コンヴィチュニーのメンデルスゾーン
晴れ、本日最高気温14度。冷たい風の吹いた師走の一日。
日曜に富士山に見えた大きな笠雲。
昨日の午後から曇り始めて夕刻から言い伝えの通り一時雨となった。
来年の定演のメイン曲はメンデルスゾーンの交響曲第3番。
沼響初のレパートリーだ。
果たしてホルンパートはどんなかな?と
全音から出ていたポケットスコア片手に聴いてみた。
演奏はフランツ・コンヴュチュニー指揮のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。
ベルリンクラシクスから出ていたCD。
ゲヴァントハウス管弦楽団はメンデルスゾーンが楽長であった時代に大きく飛躍。
シューベルトのグレート交響曲の初演もこのオケだ。
予想通りの頑固で重厚な演奏。
渋い響きが地味さを助長している。
「真夏の夜の夢」に聴かれるような軽妙なメンデルスゾーンはここでは希薄。
手持ちの全音のスコアは学生時代に購入したもので、
発行年月日の記載はないが定価600円。
今出ている全音の同曲のスコアは定価1400円。
ミスプリが多く2ページめから早速ホルンパートの部分がクラリネット表記になっている。
今は訂正されているかもしれないが。
無料楽譜サイトに自筆譜がアップされているのでそのうち確かめてみよう。
それにしても音符の多い曲だ。
弦楽器は細かい音符の連続でほとんど弾きっぱなし。
ホルンもこの時代のホルンパートによくある1,2番と3,4番ホルンは全く異なった扱い。
この規模の曲としては休みが少なく、フィナーレ最後には強烈な高音の連続攻撃。
今回の定演の前プログラムには、メンデルスゾーンに出番のないトロンボーン、チューバのためにワーグナーが決定している。
来年はキツイ舞台になりそうだな。
youtubeはドホナーニ指揮ウィーンフィルの「スコットランド」
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