダコンチェルタータ」が圧倒的な演奏。



燦めくような輝かしさと溢れる熱気に圧倒される名演だ。



山田一雄の残されたスタジオ録音は教材用のものが多く、
聴いても実演でのほとばしるような白熱の雰囲気は全く感じられない。


数少ないいくつかのライヴ録音にもその至芸の全貌は十分には収まり切れてはいない。
 

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その中で「ラウダコンチェルタータ」の演奏には、実演でのヤマカズさん独特の雰囲気を思い出させるもの。



土俗的でバーバリスティックな「日本狂詩曲」も良い演奏。



1枚目では音楽への共感がストレートに出たチャイコフスキーがよい出来だ。


「祝典序曲」あたりになるとオケにさらなる力が欲しいところ。




Youtubeは日本狂詩曲第2部

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2017年8月27日 (日)

静岡交響楽団&海瀬京子夏のスペシャルコンサート

8月最後の週末。昨日の最高気温は36.2度、
静岡市では38度を記録するという猛暑。

それでも外には赤とんぼが乱舞。
秋は近い。

昨日は海瀬京子さんと静岡交響楽団の夏のプロムナードコンサーに家内と一緒に行っていた。

場所は隣町、伊豆の国市長岡のアクシスかつらぎ。


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第一部 グリーグプロ

・「ペール・ギュント」から朝の気分。
・「ホルベルク時代から」から前奏曲(ピアノソロ オリジナル版)
・ ピアノ協奏曲イ短調

アンコール
・ 愛の夢第3番   
         :リスト  (アンコール)

第二部はスラヴ系プロ

・歌劇「エフゲニー・オネーギン」からポロネーズ 
               :チャイコフスキー
・スラヴ舞曲第10番     :ドヴォルジャーク
・ハンガリー舞曲第5番    :ブラームス
・ピチカートポルカ(管打楽器入りオリジナル版)
          :ヨハン・シュトラウス2世、
           ヨゼフ・シュトラウス共作

