シャピュイのクレランボー
夏の気温に秋の空。
5月に買ったばかりのタブレット用のキーボードがおかしい。
ニッキュウパの中国製。
使っているとカーソルがすぐ上に飛んでしまうというおかしな現象。
ところが今日、一旦裏返して裏板をトントン叩いてみたらしばらく普通に使えていた。
またおかしくなって、今度は両端を持ってぎゅうと折り曲がらない程度に力を加えてみたらしばらく普通に使えた。
入力キー間の接触不良なんだろうきっと。
昨日二人の副社長と打ち合わせに外部委員との調整その他で気疲れ多し。
合間にこのところ話す機会のなかった同期入社の盟友と雑談。
私に向かって「痩せたねぇ」と言った彼の顔色の悪さが気になった。
彼は殆ど休めていない様子。
最近どうもオーケストラの大曲を聞く気になれず、
サーフブレイクのようなBGMのようなものばかり聴いている
フランス後期バロック期の作曲家デマージュとクレランボーのオルガン曲。
フランスのオルガニスト、ミッシェル・シャピゥイのオルガンで
第一旋法による組曲と第二旋法による組曲そのほか。
シャピゥイはバッハとブクステフーデのオルガン曲全集の録音のある大家。
柔らかで美しいオルガンの音色の中に品格の高さと宗教的な祈りに満ちている。
聴いていて胸が熱くなるような感動的な演奏だ。
これほど見事にオルガンの音色を捉えた録音はなかなか聴かれない。
素晴らしい音の中で幸福感に浸っているうちに眠くなってきた。
調べてみたらこの盤は長岡鉄男さんの外盤A級コレクションにセレクトされていたほどの名録音盤。
ネットでは大層高価な値段だが、
手持ちは近所のハードオフのLPコーナーで420円でゲットしたもの。
盤面もジャケットもピカピカだった。
Youtubeはシャピュイの弾くバッハ、BWV.543
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コメント
こんにちは。長岡鉄男の「外盤A級セレクション」は言い換えればRIAA盤情報本だったと言えるのではないでしょうか。大手メーカーの商品も掲載されているので100%RIAAかどうかは疑わしいですが。
ARIONのレコードにもRIAA盤がありましたね。我が家にもフルートとハープの二重奏小品集(演奏者失念)があり、その高音質に子供ながら驚いた記憶があります。
投稿: ぶりちょふ | 2017年9月21日 (木) 07時13分
なるほど・・・RIAA盤情報本とは慧眼ですね。
このオルガンのLPは非常に良い音で、しばらく何度も繰り返しきくことになりそうです。
実は良く見たらArionではなくてAstreeでした(^^;7
Arionも手持ちの「ビリティスの歌」は非常に良い音で入っています。
投稿: 山本晴望 | 2017年9月21日 (木) 22時57分