クリスマスの夜に「ハイドンの舞曲集」
晴れのち曇り、夜から雨。
クリスマスイヴの日曜日。
朝の散歩では、愛犬ポコが拾ったペットボトルを咥えて離さず、取り上げようとしたら、にらまれたりしていた。
今日は年賀状を書こうかと思っていてもなんとなくその気になれず。
午後から馴染みの車の整備工場に家内の車を持って行ったついでに、家内と駅周辺で買い物したりして帰宅。
夜は娘が買ってきたクリスマスケーキでささやかなクリスマスイヴ。
音楽は、買い物の車内で山下達郎の「クリスマス・イヴ」を聴いていたりしたものの、昨日ノートルダムのクリスマスを聴いたので、今日はハイドンの軽い舞曲。
ウィーンベラムジカ合奏団によるハルモニアムンディのフランス版LP。
2ヶ月前にハードオフのジャンクコーナーで発見してほとんど衝動買い。
手に取った時、一瞬このジャケットは見たことがあるような気がしたのだが、108円という値段に背中を押されて買ってしまった。
だがやはり90年代初頭に同じものを買っていた。
しかもこのブログに記事まで残っている。
演奏はウィーンベラムジカ合奏団。
ハンガリーの民族楽器のチンバロンが加わっていたりと、酒場や民衆の集まる祭りの場で演奏されたであろう民族音楽的な野趣たっぷりの音楽。
演奏が余りにも巧みで、しかも録音が優秀なのでスルスルと入ってくるけれど
なんとなく他のハイドンの作品に比べて違和感があるのも事実。
ハイドンが作曲したダンス音楽はその数百曲を優に越えているものの、
偽作や、ハイドン自身が作曲を依頼されながら弟子たちに丸投げしたものもあるのだという。
そういえば自分が小学生の頃の音楽の教科書には、ハイドンの代表作として「おもちゃの交響曲」が載っていた。
この曲の作曲者はハイドンの弟ミヒャエル・ハイドン、レオポルド・モーツァルトなどのさまざまな説を得て、今ではスイスの作曲家エドゥアルド・アンゲラーの作であることが最有力ということになっている。
少なくともハイドン説はかなり早い時期に消えていたはずで、 思えばなんとも杜撰な教科書だった。
今でもハイドンといえば「おもちゃの交響曲」の紹介ページが頭に浮かぶほどの刷り込みになってしまっている。
YoutubeはJR東日本のCMから、1989年バブル華やかりし時代のクリスマスイヴ
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