・ポルカ「クラップフェンの森で」
          :ヨハン・シュトラウス2世

・交響曲第9番ホ短調「新世界から」第4楽章
          :ドヴォルジャーク

アンコール
・「ホルベルク時代から」から前奏曲(弦楽合奏版)
・ 伊豆の国市歌

ピアノ 海瀬京子
指揮  篠崎靖男 
    静岡交響楽団

会場ロビーに音大在学中の美しい娘さんを連れた友人がいた。
娘さんの同級生がエキストラで出演するという。


受付では海瀬京子さんのご両親にご挨拶。

午前中のリハーサルが良い調子だった、という京子さんのお父さんの話を聞いて期待は膨らむ。

伊豆の国市主催ということで、会場には市長さんの姿も見えて会場係の職員を叱咤していた。

市長さんは最後のアンコールの場面にも登場。



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席は1階最後列中央やや左側。

それほど広いホールではないのでステージは遠くに感じられない。

ピアノの鍵盤もよく見える。

客席はほぼ満席。

最初の「ペール・ギュント」第1曲の朝の気分が始まった。

オケは二管、弦は10型だがコントラバスは3本。

篠崎と静響の組合せは2年前にシベリウスの交響曲第2番を聴いている。
 

その時はフィンランドに縁の深い篠崎だけに力の入った演奏を聴かせてくれた。


今回の同じ北欧のグリーグにも深い共感の感じられるもの。

続いて海瀬京子さんのピアノソロで「ホルベルク時代から」プレリュード。

グリーグ、シベリウスは好きな作曲家で、家のCD棚にはグリーグのピアノ曲はほぼ全曲架蔵済み。

紡ぎ車がクルクル回るような鮮やかな音の動き、音の一粒一粒がはっきりと美しく響いていて心地よい。


そしてコンチェルト。

安定した技巧、しっかりとした落ち着いた風格も漂う京子さんのピアノ。


京子さんならではの力の入った熱っぽさもあって良い雰囲気で曲は進行していく。


第2楽章では大河の源流の最初の一滴の岩清水が落ちるような、透明なリリシズムが美しい響きとなって会場を満たしていく。



消えゆくような緊張感のあるピアニシモから壮大なフィナーレへ向かうダイナミックレンジの広がりも見事。

アンコールはリストの愛の夢第3番。


第二部は第一部の熱い思いそのままにブラームスあたりから音の厚みも出てきて編成の小ささも気にならなくなってきた。


第一部のコンチェルトから、絶妙のタイミングで入ってくるティンパニの名人芸に感心していたら元N響首席奏者の百瀬さんだった。

百瀬さんのティンパニが演奏全体を引き締めている。



ピチカートポルカは珍しい管打楽器入りのオリジナル版。

録音ではスタインバーグなどの古い録音もあるが、実演では初めて聴くもの。



最後の「新世界より」も熱い演奏でした。

アンコールは「ホルベルク時代から」のプレリュード。
今度は有名な弦楽合奏版。

京子さんや篠崎さんの語りも楽しく、クラシック音楽に慣れていない様子の大部分のお客さんたちもおおいに楽しめるコンサートでした。


外に出ると猛烈な暑さ。


ホールの外には着替えを済ませ帰途につくティンパニ奏者の百瀬さんやコンマスの森下さんそのほかの楽団員さんたちの姿を見かけました。


帰りは清水町の「枯山水」で家内と夕食後に帰宅。


終わりゆく夏の充実した一日。


Youtubeは「ホルベルク時代から」


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2017年8月25日 (金)

本日の練習、久しぶりの全体合奏

このところの天候不順で一部の野菜が高騰しているらしい。

我が家の畑は高温多湿続きでナスが豊作、食べきれずに巨大化。



先日夜、かつて沼響で一緒にホルンを吹いていて、今は千葉在住のN君から電話が入った。

ホルンパートのメンバーが倒れたのを知り心配になったとのこと。

その時点で知る限りの情報を伝えて、いろいろと近況や今の沼響のことなど、しばしの四方山話。


このブログで話題になったシュアーのカートリッジtypeⅤをN君もかつて使っていたことがあって、もう使わないので譲っていただけるというありがたい話までいただいた。


N君は今もオケで吹いていて、今度「第九」の4番ホルンを吹くとのことだった。



そして昨晩はオケの練習。

盆休みがあったりしたので、フルオケでの練習はほぼ3週間ぶり。

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ここしばらく個人練習をサボっていたので、早めに練習に参加した。


娘は所用で欠席、ホルンパートは最近一人が脳疾患で倒れ他に数人の欠席や遅刻連絡を受けていたので、最悪今日のホルンは最初のうちは自分一人かな?

などと覚悟を決めて練習場入り。

場所は沼津市民文化センター地下のリハーサル室。


リハーサル室入り口の廊下で、今月始めに脳梗塞で倒れたI君にいきなり遭遇。

変わらぬその姿に言葉もなく立ち尽くしていると。

「ご心配かけました。治りました。」と、にこやかな笑顔。

「え!脳梗塞で救急車で運ばれて入院したんだよね。」

「はい、病院で点滴をしたら血管の腫瘍も溶けて麻痺も消えました」
「・・・・・」


彼は不死身なのであった。


そのままブカブカと普通にホルンを吹いていた。

とにかくよかった、よかった。

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曲は11月の「第九」公演の前プロの喜歌劇「こうもり」序曲と
来年のニューイヤーコンサートのブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番から。


幸いホルンパートは合奏時間までにはI君も含めて4人が揃っていた。


弦楽器のメンバーも増えてなかなかの充実ぶり。


演奏は久し振りのフルオケテュッティで完成度は非常に低い。


会場も狭く蒸し暑かったけれど大勢での合奏は楽しいもの。


心配していたI君も元気になっていて良い一日だった。


Youtubeはクライバーの「こうもり」序曲の来日公演。この時、別の日の実演を聴きました。

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2017年8月24日 (木)

夏の終わりのボエームの会

晴れ、湿気も多く日中は高温注意報。

全国各地で食中毒発生のニュース。


出勤前の玄関先で大きなムカデ
ムカデも目撃。

高温多湿の亜熱帯のような一日。



夏も終わりに近づきいささかバテ気味。

ここらで一旦夏休みをとりたいところ。






昨晩は定例ボエームの会。

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場所は三島の小料理「はちまき」

午後の会議が長引き、開場到着は予定ギリギリ。

会議では独演状態だったので喉はカラカラ、最初のビールがうまい。
今回の参加は5名。

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料理はイシダイの刺身や冷たい湯葉などの夏らしい心配りから。

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酒は「出羽桜」に「吉野川」そして「玉乃光」。



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三島名物のウナギは白焼きで。

これが日本酒と実によく合う。


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土瓶蒸しも絶妙のダシ加減。


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日本酒3本を飲み干して最後に大分日田の麦焼酎

「独奏会 りさいたる」


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カウンターにはネットで調べてきたという
埼玉から来たイケメン若者4人組。

素敵な食と会話の夏の夜。

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2017年8月22日 (火)

シェックのカンタータ「漁師とその女房」

曇時々雨。
蝉時雨もしだいに弱まり夜には外から秋の虫。

外に出ると昼間はムッとした暑さ。
出勤時に遠くで雷鳴。

今日は20世紀スイスの作曲家オットマール・シェックを聴く。

曲はドラマティック・カンタータ「漁師とその女房」

グリムが集めた童話を原作とした声楽曲で
登場人物はヒラメ、漁師、その女房の3人をテノール、バリトン、ソプラノで演じている。



伴奏はオケのみで合唱は入らない。
演奏時間は一時間弱。

演奏はルドルフ・ケンペ指揮のミュンヘンフィル。
ニムスゲルンほか2人によるもの。
独逸アカンタレーベルのLP。

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・Kari Løvaas(soprano)

