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2017年9月 5日 (火)

来年の定演候補のひとつはシベリウスの5番

晴れ後曇り、天気はゆっくり下り坂。


来年の定演の候補曲のひとつにシベリウスの交響曲第5番が上がっている。

自分が提案したわけではないがクラシック音楽聴き始めの頃から好きな曲。

冒頭の夜明けを思わせるホルンの響きに痺れ、フィナーレの巨人の歩みのような
ホルンの掛け合いにも感激。

胃ガンで若くして逝ってしまった幼馴染みのK君と、高校生の時に自宅で一緒に聴いたのも懐かしい思い出だ。

その時聴いたのはバルビローリの演奏だった。
ティチクから出ていた1300円の廉価盤。


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そんなわけで今日はシベリウスの交響曲第5番。

聴いたのはバルビローリの演奏ではなくて、クルト・ザンデルリンク指揮のベルリン交響楽団によるもの。

手持ちはブリリアントから出た全集版CDと、日本コロンビアが出した「正統を伝える10人の指揮者シリーズ」の廉価盤LP。


LPジャケットに同封した購入メモには1979年3月銀座にてと書いてある。
学生時代の貧しい懐から購入した中古レコード。
今は亡き銀座ハンターで購入したもの。



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・交響曲第5番 イ短調
・悲しきワルツ
・交響詩「フィンランディア」


この頃のザンデルリンクは旧共産圏を代表するドイツ人指揮者として、
国内での評価も次第に上がっていた時期だった。

このケンペやフルネ、コンヴィチュニーといった地味な指揮者の演奏を集めた「正統を伝える」廉価盤LPシリーズの中では、比較的録音が新しかった部類だったと思う。


結果的に交響曲全集になったものの、ザンデルリンク指揮による一連のシベリウス交響曲録音の最初に録音された第3番とこの第5番は、旧東ドイツ・オイロディスクへの録音だった関係で国内では日本コロンビアが出していた。

その後の録音については同じ旧東ドイツのドイツ・シャルプラッテンが引き着いたので、他の曲の国内盤LPは徳間音工が出すことになった。

そのため第3,5番と他の番号の交響曲録音は全集とはいえ微妙に音の採り方が異なっている。

がっしり剛直な解釈に応えるずしりと重いオケの響き。

ドイツ的な重厚さとも異なる、渋くて柔らか味のある音が魅力の演奏だ。

フィナーレのホルン登場直前のコントラバスの決然たる音には鳥肌が立ってきた。

最初CDから聴いてみたものの途中からLPに切り替えた。

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CDは音の響きが若干高音寄りで、これはこれで美しさが感じられてさほどの不満はなく聴けていたが、LPでは第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの位置関係が奥行きを伴ってはっきり聞こえている。
再生はコロンビアカーヴ。

CDはLPに比べて響きが平板でこの演奏特有の音の力が余り感じられない。


カップリングは「悲しきワルツ」と「フィンランディア」。

中でも渋い響きで品格豊かに聴かせる「悲しきワルツ」が良い。

Youtubeはサロネン指揮のシベリウスの交響曲第5番

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