ショルティ・メモリアルコンサート
体育の日の月曜日。この三連休はよい天気が続き絶好の行楽日和。
今日も仕事で出勤途中の国道には県外ナンバーの車が多数。
今朝、尊敬する先輩の訃報が飛び込んできた。
昨晩急逝されたとのこと。
土曜日には、本人自ら元気に活動している様子をSNSにアップしていただけに、未だに信じられない。
あれから1日経っただけなのに急に逝ってしまった。
こんなことになってしまって・・・・・
出勤しようと車のエンジンをかけたらカーステにセットしてあったショルティ・メモリアルコンサートのCDが鳴り出した。
今年の定演で演奏したチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の第2楽章。
今から10年前に亡くなったショルティ没後1年の1998年10月に、ショルティ基金のために開かれたチャリティコンサートでのライヴ。
メータとロストロポーヴィチ指揮のロンドンフィルに、フォン・オッターやゲオルギューらの人気歌手に加えてヴァイオリンのヴェンゲーロフが加わったもの。
曲は「エグモント」序曲にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
モーツァルトやプッチーニのアリアにワーグナーの「神々のたそがれ」など。
・「エグモント」序曲
・ラウダムス・テ~ミサ曲ハ短調から ;モーツァルト
・恋とはどんなものかしら~歌劇「フィガロの結婚」から
・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 ;チャイコフスキー
・神よ平和を与えたまえ~歌劇「運命の力」から
・私のお父さん~歌劇「ジャンニ・スキッキ」から
・楽劇「神々のたそがれ」から
夜明け~ジークフリートのラインへの旅~フィナーレ
ズービン・メータ、ロストロポーヴィチ(チャイコフスキー)指揮
ロンドンフィルハーモニー管弦楽団
Ms: アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(モーツァルト)
ヴァイオリン:マキシム・ヴェンゲローフ
ソプラノ :アンジェラ・ゲオルギュー
1998年10月18日 ロンドン・ロイヤルアルバートホール
第2楽章のカンツォネッタがこれほど悲しい曲だとは思わなかった。
聴いていて切なくなってきた。
人の運命、先のことは誰にもわからない。
今、生きているこの一瞬一瞬がいかに大切な時間なのかを考えさせられた一日。
先輩いろいろとお世話になりました。
御冥福をお祈りします。
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コメント
ご無沙汰。
毎日拝読していますよ。
今日の訃報に感じ入りました。
私たちもその歳というかその域です。
一日一日を大切にしたいですね。
チャイコのヴァイオリンコンチェルト2番。
沁みます。
投稿: 武田晴美 | 2017年10月10日 (火) 06時27分
久しぶりです。
私も貴君のブログ見てますよ。
晴耕雨読の充実ぶりが伝わってきます。
先輩は部活の私より一つ上の方。
日曜に庭木の手入れをしているうちに突然倒れそのまま逝ってしまったとのこと。
あっというまに冥界の人になってしまいました。
人はどこから来て何処に去っていくのか・・・
いろいろと考えてしまいました。
投稿: 山本晴望 | 2017年10月10日 (火) 21時34分