・Horst Laubenthal (Tenor)
・Siegmund Nimsgern(Bass-Bariton)

Konzertante Uraufführung und Tonaufzeichnung 1977
mit den Münchener Philharmonikern unter Rudolf Kempe
(Label ACANTA - hochdeutsch gesungen )

恐らくこの曲唯一の録音だと思う。

歌詞カードはドイツ語のみなのでよく判らないが、幸いグリム童話なので、単純な物語に沿った曲の流れは充分にトレースできる。


シェックは20世紀の作曲家とはいえ作風は保守的なもの。


リヒャルト・シュトラウスの音楽をフランス風に洗練させたような芸風だ。


手持ちは名作ホルン協奏曲、弦楽のための「夏の夜」のほか歌曲が数曲。




「漁師とその女房」は、聴いた限りではさほど大きな編成でもなさそうだ。

室内楽的で透明なオケの響きの中に、時折ピアノが歌曲の伴奏のようにポロポロと入ってくる。


何がドラマティックか最初よくわからなかったが、終盤にウィンドマシンや雷鳴が鳴り響きダイナミックに盛り上げていく。




あらすじは、ヒラメに変えられてしまった王子が、貧しい漁師に救われたお礼に次々と願い事をかなえるというもの。


欲張りすぎた女房が最後に神になりたいと言い出したために、再び貧乏住まいに逆戻りとなってしまったというお話。



類似の話が世界の昔話にはいくつかある。



ケンペの演奏は非常に見事、初めて聴く曲なのに非常にわかりやすい。

不思議なのは原作のグリム童話の翻訳書では、登場人物がヒラメと書いてあるものもあればカレイと書いているものもある。

グリム童話の解説書でもバラバラ。

 
同じ著者の二冊の解説本でも一方はヒラメ、もう一冊はカレイだった。


そしてもう1枚はシェックとほぼ同世代(1885~1935)の
アルハン・ベルクのピアノ、ヴァイオリンと13管楽器のための協奏曲。


バレンボイムのピアノ、ズッカーマンのヴァイオリンにブーレーズ指揮のアンサンプル・コンテンポランによる独逸グラモフォンのLP。


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シェーンベルクの50歳誕生日に献呈するはずが結局間に合わなかった作品。

シェックが一時関心を示していたベルクなだけに、シェックの音楽から何の違和感もなく繋がってくる。

13管楽器は、編成は異なるけれどモーツァルトのグランパルティータを意識したものだろうな。


Youtubeはシェックのホルン協奏曲。ペーター・ダムのホルン。


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2017年8月20日 (日)

マルティノンのボレロ

日曜の早朝、東京に行く娘を駅に送った帰りに千本浜海岸へ寄ってみた。
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曇っていて涼しい朝、はるか沖には雨雲らしき雲。
富士山は見えない。

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海上にはサーフボードに乗る犬の姿。



今日もマルティノンとシカゴ響との演奏。


RGC番号のLPシリーズからルーセルの「バッカスとアリアーヌ」第2組曲。

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ルーセルの弟子だったマルティノンの同曲の、3種の録音のうち2番目のもの。


豪快にして緻密な名演。

オケの抜群のうまさで3種のうちで最も好きな演奏だ。


もう一枚はCDでシカゴ響とのボレロ。

タワーレコードが発掘した音源で国内初発売のもの。

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速いテンポでメカニカルにして一直線に突き進んだ演奏。


時として立ち止まるような独特のルバートをかけるのがユニーク。

寸分の揺れもなく叩き続ける小太鼓はまるで精密機械のよう。

名人を揃えた管楽器群の妙技も聴きものだ。



Youtubeはマルティノンのビゼー

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2017年8月18日 (金)

マルティノン、シカゴ響とのラヴェル

盆明けの週末の金曜日。

東京方面は相変わらずの雨模様。
午後から外部の委員を加えて臨時の会議。


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休み中の娘がケーキを作ってくれた。

なかなかの出来だ。


アナログプレーヤーが復活したのが嬉しい。



今日聴いたのはマルティノンのラヴェル。

パリ管との全集録音ではなくて、1960年代にシカゴ響と録音したもの。

手持ちは70年代のビクターから出ていたRGC規格の廉価盤LPと
タワーレコードが出していたCD。

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・スペイン狂詩曲


・道化師の朝の歌


・組曲「マ・メール・ロワ」


・序奏とアレグロ
  エドワード・ドルジンスキ(hp)
  ドナルド・ペック(f)
  クラーク・ブロディ(cl)

