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2017年10月 3日 (火)

コリン・デーヴィス、DSKとのモーツァルト

曇り時々雨、早くも10月、コンビニでは「おせち」の予約が始まっていた。

日曜の朝に近くの楊原神社に行ってみた。
秋の蒼い空が広がっていた。

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境内の大銀杏にはギンナンの実がいっぱい見えたが、拾えたのはごく僅か。

朝早くに近所の人たちが拾ってしまうらしい。

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今日はコーリン・デーヴィスのモーツァルトを聴く。



ドレスデン・シュターツカペレを振った交響曲第39番と第41番の2曲。



デーヴィスはその晩年ドレスデン・シュターツカペレの名誉指揮者だった。



コリン・デーヴィスは2004年のロンドン響との来日公演を聴いた。

プログラムはメンデルスゾーンの「スコットランド」とエルガーの交響曲第1番。


強烈な個性は感じなかったけれど、音楽をあるべき姿で聴き手に聴かせてくれる確かな手腕と、巨大な大伽藍が聳え立つエルガーのフィナーレが印象に残っている。


アンコールは、メンデルスゾーンの「スケルツォ」だったと思う。




得意としたモーツァルトは、第28番以降の交響曲を1981年から1991年にかけて残している。



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第39番と41番はその最初の録音。

ちょうどピリオド系の演奏が主流になりつつあった頃。



オケの独特の柔らかな音色にデーヴィスの素直で正統派の音楽造りの相乗効果で実に美しい演奏になった。



ジュピター第2楽章の透明で純な響きはいつまでも聴いていたいと思うほど。


同じ頃のレヴァインとウィーンフィルとの録音が、同じリピートを全て励行していて
退屈さを感じさせていたのとは対照的だ。

単にうまいだけでは様にならないのがモーツァルトの難しいところ。



同じオケを振ったスイトナーのモーツァルトが、いくぶん優しげな温和なモーツァルトとすればデーヴィスは生真面目で清廉潔白なモーツァルト。



ただデジタル最初期の録音が響きの薄さを感じさせるのが惜しい。


この演奏はLPで聴いてみたい。

Youtubeはデーヴィズのエルガー「ニムロッド」

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