スウィトナーとクライネルトのハイドン
晴れ夕方から強い雨。 今日から8月。
女房殿の断捨離の嵐は止まず、今度は古い家具類に目が向いた。
子供達が使った古いベビーダンスや二段ベッドそして机類。
そして家に古くから有る桐箪笥。
桐の箪笥は捨てるのには抵抗があり、再生を前提に家具屋さんに見積をお願いしたら、初老の家具屋さんは一瞥して「どなたかの形見ですか?」
どうやら一竿治すのに10万円以上するらしい。
相当古びているので迷わず処分。
処分料一竿三千円。
日を改めて他の家具類と一括してお願いした。
今日は4時前に早朝覚醒。
二度寝しようとも思ったが、午前中に外部委員による評価会議があり、
寝坊して遅刻でもしたら大事になるのでそのまま起きていることにした。
会議での説明は大過なく終わり、午後にはデスクに戻り書類の山に目を通していると猛烈な睡魔。
今日は定時に退社し夕食後に聴いたのはスウィトナーとクライネルトのハイドン。 いずれも名演。
国内廉価盤のヘリオドールのLPで、スウィトナーの「軍隊」とクライネルトの「時計」。
独グラモフォンでも同じ内容で出ていた。
もともとETERNAの録音で、スウィトナーはモーツァルトの交響曲第25番、クライネルトはシューベルトの交響曲第6番とのカップリングでいずれも架蔵済み。
・交響曲第100番 ハ長調 「軍隊」
オットマール・スウィトナー指揮
ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団
・交響曲第101番 ト長調 「時計」。
ヨゼフ・クライネルト指揮
ベルリン放送交響楽団
スウィトナーは爽やかな音楽運びに渋くズシリと響くオケの音が素晴らしい。
久しぶりに聴いて、部分的に急にテンポを上げて金管を強奏させたりとした、外面的な効果を狙った部分もあり、あぁ、スウィトナーも若かったんだと思うことしきり。
一方のクライネルトは鄙びたオケの響に淡々と進めながらも、味わい深さのなかに格調の高さも感じられてこの頃のスウィトナーよりもひとつ上の音楽的な感動を与えてくれる名演だ。
クライネルトの録音はフォノイコライザーをロンドンのカーヴに合わせてみたら非常に良い音で再生することができた。
Youtubeはハイドンの「軍隊」、ヤンソンスの指揮
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