  ジャン・マルティノン指揮
  シカゴ交響楽団


LPを聴いた。

このRGC規格のシリーズは音があまりよくないような記憶があったので、 ミュンシュのサン・サーンスやライナーのレスピーギなど、気に入っていた演奏は いち早くその頃まだ高価だったCDに切り替えていた。

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ところが今日フォノイコライザーを米コロンビアカーヴに切り替えてLPを聴いてみたら吃驚。

輝かしいシンバルと大太鼓のずしりとした響き、そしてハープの明るく軽い音がはっきりと聞こえてきた。

音の力強さと奥行き感はCDを上回っている。

オケのうまさも秀逸。

「スペイン狂詩曲」第2部のアンニュイな弦楽器の響きも雰囲気充分。
 
中でもクラリネットソロのうまさが印象深い。

鮮やかなリズム感の中で完璧なバランスで響くのが快感。

いずれの曲も虚飾を排したスマートな名演だ。

イコライザーカーブを探りながら聴き直す楽しみがまた増えた。

Youtubeはマルティノン指揮パリ管との「マ・メール・ロワ」


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2017年8月17日 (木)

ビレッジゲイトのクリス・コナー

久しぶりに晴れた木曜日。本日のオケ練習は弦楽器分奏。
管楽器は自主練習でお休み。

昨日から仕事でいつもの日常が始まる。

終戦の日の夜、岳父の家で食事をしているとテレビでインパール作戦の番組をやっていた。


自然と岳父の戦争の思い出話になった。




その頃の岳父は小学生。


終戦近くの頃にはアメリカの艦載機がしきりに飛んできて機銃掃射をしていた。

ある日、突然自分目がけてグラマンが向かってきて、逃げることもできずに立ち竦んでいるとグラマンは機銃掃射せずに近くを飛び去った。

その時パイロットが笑いながら手を振っていたのを今でもはっきり覚えていると言っていた。



別の日には箱根山上空にゼロ戦が迎撃に飛び立ったのを目撃。

ぶーんと敵機に向かっていくのを見て、地上から見ていた人達が喝采を送りながら見ていると、突然ゼロ戦はプスプスと音を立てて一戦も交えずに落ちていったとのこと。




今日聴いたのはジャズヴォーカル。

FMレーベルのLPで「ヴィレッジ・ゲイトのクリス・コナー」
手持ちは国内盤LP。

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1963年、ニューヨークの名門ジャズクラブでのライヴ。


客席のざわめきがリアルに聞こえる中で、クリスの適度な湿り気のあるヴォーカルが流れていく。



時が経過しアルコールが入るにつれ客席の様子もクリスの声も熱気を帯びていくのが素晴らしい。

youtubeはクリス・コナーの「バートランドの子守歌」

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2017年8月16日 (水)

アナログ復活

今年のお盆は連日雨模様。
雨ばかりでもの憂げなポコ。

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日曜は仕事が入ったものの月曜と火曜は休むことができた。
火曜には東京にいる娘も帰省して、昼は弟家族たちもやってきて賑やかなお盆。

お昼は京丸のウナギ弁当。

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沼津港の店まで取りに行ったところ、あいにくの雨の中にもかかわらず県外ナンバーの車で大渋滞。


大学4年の甥はすっかりキン肉マンになってその変貌に吃驚。

今は大学院志望で受験勉強に余念が無い様子。


夕方には埼玉の叔父が来訪。
今年喜寿の叔父は埼玉から一人で車を運転してきたとのこと。
そのまま我が家に一泊。

自分は家内の実家に呼ばれていてその晩は岳父と痛飲。
昼間のウナギが腹に溜まり、ほとんど食事には手をつけずに酒ばかりの夜となった。

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アナログプレーヤーが再生できなくなったので、この休み中にオーディオ機器の配置の見直しと接点のクリーニングをしていた。

なにせ使っている機器のほとんどが発売されてから20年を超える古いものばかり。

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どれが故障しても不思議ではないので、音の出口から順番に接続を変えながら確認していった。

休眠状態だったプリアンプのクォードの66を鳴らしたりしていたのでほとんど一日がかりとなってしまった。


結局トーレンスのTD320は故障ではなく、CRCをカートリッジの取り付け部に噴射してアースを取り直したら原状復帰。

カートリッジはシュアのtypeⅤからtypeⅣとなったものの繊細な再生音でこれはこれで良い音だ。
接点をクリーニングして全体の透明度も上がった。


最初にかけたのはリステンパルト指揮ザール室内管弦楽団のハイドン。

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・Concerto For Organ And Orchestra In C Major
・Nocturne In C Major
・Sinfonia Concertante For Violin, Cello, Oboe, Bassoon And    Orchestra
・Nocturne In G Major

