« 本日の練習、ちょっとトラブル? | トップページ | 島田瑠璃のサティ »

2017年12月17日 (日)

オリンピック音楽競技部門、金メダル作品

晴れのち曇り。師走も半ばの木枯らし吹く日曜日。

本日家内と娘は長泉町での小さなコンサートに出演。
昨日も音楽部屋で二人で合わせていた。

あいにく自分は仕事が入り聴くことができない。


混沌、流動化する世界情勢の中で来年2月には平昌オリンピック。
そして2020年には東京オリンピック。

それまでの2年の間に自分の身の回りだけでなく、世界の中の日本も大きく変わっていくのかもしれない。




音楽はオリンピック絡みで「サモン・ザ・ヒーローズ」


1996年のアトランタオリンピックの公式テーマ曲をタイトルとしたCD。

演奏はおなじみのジョン・ウイリアムズにボストン・ポップス管弦楽団とタングルウッド祝祭合唱団によるもの。



095

1.ジョン・ウィリアムズ:サモン・ザ・ヒーロー
(1996年アトランタ・オリンピック公式テーマ曲)

2.オルフ:カルミナ・ブラーナより「おお、運命の女神よ」
3.レオ・アルノー:ビューグラーズ・ドリーム
 ジョン・ウィリアムズ:オリンピック・ファンファーレ&テーマ
 (1984年ロス大会テーマ曲)

4.テオドラキス:オリンピックの歌より「ゼウスへの讃歌」
5.マイケル・トーク:ジャヴェリン

(1996年アトランタ・オリンピック委員会委嘱作品)

6.バーンスタイン:オリンピック讃歌
7.ショスタコーヴィチ:祝典序曲 作品96
  (1980年モスクワ大会)

8.ヴァンゲリス:新大陸発見
(映画「1492 コロンブス」より)

9.ミクロス・ローザ:戦車の行進
(映画「ベン・ハー」より)

10.スーク:祖国新生に向けて
11.ヴァンゲリス:「炎のランナー」のテーマ
12.ジョン・ウィリアムズ:オリンピック・スピリット



このCDにはオリンピックに関係した音楽が集められて、その中にはかなりの珍曲も含まれている。



たとえばヨゼフ・スークの「祖国新生へ向けて」。



この曲は1932年、オリンピックロサンゼルス大会音楽部門金メダル受賞曲だ。

かつてオリンピックには芸術分野の競技があった。

建築や文学、絵画そして音楽など。

今の感覚では全く考えられないけれども、当時は大真面目だったのだろう。




音楽部門は1912年のストックホルム大会から1948年のロンドン大会まで実施されている。


作曲部門のメダル受賞者では今でも名の残る人は、チェコのヨゼフ・スークとドイツのウエルナー・エックくらい。

他は全く知らない人たちばかり。


スークの曲は、ファンファーレの接続曲のようなちょうどヤナーチェクの「シンフォニエッタ」のような趣。

だが曲としてはかなり表面的でスークの作品中では下位の部類。

金メダル受賞曲といってもこの程度かいな。
というのが正直なところ。


1936年ベルリン大会でのエックの金メダル受賞曲「オリンピックのための祝典音楽」の録音はあるのだろうか。


ちなみに日本人では山田耕筰や諸井三郎らがオリンピック参加作品を提出しているが、いずれも選外。




このCDには他にギリシャの大家、テオドラキスの「オリンピックの歌」(1992年バルセロナ大会)、バーンスタインの「オリンピック賛歌」、アトランタオリンピック委員会委嘱作のジャヴェリン(トーク作曲)なども収録。


ショスタコーヴィチの「祝典序曲」はオリンピックのために作曲された作品ではないが、
1980年のモスクワ大会に使われたのだという。

ジョン・ウイリアムズの作品では「サモン・ザ・ヒーロ」のほかに「オリンピック・スピリット」、
そして1984年ロス大会の「オリンピックファンファーレとテーマ」など、おなじみのスターウォーズ的なジョン・ウイリアムズの音楽世界を聴くことができる。


「カルミナ・ブラーナ」の第1曲やヴァンゲリスの映画「コロンブス」の曲が入っている理由はよくわからない。


「炎のランナー」は1924年パリ大会が背景。


「ベン・ハー」の戦車の行進は、戦車競技の場面がオリンピックを彷彿させるからだろうか。



ちょっとこじつけ気味で無理もあるかもしれないが、アルバムとしては統一されたコンセプトで楽しめる。


演奏、録音とも良くて聴いていて元気が沸いてくるアルバムだ。


Youtubeはオリンピックファンファーレ

|

« 本日の練習、ちょっとトラブル? | トップページ | 島田瑠璃のサティ »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 本日の練習、ちょっとトラブル? | トップページ | 島田瑠璃のサティ »