レヴァントのグリーグ
台風は日本海を抜けて東北、北海道に再び接近中。
立秋も過ぎて今日は曇り空。
出勤時は雨がぱらついていた。
肩凝りがなかなか治らない。
もともと体が固いので寝る前と寝起きに柔軟体操を始めている。
アメリカのピアニスト、オスカー・レヴァントの弾くグリーグのピアノ協奏曲を聴く。
米コロンビアのLPで、伴奏はエフレム・クルツ指揮のニューヨークフィル。
レヴァントはピアニスト、作曲家にしてコメディアンそして俳優。
多芸多才が災いしてピアニストとしてはパッとしなかったような印象のあるレヴァントだが、このグリーグを聴く限りではなかなかのテクニシャン。
ガーシュインとは10代の頃からの付き合い。
ガーシュインの伝記映画にも出演しているレヴァント、作曲はシェーンベルクに学びピアノ協奏曲や弦楽四重奏曲などもあるというが、今では忘れ去られてしまった。
独特のルバートに好き嫌いはできそうだけれど第2楽章の深く沈潜していくロマンティックな歌い方はレヴァントの非凡さの証明だと思う。
カチッと硬く美しい音色もこの北欧の名曲にはよく合っている。
クルツの伴奏も素晴らしい。
そもそもクルツの伴奏だから購入したようなもの。
ロジンスキー時代のニューヨークフィルも引き締まったアンサンブルで聴かせてくれる。
Youtubeは映画「巴里のアメリカ人」でガーシュインのへ調のピアノ協奏曲を弾くレヴァント
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