  Karl Ristenpart
  Chamber Orchestra Of The Sarre


爽やかで美しいハイドン。

アナログの音を聴いてほっと一息。

Youtubeはリステンパルト指揮の「フーガの技法」

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2017年8月13日 (日)

アンセルメのパリセット

盆の入りの日曜は一日仕事、時々雨がぱらつく曇り空。

連休二日目の土曜日の午前中は、今年4月に102歳で天寿を全うした大叔母の墓参りで母と裾野市まで。

武田信玄ゆかりの古刹。
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新しい墓誌に両手を合わせ、昨年の盆と暮れには元気な顔を見せた大叔母の顔を思い出したりしていた。

息を引き取る前には、しきりに「家に帰りたい」と言っていたという。
家とは今の家ではなく実家(私の住む沼津の家)のことだったらしい。
若くして夫を亡くした大叔母は、ちょうど二人分の人生を生きた計算だ。

大叔母の家を訪ねると若い嫁さんが庭で草取りをしている。
他の家の人達は出かけていていなかった。

母と「夢庵」で軽い食事をして帰宅。

午後は前日に購った箪笥が到着。

古い家具の引き取りついでに、音楽部屋に置いてあった電子ピアノの運搬と蓋の傷の修復までお願いした。


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さすがにプロの技でほとんど傷の場所がわからないほどまでに修復。

このところアナログプレーヤーが不調でレコードを聴くことができない。

休みとはいえじっくり調整している時間がとれないのでCDを聴いている。



今日はアンセルメの指揮でハイドンの交響曲。

82番から87番までのパリセットから数曲を拾い聴き。

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名前のある「熊」「牝鳥」「王妃」といった曲よりも、第86番の交響曲が非常に良いと思った。

編成も大きく後のベートーヴェンの交響曲の先駆けとなるような充実した堂々たる交響曲。

アンセルメの指揮は、同時代のビーチャムのような幾分ロマンティックさが漂う演奏とは一線を画する、きっちり整然としたセルやトスカニーニに共通した進め方。
オケの豊かで明るい響きも良い雰囲気だ。

願わくば弦楽器群にさらなる透明感が欲しい。
奏者の腕前にばらつきがあるようで音に多少の雑味が感じられる。

それともこのCD特有の音だのだろうか?

アナログレコードが聞けないことが、これほどの苦痛だとは思わなかった。
この休み中になんとかしよう。

Youtubeはハイドンの交響曲第86番

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2017年8月11日 (金)

有朋自遠方来 不亦楽

金曜から盆休み中。

とはいえ日曜にスポット的に仕事が入り中途半端な連休。

金曜日の午前中は家内の叔母の49日の法要。

臨済宗古刹の本堂で親族の末席に座る。
昼の会食ではしきりに酒を勧められた。

昼間の酒はよく回る。




帰宅後は赤い顔のまま家内の付き合いで、先日古い家具を引き取っていただいた家具屋へ。

何もこんな日に行かなくても良いのに・・・

と思いながら一緒に行き娘の箪笥を購入。


せっかく断捨離して箪笥を処分したのにこれでは意味がない。

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この店が代理店になっているというイタリア製の家具を薦められた。

聞くと楽天経由で、東京のマンション住まいの人達によく売れているとのこと。


機能的でデザインも良いが田舎の拙宅にはとても似合わない。




そして夜は、盆帰省中の幼馴染みのA君と久しぶりに会って市内の居酒屋で痛飲。


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彼は幼稚園から高校までの同級生で現在一流商社のトップビジネスマン。

仕事ぶりはNHKニュースで取り上げられたり日経にも紹介されるほどの豪腕。




今までほとんど海外を飛び回っていて会うことはできなかった。


現在東京に居を構え故郷に帰るのは父母の墓参ぐらいとのことで、
ふたりでじっくりと話ができたのは高校卒業以来のこと。

40年ぶりの再会では、お互いの仕事のこと、家族のことライフスタイルのこと。

 
そしてこれからのことなど。


静岡の地酒、「臥龍梅」を傾けながら・・・・


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特に彼が十年以上駐在したというエジプトやヨルダンなどの中東事情については、現地に居なければ知ることができないような裏事情も含め数々の修羅場の話など。

自分とは全く次元の異なる彼の歩んできた道に驚きの連続。

ロンドン、パリ、ニューヨーク、上海、ドバイ、カイロなどのA君が

かかわってきた数々の都市、そして長い海外勤務経験の中で、東京の凄さをつくづく思い知らされたという彼のひと言が印象的だった。



河岸を変え駅前のショットバーでは棚にレコードが並んでいた。

マスターの実家は市内の老舗レコード店だったとのこと。

「ボウモア12年」をやりながらいくつか女性ヴォーカルをかけていただいた。

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A君はアナログ派で、主にジャズ聴くために本宅とは別に自分の趣味のための別宅を構えているとのこと。



