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2017年9月10日 (日)

三遊亭朝橘の真打昇進披露興行

残暑の感じられる暑い日曜日。
夜になると家の周りは秋の虫。

今日の午後は、沼津出身初の真打となった
三遊亭朝橘の真打昇進披露興行。

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場所は沼津市民文化センター大ホール。

朝橘のお父様はかつて私の職場の先輩だった人。

朝橘が二ツ目の頃から応援させていただいている。


今回の興行にも微力ながら協力させていただいた。

あのころから苦節7年。

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故郷に錦を飾る晴れ舞台。

ホールロビーではお父様が満面の笑みを浮かべて
迎えてくれた。

全席自由席なので開場時間に行くと
後ろの席しか空いていない。

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圓楽一門のトップ4人が揃うという
豪華な顔ぶれに1500人キャパのチケットは完売だ。

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最初に大沼市長による燦々ぬまづ大使認証式。

圓楽一門前座の三遊亭まん坊の前口上に続いて。

兄弟子の三遊亭小圓朝のこばなし。

続く笑点でおなじみの三遊亭好楽は、
博多で転倒したとかで顔面に痛々しい傷の姿。
なんとなく精彩を欠く舞台。

三遊亭鳳楽あたりになると落ち着いた貫録。

朝橘直接の師匠の圓橘は経験豊かで暖かな人情噺。




休憩をはさんで真打昇進披露口上。

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壇上には本日の出演者が順々に並び、
ウィットに富んだ中にもこれからの厳しさを含ませた
励ましの言葉を一言ずつ。

それまで最前列で市長らと並んで座っていたお父様が
真打昇進披露口上の時には、
そうっとホール最後列の隅の席に移動して
静かに見守っていたのが印象的でした。


つづいて兄弟子の三遊亭萬橘

これが軽快なテンポでの今風の漫才のような小噺で
会場バカウケ。

続く本日の本命のような存在の
六代目三遊亭圓楽は創作落語。
マクラからの絶妙の入りと間。

軽さの中にもさすがの風格で会場は大盛りあがり。


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そして真打三遊亭朝橘の登場。

最初はさすがに緊張気味。

それでもわかりやすい話運びで、
今まで聞かれなかった小さな子どもたちの
大笑いの声が会場に響く。

それに気分がほぐれたのか、
しだいに噺は本調子。

オトナの笑いも誘って
まずまずのお披露目内容。

地元出身の落語家を応援しようと、
暖かな雰囲気に包まれた興行になりました。


ガンバレ朝橘!。

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