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話は音楽のことにまで及ぶ。


とても一晩では語り尽くせない。


タクシーで帰宅し、部屋でポリーニの弾くショパンを聴きながら余韻に浸っていたら 外は雨。


Youtubeはショパンの「舟歌」ポリーニほか

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2017年8月 9日 (水)

シュアーのカートリッジが壊れた

本日快晴、そして猛暑。

仕事の帰りにかかりつけの医院で定期検診。
特に異常はないものの、最近の肩凝りと疲れやすさは単なる夏バテか・・・・・

先日脳梗塞で倒れたホルン仲間は幸い軽く来週には退院だという。
倒れたのが自宅で御家族の対応が速かったのが幸いしたらしい。


帰宅後レコードを聴こうとしたらカートリッジが正常にトレースしない。

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自宅のシステムはSME3009のアームにカートリッジはシュアーのTypeⅤMR、プレーヤーはトーレンスのTD320という古いものばかり。

カートリッジはシュアーが相性が良くてV15のTypeⅢからtypeⅤまでを使い分けていて、 ここ数年はTypeⅤとモノラル専用のデンオンのDL102を中心に使っている。


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トレースしないのはてっきり盤に問題があるのだと思い込み、2号機のモノラル盤専用に使っているVictor製のQLA7に代えて聴いてみたら問題なく再生。
こちらのカートリッジはMCタイプのDL102。

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このレコードプレーヤーは10年ほど前にまとまった量のLPをいただいたときに、一緒に譲られたもの。基本性能が良いので重宝している。

聴いたのはベートーヴェンのチェロソナタ第3番と第4番。
チェロはトゥルトゥリエ、ピアノ伴奏はエンゲルという東芝から出ていた赤盤LP。


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1953年録音のモノラル盤。

力強くも伸びやかなチェロにピタリと付けるエンゲルの伴奏が素晴らしい。

気になってトーレンスに異なるLPを載せて再生したらやはりトレースせずにアームが内周へ滑っていく。

焦って針圧を調整したり別のカートリッジに変えたりしていくうちに、音が出なくなってしまった。

こんなことは初めてだ。

昨日までは良い音で鳴っていたのに・・・・・


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取り外したシュアーTypeⅤをよく見てみるとカンチレバーが垂れてふにゃりとしていた。

特に強く触れたわけでもないのに、自然に劣化してしまったようだ。

そこで交換針を探してみるとあまり出ないのかかなり高価。
かつてカートリッジ本体が買えた金額とあまり変わらない。

しばらくは仕舞っていたTypeⅣを使うことにしよう。



youtubeはトルトゥリエのバッハ

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2017年8月 8日 (火)

レヴァントのグリーグ

台風は日本海を抜けて東北、北海道に再び接近中。
立秋も過ぎて今日は曇り空。

出勤時は雨がぱらついていた。

肩凝りがなかなか治らない。
もともと体が固いので寝る前と寝起きに柔軟体操を始めている。


アメリカのピアニスト、オスカー・レヴァントの弾くグリーグのピアノ協奏曲を聴く。
米コロンビアのLPで、伴奏はエフレム・クルツ指揮のニューヨークフィル。

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レヴァントはピアニスト、作曲家にしてコメディアンそして俳優。

多芸多才が災いしてピアニストとしてはパッとしなかったような印象のあるレヴァントだが、このグリーグを聴く限りではなかなかのテクニシャン。

ガーシュインとは10代の頃からの付き合い。

ガーシュインの伝記映画にも出演しているレヴァント、作曲はシェーンベルクに学びピアノ協奏曲や弦楽四重奏曲などもあるというが、今では忘れ去られてしまった。


独特のルバートに好き嫌いはできそうだけれど第2楽章の深く沈潜していくロマンティックな歌い方はレヴァントの非凡さの証明だと思う。

カチッと硬く美しい音色もこの北欧の名曲にはよく合っている。


クルツの伴奏も素晴らしい。
そもそもクルツの伴奏だから購入したようなもの。

ロジンスキー時代のニューヨークフィルも引き締まったアンサンブルで聴かせてくれる。

Youtubeは映画「巴里のアメリカ人」でガーシュインのへ調のピアノ協奏曲を弾くレヴァント

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2017年8月 6日 (日)

マルティノンのピエルネ

日曜休み。
このところの休日は家の片づけに忙殺されてゆっくりと休めない。


今日はせめてのんびりしたいものと思っていたが・・・


悪いことは重なって起こるものだ。

朝、買い物に行きたいという母をスーパーに連れて行き、買い物を終えて駐車場に戻ってみたら車のドアに何かで引っ掻いたような長い傷が付いていた。

そして帰宅してメールを見ていると、昨日沼響のホルン仲間が脳梗塞で倒れたとのまさかの知らせ。
幸い家族が近くにいたので命には別条はないとのことだが・・・

彼は今日、静岡市のグランシップで開催される「音楽の広場」に出演する予定だったはず。


数年前にやはり沼響のホルン仲間が脳梗塞で倒れ、今でも復帰できないでいる。
彼は沼響創設時からの盟友だった。

昨日倒れた彼ももう10年以上一緒に吹いている仲間。
自分よりも若いのに・・・・・・

暗澹たる気持ちになった。


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今日も暑い一日だった。ポコも日陰でのびている。
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一作業終えてガリガリ君を齧っていたら1本当たりが出た。
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こんな日でも、ひとつ良いことがあった。


今日はマルティノンの指揮でピエルネの曲を聴いていた。
エラートのフランス輸入盤LP.


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・《シダリーズと牧羊神》第1組曲、


・ハープとオーケストラのための小協奏曲


・牧歌風の主題によるディヴェルティスマン


  マルティノン指揮
  フランス国立放送管弦楽団、
  ラスキーヌ(ハープ)

  1970年録音。

ディヴェルスマンは後にバレエ音楽「イマージュ」として改訂された。

後に発売されたデルヴォー指揮の「イマージュ」には、この曲の原曲となった 「牧歌風のディヴェルティスマン」と、バレエのために改訂された版の両方が収録されていた。

この3曲の中ではハープ協奏曲の可憐にして華やかな演奏と曲に陶然。

「シダリーズと牧羊神」は洗練され過ぎていて、より土臭いジャン・バティスト・マリ指揮パリ・オペラ座管との全曲盤の方が好ましい。

Youtubeは「シダリーズ
と牧羊神」から小牧神の入場

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2017年8月 5日 (土)

紀田順一郎「蔵書一代」

本日快晴、迷走台風は九州に接近中。

立秋を迎えて来週は雨模様。

 

昨晩は部門責任者を集めた暑気払い。

場所は駅前ホテル内の和ダイニング

 

肉料理はなかなか良かった。

 

二次会を誘われたものの、一次会が終わりホテルの出口で他部門の長と話し込んでいるうちに行きそびれてそのまま帰宅。

今日は仕事絡みのイベントで挨拶しなければならず普通に出勤。

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紀田順一郎氏の新刊「蔵書一代」を斜め読み。


この書は3万冊にも及ぶ蔵書を手放さなければならなくなった苦渋の選択の経緯と記録。

氏は4トントラック2台に積まれた蔵書に別れを告げたときに、思わず前のめりに倒れ込んでしまったという。

ちょうど今蔵書を含む家の家財その他の断捨離に入っているので氏の気持ちはよくわかる。

類書でこんな本も図書館で借りてきた。

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本で床は抜けるのか


いつもならばAmazonでポチッと買ってしまうところだが、
今まさに蔵書の整理中で多少理性が働いている模様。

そのまま「本」を「レコード」に置き換わりができそうで恐ろしい。

音楽は湯山昭の「日曜日のソナチネ」


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キングレコードが出していたLPで、小林仁のピアノ。

序曲の「音のデッサン」に始まり、月曜日から日曜日までの8曲を集めたモダーンでお洒落な小品の数々。
序曲以外の7曲は3楽章形式。

子供の学習者向けの軽い小曲集だが、清涼飲料がスルリと喉を通過するような爽やかさが夏向きで良い。

演奏が立派だからなのだろう。

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2017年8月 3日 (木)

新響の小山清茂、管弦楽曲集

曇り、昨晩から涼しい風で過ごしやすい一日。
昨日あたりからツクツクホウシが鳴きはじめた。

家にある古い家具類を家具屋が今日引き取りに来ることになり、一日夏休みをいただいた。


古い桐の箪笥やソファ、子供たちが使った二段ベッドの予定が、片付けているうちに次々と増え箪笥の数も増えてその他机類などなど。


幸い家具屋さんは大型のトラックで来てくれたので全て収まった。

屈強の若者二人が来て瞬く間にベッドを分解。
箪笥もすいすいと運び所要時間30分ほど。


「使えるものは再生するんですか?」と尋ねたところ。

「いえ廃棄処分です。産廃です。」とのこと。

ばかなことを尋ねたものである。


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ベッドを分解したら床には20年分の綿埃が層をなしている。



うわぁ!壁との隙間からは読みかけのコミックやら鉛筆その他いろいろなものがごっそり。



ソファの間からは青錆びた50円玉も出てきた。


70年以上を経た桐箪笥は、引き出しが歪んでいて長い間開けることが出来なかった。

自分がこの中を見たのはこれが初めて。


ある程度予想はしていたけれど、中には大正から昭和初期のものがぎっしり。

羽織袴類やその他和服類。


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曾祖父母から祖父母の世代が着ていたものらしい。



不思議と保存状態は良かった。


中でも「とんび」には感激。


太宰治が着ていたのと同じモノ


かっこよいな。


襟はカワウソの毛皮が使われているらしい。

うーむ、これを着るには勇気がいるぞ・・・・



今日聴いたのは小山清茂の管弦楽曲集。

Fontecが出していたLPで芥川也寸志指揮新交響楽団。
1985年のライヴ録音。

新交響楽団は創設60年を超えるアマオケ界の雄。
ショスタコーヴィチの交響曲第4番の本邦初演はこの楽団。

我が沼響を創設したSさんご夫妻は新響創設時のメンバーだった。

芥川也寸志音楽監督時代には当時プロでもなかなか取り上げなかった邦人作曲家の作品を積極的に演奏し、これをFontecがライヴ録音し発売していた。

今では邦人作品はプロの緒団体による録音が数多く出ているものの、新響はアマオケとはいえ水準は高く、その録音の存在価値は今でも薄れていないと思う。

この録音もその一連の録音のひとつ。

「日本の交響作品展9」として小山氏の個展(1985年4月。第107回定期演奏会)を取りあげたもの。

当日のプログラムは、

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・管弦楽のための「信濃囃子」
・管弦楽のための「うぶすな」*
・弦楽のための「アイヌの歌」
・管弦楽のための「鄙歌第1番」
・交響組曲「能面」

 芥川也寸志(指揮),
 新交響楽団
 渡辺達(ピアノ)*

このLPでは「能面」を除く4曲を収録。

中でも「うぶすな」はこの演奏会のために委嘱された作品で、この録音でしか聴くことが出来ない。


ところどころにアマオケ特有の響きの薄さは感じられるものの、どの演奏も堅実なアンサンブルの中に熱い思いが感じられる演奏なのが気持ち良い。

「アイヌの唄」での多少の荒っぽさが、この曲のバーバリスティックな魅力を引き出している。

雛歌第1番の管楽器のソロも立派なものだ。

youtubeは小山清茂の「木挽歌」

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2017年8月 1日 (火)

スウィトナーとクライネルトのハイドン

晴れ夕方から強い雨。 今日から8月。

女房殿の断捨離の嵐は止まず、今度は古い家具類に目が向いた。

子供達が使った古いベビーダンスや二段ベッドそして机類。


そして家に古くから有る桐箪笥。


桐の箪笥は捨てるのには抵抗があり、再生を前提に家具屋さんに見積をお願いしたら、初老の家具屋さんは一瞥して「どなたかの形見ですか?」


どうやら一竿治すのに10万円以上するらしい。

相当古びているので迷わず処分。


処分料一竿三千円。

日を改めて他の家具類と一括してお願いした。

今日は4時前に早朝覚醒。

二度寝しようとも思ったが、午前中に外部委員による評価会議があり、
寝坊して遅刻でもしたら大事になるのでそのまま起きていることにした。


会議での説明は大過なく終わり、午後にはデスクに戻り書類の山に目を通していると猛烈な睡魔。


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今日は定時に退社し夕食後に聴いたのはスウィトナーとクライネルトのハイドン。
いずれも名演。



国内廉価盤のヘリオドールのLPで、スウィトナーの「軍隊」とクライネルトの「時計」。


独グラモフォンでも同じ内容で出ていた。

 

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もともとETERNAの録音で、スウィトナーはモーツァルトの交響曲第25番、クライネルトはシューベルトの交響曲第6番とのカップリングでいずれも架蔵済み。


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・交響曲第100番 ハ長調 「軍隊」
 オットマール・スウィトナー指揮
 ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団

・交響曲第101番 ト長調 「時計」。

 ヨゼフ・クライネルト指揮
 ベルリン放送交響楽団

スウィトナーは爽やかな音楽運びに渋くズシリと響くオケの音が素晴らしい。


久しぶりに聴いて、部分的に急にテンポを上げて金管を強奏させたりとした、外面的な効果を狙った部分もあり、あぁ、スウィトナーも若かったんだと思うことしきり。


一方のクライネルトは鄙びたオケの響に淡々と進めながらも、味わい深さのなかに格調の高さも感じられてこの頃のスウィトナーよりもひとつ上の音楽的な感動を与えてくれる名演だ。


クライネルトの録音はフォノイコライザーをロンドンのカーヴに合わせてみたら非常に良い音で再生することができた。

Youtubeはハイドンの「軍隊」、ヤンソンスの指揮

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